SNAPSHOT
BTC/USD$83,642+0.7%
ETH/USD$2,536.60+1.0%
Coinbase(perp)$182.93+1.0%
S&P 500(perp)7,822.50+0.2%
米テック100(perp)30,975.00+0.2%
日経225(perp)68,962+0.1%
EUR/USD(perp)1.1209+0.0%
USD/JPY(perp)158.250+0.0%
Gold(perp)$4,201.80+0.3%
WTI(perp)$91.22+0.5%
米10年金利5.24%+0.4%
BTCボラティリティ(BVIV)39.17+0.9%
Review status: auto_collectedSource: collected_liveas-of 05:03 JSTPacket ID: alt20_2026101205Top-page market prices are Hyperliquid perpetual-futures prices (US 10Y from the U.S. Treasury).
SNAPSHOT 2026-10-12 05:03 JST

Event Risk Radar

📌Event Risk Radar|9/22週、市場が見る5つの先行指標

先週、3つの中央銀行が答えを出した。米国は0.25%上げて3.75〜4.00%、英国は6対3で据え置き、日本は7対2で1.25%へ。それでも1週間で米10年債利回りはほぼ動かず、大きく動いたのは原油と暗号資産だった。 9月21日、サウジアラビアの輸出回復と米イラン外交への期待で原油が11日ぶりの安値へ下げ、同じ日にビットコインは8か月ぶりの高値を付けたと伝えられる。法案が上院で止まった週に10%上げている。 今週は国連総会の一般討論が9月22日に始まり、米国とイランの首脳が同じ週に演台に立つ。原油安が外交の結果として続くのか、期待で終わるのか。 東京は9月24日、日銀の1.25%が適用される日に5連休明けで開く。割れた票と157円台の円安を、寄り付きがまとめて受け止める。

LiveMakers Editorial Desk

📌Event Risk Radar|9/22週、市場が見る5つの先行指標

今週の結論。

連邦準備制度 9月のFOMC声明(9/16・0.25%利上げで3.75〜4.00%、12対0)Board of Governors of the Federal Reserve System

先週、3つの中央銀行が答えを出した。連邦準備制度は9月16日に政策金利を0.25%上げて3.75〜4.00%とし、イングランド銀行は6対3で3.75%に据え置き、日本銀行は9月18日に7対2で1.25%へ上げた。今週の市場の焦点は原油に移る。国連総会の一般討論が9月22日にニューヨークで始まり、米国とイランの首脳が同じ週に演台に立つ。

利上げの週を終えても、米10年債利回りは1週間でほとんど動かず、大きく動いたのは原油と暗号資産だった。9月21日、サウジアラビアの輸出回復と米イラン外交への期待で原油が11日ぶりの安値へ下げると、ビットコインは同じ日に8か月ぶりの高値を付けたと伝えられている。今週は、この原油安が外交の結果として続くのか、期待だけで終わるのかを確かめる週になる。

9月22日朝7時半(日本時間)時点のコア12指標で、S&P 500は7,764.70、先週火曜朝の表の7,619.98から1.9%高。VIXは17.10から14.87へ下がった。米10年債利回りは4.963%で、1週間前の4.961%とほぼ同じ水準にある。WTIは95.49ドルで、先週の101.98ドルから100ドルを割り込んだ(期近の限月が切り替わる時期の数字)。金は4,381ドルで1.0%高。日経225先物は66,430で5.0%高と、先週の4.3%安を取り戻した。ドル指数は100.408で0.9%高、ドル円は157.285で1.9%の円安。日銀が利上げした週に円が売られている。暗号資産はビットコインが86,703ドルで10.4%高、イーサが2,773.73ドルで9.1%高、ADAが0.245284ドルで17.0%高、NIGHTが0.02419908ドルで15.5%高と、先週下げた小型の銘柄ほど大きく戻した。

1|確定イベント

今週は、東京が5連休を終えて開く日と、日銀の1.25%が適用される日が9月24日に重なる。そこへスイスの金融政策と米国の住宅・耐久財の統計が続く。来週には米国の物価指標と医薬品関税の適用拡大が控える。

  • 9/22(米):国連総会の一般討論が始まる(9/22〜26と9/28)。
  • 9/22(米):米2年債の入札。受渡は9/30。
  • 9/23:日本は秋分の日で休場。
  • 9/23(米):米5年債の入札。受渡は9/30。
  • 9/24:日本銀行の政策金利1.25%が適用される。東京の現物市場が5連休明けで再開する日でもある。
  • 9/24 16:30 JST(スイス9/24 9:30):スイス国民銀行の金融政策評価。10:00(スイス時間)から記者会見。
  • 9/24 23:00 JST(米9/24 10:00 ET):8月の米新築住宅販売(米国勢調査局)。住宅ローン金利が上がった月の需要。
  • 9/24(米):米7年債の入札。受渡は9/30。
  • 9/25 21:30 JST(米9/25 8:30 ET):8月の米耐久財受注(米国勢調査局)。
  • 来週の日程:9/29 13:01 JST(米9/29 0:01 EDT)に、特許医薬品への232条関税が、4月の布告の付属書IIIに載っていない企業にも適用される。税率は最大100%で、EU・日本・韓国・スイスからの輸入は15%。
  • 来週の日程:9/30 21:30 JST(米9/30 8:30 ET)に、8月の米個人所得・支出(PCE物価)と4-6月期GDPの確報値(米経済分析局)。同じ日の米国市場の引け後、日本時間10/1 5:30にMicronの決算説明会。
  • 来週以降:米証券取引委員会の暗号資産向け規則案(Regulation Crypto Assets)は、意見募集が10月20日に締め切られる。

2|市場予想・織り込み

連邦準備制度の利上げは12対0の全会一致だった。同時に出た経済見通しで、2026年末の政策金利の中央値は4.1%。いまの3.75〜4.00%からもう一度0.25%上げる水準で、18人のうち12人がそこに、4人がさらに上の4.375%に点を置いた。据え置きを見込んだのは2人だけだ。2026年のPCE物価の見通しは3.7%、食品とエネルギーを除いて3.4%。年内の会合は10月と12月に残る。

米国債は、その見通しを短い年限だけで受け止めた。米財務省の公式値で、9月14日から21日までに2年債は4.65%から4.76%へ11ベーシスポイント上がり、10年債は4.97%から4.96%、30年債は5.34%から5.29%へ下がった。2年と10年の差は32ベーシスポイントから20ベーシスポイントへ縮んでいる。先週の先行指標 Watch で、引き締めが景気を削ると市場が見始める目安に置いた20ベーシスポイント台に、1週間で届いた。

日本は、利上げの週に円が売られた。日銀の決定は7対2で、反対した浅田委員と佐藤委員はいずれも据え置きを主張している。物価上昇率(生鮮食品を除く)が最近2%を下回っていることや、経済と物価の動きが以前より大きく加速したとは見えないことを理由に挙げた。上げる側と待つ側に票が割れたことで、次の利上げが近いとは受け取られにくく、ドル円は157円台に上がった。財務省の国債金利情報では、連休前の9月17日時点で10年債が2.993%、30年債が4.047%、2年債が1.868%。10年債は9月15日に3.028%を付けた後、3%をわずかに下回って連休に入った。

イングランド銀行は据え置いたが、3人が4%への利上げを主張した。8月の英消費者物価は3.1%で、声明は来年初めにかけて4%をわずかに超えるとの見方を示している。次の会合は11月5日だ。

3|未確認・報道ベース

  • 原油。9月21日、ブレントの11月物は101.75ドル、WTIの10月物は98.34ドルと、11日ぶりの安値へ下げたと報じられている。トランプ大統領が国連総会の場でイランのペゼシュキアン大統領と会うことに「おそらく前向き」と述べたことが材料とされる。ただしホワイトハウスの当局者は、イラン代表団と会う予定はないと述べたとも伝えられる。
  • サウジアラビアの輸出。東西パイプラインの停止を受けて、サウジアラビアはホルムズ海峡経由の出荷を増やしたとされる。同海峡経由の出荷は直近6日間の平均で日量290万バレルと、8月の約70万バレルから増えたとの分析が報じられている。一方でフーシ派による設備への攻撃は続いていると伝えられ、パイプラインの再開時期は定まっていない。
  • 国連総会の日程。トランプ大統領は9月22日に演説し、同じ日に湾岸6か国の首脳と会談すると報じられている。ペゼシュキアン大統領の演説は9月23日と伝えられる。
  • 暗号資産の急伸。ビットコインは9月21日に8万5,000ドル台に乗せ、24時間の清算額は約7億9,500万ドル、そのうち約6億6,800万ドルが売り持ちの強制決済だったと報じられている。
  • 暗号資産の市場構造法案。9月15日の上院の手続き採決は49対50で60票に届かず、法案は審議入りできなかったと報じられている。再採決の動議は出されたが、日程は決まっておらず、中間選挙後の会期に持ち越すとの見方がある。その2日後、米商品先物取引委員会は暗号資産市場の規則案をホワイトハウスの審査へ送ったと伝えられる。法律を待たずに既存の権限で規則を作る道だが、中身は審査が終わるまで公表されない。

4|価格に効く経路

  • 国連総会での米イランの接触 → 中東のリスクプレミアム → 原油 → 期待インフレ率 → 米長期金利
  • サウジアラビアの海峡経由の出荷 → 原油の供給 → 9月分の物価指標のエネルギー寄与
  • 連邦準備制度の年内もう一度の利上げ見通し → 米2年債 → 2年と10年の差の縮小 → 景気減速の織り込み
  • 日銀の割れた票 → 次の利上げの遠のき → 円安 → 9/24の東京再開時の輸出株と円金利
  • 原油安 → 物価の上振れ懸念の後退 → 売り持ちの巻き戻し → 暗号資産と小型の銘柄
  • 医薬品関税の適用拡大(9/29) → 欧州・日本の製薬企業の輸出価格 → 米国の医薬品価格 → 物価指標
  • 規則案の審査と意見募集 → 米国の規制の見通し → 暗号資産関連の株と取引所

5|先行指標 Watch

  • WTI 95.49ドル:国連総会で米イランの接触が形になれば90ドル台前半へ、接触が見送られてパイプラインの再開も遅れれば100ドルへ戻る。いまの価格には、まだ形になっていない外交への期待が入っている
  • 米2年と10年の差 20ベーシスポイント:10ベーシスポイント台に入るなら、市場は年内もう一度の利上げが景気を削ると見ている。30ベーシスポイントへ戻るなら、原油安で長期の物価見通しが下がった分を短期金利が追っている
  • 米2年債 4.76%:2年・5年・7年の入札が3日続く。落札利回りが入札前の水準を上回る回が続けば、年内の利上げを市場がさらに強く織り込み始めている
  • ドル円 157.285:日銀が上げた週に円が1.9%安くなった。9/24に東京が開いて円金利が1.25%の適用を受けた後も158円台へ進むなら、利上げは円を支える材料として効いていない
  • 日本10年債 2.993%(9/17):9/24の再開後に3%を上回って定着するか。上回らなければ、割れた票が次の利上げを遠ざけたと市場が読んでいる
  • VIX 14.87:利上げの週を越えて1週間で17.10から下がった。原油が100ドルへ戻る日に17を超えるかどうかが、株の楽観の厚さを測る
  • 日経225先物 66,430:連休中に5.0%戻した。9/24の現物の寄り付きが、円安と米株高をどこまでそのまま受け取るか
  • ビットコイン 86,703ドル・ADA 0.245284ドル:法案が止まった週に10%超上げた。原油が戻っても8万ドル台を保てば、売り持ちの巻き戻しから先の買いが入っている。原油と一緒に崩れるなら、上げの中身は清算だった。買いの厚みは、米国の現物ビットコインETFの日次の資金流出入(Farside Investors)で確かめられる
  • 金 4,381ドル:原油が6%下げた週に1.0%上げた。期待インフレ率が下がる中でも上げ続けるなら、物価への保険とは別の買い手がいる

【今週の分岐】

Base scenario:
国連総会で米イランの首脳会談は実現しないが、双方が演説で対話の余地を残し、原油は90ドル台半ばで落ち着く。米国債の入札は無難にこなされ、2年債は4.7%台、2年と10年の差は20ベーシスポイント前後で止まる。9/24に東京が開くと、円安を受けて日経平均は連休中の先物の上げをおおむね引き継ぎ、ドル円は157円台で動く。スイス国民銀行は政策金利を据え置く。暗号資産は8万ドル台で上げ幅を一部返しながら値を保つ。

Risk scenario:
国連総会での接触が見送られ、湾岸での攻撃が続いてパイプラインの再開も遅れ、WTIが100ドルへ戻る。原油高が米国の年内もう一度の利上げを確かなものにし、2年債は4.8%台へ、2年と10年の差は10ベーシスポイント台へ縮む。VIXは17を超える。東京は再開初日に先物の上げを吐き出し、円安が輸出株を支えきれない。暗号資産は原油と逆向きに動いた先週の上げを清算とともに返し、8万ドルを試す。9/29の医薬品関税の適用拡大が、欧州と日本の製薬株に重なる。

Alt scenario:
トランプ大統領とペゼシュキアン大統領が国連の場で接触し、停戦や海上輸送の安全について具体的な言葉が出る。WTIは90ドルを割り、期待インフレ率の低下が長い年限の金利を押し下げて、2年と10年の差は一時的に10ベーシスポイント台へ縮む。この縮小は物価見通しの低下によるもので、景気の減速を映したものとは読まない。ドルが下げ、ドル円は155円台へ戻る。原油安で物価の上振れ懸念が後退すれば、年内もう一度の利上げは経済見通しどおりにとどまり、暗号資産と小型株の上げが続く。

今週の見方。

利上げの週が終わって、市場の関心は中央銀行から国連へ移った。連邦準備制度は年内にもう一度上げると見通しに書き、18人のうち16人が年内の追加利上げを見込んでいる。その見通しが実際の10月や12月の決定になるかどうかは、9月分の物価指標で原油がどれだけ寄与するかに懸かっている。そして今週、原油の行方を左右するのは、ニューヨークで米国とイランの首脳が同じ週に何を話すかだ。

先週の値動きは、その順序をはっきり見せた。米10年債利回りは利上げの週をほぼ横ばいで越え、ビットコインは法案が止まった週に10%上げた。どちらも、原油が下げた日に大きく動いている。価格を動かしているのは、原油を通じて金利の見通しを変える外交だ。

東京は9月24日、日銀の1.25%が適用されるのと同じ日に5日ぶりに開く。割れた票と円安、連休中の米株高と原油安を、寄り付きがまとめて受け止める。確かめる先は、その日の財務省の国債金利情報で10年債が3%の上にあるかどうか、そして9月30日に米経済分析局が出す8月のPCE物価だ。

🔗 一次ソース

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