SNAPSHOT
BTC/USD$83,606+0.7%
ETH/USD$2,532.64+1.0%
Coinbase(perp)$182.83+1.1%
S&P 500(perp)7,820.70+0.1%
米テック100(perp)30,976.00+0.2%
日経225(perp)69,021+0.3%
EUR/USD(perp)1.1204-0.0%
USD/JPY(perp)158.240-0.1%
Gold(perp)$4,188.60-0.1%
WTI(perp)$91.97+1.0%
米10年金利5.24%+0.4%
BTCボラティリティ(BVIV)39.40+1.6%
Review status: auto_collectedSource: collected_liveas-of 07:30 JSTPacket ID: alt20_2026101207Top-page market prices are Hyperliquid perpetual-futures prices (US 10Y from the U.S. Treasury).
SNAPSHOT 2026-10-12 07:30 JST

12 Indicators: Morning

🔬 8月4日朝のマーケット|12指標

LiveMakers Editorial Desk

止まっていた3つの板が、まとめて開いた。
S&P500は6月3日以来の高値、米10年債は7月末に付けた最高水準から反落、VIXは7月16日以来の低さ。
そしてブレントが-7.26%。今朝の12指標で最大の動きは、上げた側ではなく下げた側にある。

財務省「国債金利情報」(日次公表の国債金利。8月4日朝の時点で最新は7月31日分・10年2.801%/30年3.982%を日次CSVで確認)財務省

昨日この欄は、米株・米10年債・VIXの3つが金曜の位置で止まったままだと書いた。答えを出す番は米国市場が開いてからだ、とも書いた。

8月3日、3つとも動いた。S&P500は7,600.50へ+1.48%、米10年債は4.686%へ-1.24%、VIXは15.86へ-0.81%。株が上げ、金利が下がり、警戒が緩んだ。

今朝の主題は、株が上げたことではない。上げ方の理屈が、先週までと入れ替わったことだ。

7月は「金利が上がり、ドルが下がり、株が上げた」月として終わった。この三つは本来そろわない。今朝は金利が下がり、原油が下がり、株が上げている。教科書の順番に戻っている。噛み合わなかったずれは、株が下げることではなく、金利が下げることで解けた。

【朝の12指標】

日本時間2026年8月4日07:30時点の自動12指標レコードを基準にしたスナップショット。暗号資産は4日朝のライブ値。米株・米10年債・VIX・DXYは8月3日(月)の終値。為替・金・原油・日経先物も8月3日の足で、週末を挟むため前営業日比の基準は7月31日(金)の終値になる。

1|BTC
$63,482(-0.08%)
ほぼ動かなかった。米国株が6月以来の高値をつけた日に、BTCは横ばいで受けている。$63K台の滞留はこれで4日目になる。

2|ETH
$1,857.57(-1.61%)
$1,900を回復できずに反落した。BTCより下げ幅が大きく、株高の側には付いていない。

3|ADA
$0.193563(+2.27%)
続伸。この定点観測では6月3日の$0.214445以来の高い水準になる。ただし単独の動きではなく、後述する暗号資産内部の分岐の一部だ。

4|NIGHT
$0.01908996(-3.84%)参考値
反落。今朝の観測銘柄で最大の下げになる。外部の主要取引所で独立に確認できていないため参考値として扱う。

5|S&P 500
7,600.50(+1.48%)
この定点観測では3日ぶりに数字が動き、6月3日の7,609.78以来の高い水準へ乗せた。金曜引けからは1セッションでの上げになる。6月3日はこの観測を始めてからの最高値で、そこまで残り9ポイントほどしかない。ナスダックは+2.13%の25,913.90、ダウは+1.32%の53,178.41。上げ幅はハイテク側が最も大きい。

6|日経平均先物(NKD1)
63,585(+0.40%)
小幅高。7月31日の63,330から255ポイント上げたが、7月30日に付けた63,765には届いていない。円が157円台に入ったなかで、日本株の先物はほとんど動いていない。

7|DXY
99.991(+0.19%)
反発した。100の大台のすぐ下まで戻している。株・金・プライベート資産が同時に上げた日に、ドルも上げた。昨日はドルが下がる側に資産が並んだが、今朝その並びは崩れている。

8|USD/JPY
157.377(-1.75%)
円高方向。週末を挟んだ7月31日終値からの比較で、今朝の12指標では為替が最も大きく動いている。この定点観測でこの水準を見たのは5月中旬以来だ。日米の10年金利差は1.885ポイントで、昨日の1.944から縮んだ。縮んだ分は米国側の低下だけで説明がつく——日本の10年債は動いていない。

9|Gold
$4,106.60(+1.42%)
4,100ドル台を回復した。ドルが上げた日に金も上げている。金利低下がドル高を打ち消す形で効いた。

10|WTI
$79.97(-5.55%)
80ドルを割った。この定点観測では7月29日の$79.26以来の低い水準になる。ブレントは$83.58(-7.26%)で、こちらも同じ観測で7月14日の$83.09以来の低さ。今朝の12指標で最大の下げは原油の側にある。7月23日に紅海の船舶被害を受けてブレントが三桁を回復してから、7営業日で16%下げた計算になる。地政学プレミアムは、乗った時と同じ速さで抜けている。

その前日にはOPEC+の7カ国が会合を開き、9月分として日量18万8,000バレルの増産を決めている。供給側の材料が、プレミアムの抜けたところへ重なった形だ。

11|米10年債利回り
4.686%(-1.24%)
反落した。7月31日に付けた4.745%は、この定点観測での最高水準にあたる。次のセッションでそこから下げている。日本の10年債は2.801%、30年債は3.982%(財務省の日次公表は7月31日分が最新)。7月31日は日銀が決定を出した日だが、10年債の金利はその前日から変わっていない。動いたのは30年債の1.1ベーシスポイントだけだ。

12|VIX
15.86(-0.81%)
16を割った位置から、さらに一段下げた。この定点観測では7月16日の15.67以来の低さになる。7月29日終値の20.66からは3営業日で-23%。材料の詰まった週の入口で、警戒はむしろ緩んでいる。

🛰️ 補助シグナル(サテライト|12指標本体とは別枠)

以下は12指標本体の置き換えではなく、値動きがどこから来ているかを見る別枠として扱う。個別株は8月3日(月)終値・7月31日(金)比・配当調整後。

Private Markets / RWA

9社すべてが上げた。しかも幅が大きい。

Blue Owl +8.35%、Ares +8.18%、Hamilton Lane +6.75%、Carlyle +6.28%、StepStone +6.22%、TPG +6.09%、Blackstone +5.42%、KKR +5.06%、Apollo +3.05%。9社の平均はおよそ+6%で、S&P500の+1.48%どころかナスダックの+2.13%も大きく上回っている。

このレーンは日々のボラティリティが構造的に小さく、静かな日が続くのが通常だ。今朝はその逆に振れた。そして振れた日は、米10年債が最高水準から反落した日と同じ日だった。

7月24日、この欄は「4.657%という割引率が9社中8社の下落を説明する」と書いた。今朝は割引率が下がり、9社中9社が上げている。同じレバーが逆向きに引かれた形だ。非上場資産を抱えるビジネスは、金利の水準そのもので値付けが動く。今朝の12指標のなかで、金利低下をいちばん素直に価格へ変換したのはこのレーンだった。

AI Capital Cycle

上げ方の順番が、7月下旬から入れ替わった。

Oracle +9.22%、Vertiv +8.89%、Meta +6.02%、Microsoft +4.93%、Alphabet +4.88%、Amazon +4.58%、Marvell +3.31%、NVIDIA +2.93%、Atlassian +2.67%、ServiceNow +2.66%、Arista +2.52%、Applied Materials +2.08%。観測している19銘柄すべてが上げた。

7月24日、この欄は「支出する側」と「受け取る側」で線が引かれたと書いた。Alphabetは決算で予想を上回りながら設備投資の上積みを理由に-7.13%下げ、同じ日にMicron・Applied Materials・Lam Researchが上げていた。

今朝は逆だ。上げ幅の上位はOracle、Meta、Microsoft、Alphabet、Amazonと、投資を出す側に寄っている。受け取る側のMicron +0.79%、Lam Research +0.54%、TSMC +0.46%は、指数に届いていない。

金利が下がると、遠い将来のキャッシュフローで値が付いている側ほど戻りが大きい。設備投資を積み増す判断が10日前は負担として売られ、今朝は将来の収益として買われている。決定の中身は10日で変わらない。変わったのは、その決定を割り引く金利のほうだ。

【12指標の読み方】

今朝の構造は4点に整理できる。

第一に、株高のエンジンが入れ替わった。7月の株高は、金利が上がりドルが下がるなかで起きていた。理屈としては噛み合わない組み合わせだ。今朝の株高は、金利が下がり原油が下がるなかで起きている。割引率が下がり、投入コストが下がり、株が上がる。教科書の順番そのものだ。ずれは、株が下げることではなく、金利が下げることで解けた。

第二に、その証拠は12指標の外側にはっきり出ている。金利の水準に最も素直に反応するプライベート市場9社が、3〜8%の幅で全社上げた。株式指数の上げ幅の3倍から5倍にあたる。株全体が買われたというより、金利が下がったことに反応する資産が選ばれて買われている。AI関連で投資を出す側が上位に来たのも、同じ理屈の裏返しだ。

第三に、ドルは下がっていない。DXYは+0.19%で100の大台のすぐ下まで戻した。昨日は、ドルが下がり金と暗号資産が上がるという並びだった。今朝はドルが上がり、それでも金は+1.42%上げている。今日の相場を動かしているのはドルの水準ではなく、金利の水準だ。ドル安トレードとして読むと、今朝の並びは説明できない。

一方で円だけは別に動いている。USD/JPYは-1.75%で、DXYの向きと逆だ。日米10年金利差は1.885ポイントへ縮んだが、縮めたのは米国側の低下だけで、日本の10年債は2.801%から動いていない。7月31日の日銀決定の日に10年債が動かなかったという事実は、今日の10年入札の前に押さえておく価値がある。円を動かしているのは、いまのところ日本側の金利ではない。

第四に、暗号資産は今朝の株高に付いていない。BTCは-0.08%でほぼ横ばい、ETHは-1.61%。株が6月以来の高値をつけた日に、時価総額の大きい2つは動かなかった。一方でATOM +7.44%、ALGO +6.83%、DOT +3.27%、ADA +2.27%、FET +1.42%、ICP +1.15%が上げ、XRP、SOL、LINK、AVAX、WLFI、NIGHTは下げている。昨日は観測銘柄が全部上げていた。今朝はそれが上下に割れた。株の側で起きたリスク選好は、暗号資産の中心には渡っていない。

【先行指標 Watch】

① S&P 500 7,600.50——この定点観測の最高値は6月3日の7,609.78。残りは9ポイントほどしかない。今週のうちに更新するか

② 米10年債 4.686%——7月31日の4.745%からの反落が続くか。8月5日の四半期定例リファンディングで年限ごとの発行計画が示される。今朝の株高とプライベート資産の上げは、この利回りが下がり続けることを前提にしている

③ 日本国債 10年2.801%・30年3.982%(7月31日時点)——本日8月4日に10年利付国債、6日に30年利付国債の入札。日銀決定の日に10年債が動かなかった状態で、入札がどう入るか

④ USD/JPY 157.377——日米10年金利差1.885ポイント。米国側の低下だけで縮んだ差が、どこまで円を運ぶか。156円台に入るかどうか

⑤ ブレント $83.58・WTI $79.97——7月14日の$83.09を下抜けるか。OPEC+は9月分の増産を決め、次回会合は9月6日。水曜のEIA週次在庫統計が最初の材料になる

⑥ VIX 15.86——7月16日の15.67以来の低さ。15割れに向かうか。材料の並ぶ週で警戒が緩んだままなら、非対称は昨日より広がる

⑦ プライベート市場9社——金利が下がった1日で3〜8%上げた。金利が戻したときに同じだけ返すか、株から資金が移る継続的な動きか

⑧ BTC $63,482・ETH $1,857.57——株が6月以来の高値をつけた日に動かなかった。米国株の上げが遅れて波及するか、この乖離が残るか

⑨ DXY 99.991——100の大台。株高とドル高が同時に成立する形が続くなら、7月とは別のレジームに入ったことになる

今日の結論。

週末を挟んで3日ぶりに数字の変わった米国の板が、答えを出した。株は6月以来の高値、金利は最高水準から反落、VIXは7月中旬以来の低さ。3つとも同じ方向を向いている。

だがその答えは、昨日の朝に並んでいたものとは違った。昨日はドルが下がる側に資産が並んだ。今朝はドルが上げ、それでも金と株とプライベート資産が上げている。動かしているのはドルではなく金利だ。

7月の株高は、金利上昇とドル安のなかで起きていた。この組み合わせは本来そろわない。今朝、そのずれは解けた。解き方は、株が金利に合わせて下げることではなく、金利が株に合わせて下げることだった。

そして今週は、その金利に直接手を入れる材料が並ぶ。本日の10年入札、6日の30年入札、5日の米四半期定例リファンディング。原油はOPEC+の増産決定を受けた最初の週に入っている。

今朝の12指標が示しているのは、市場が答えを出したという事実ではない。答えを出したその日に、答えの前提を書き換える材料が並び始めた、という順番のほうだ。

🔗 一次ソース

本稿は市場環境の解説であり、投資推奨ではない。数値は更新時刻・データ元により差が出る。

🌐 https://sition.jp

——SITION Group · @SITIONjp

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