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SNAPSHOT 2026-10-12 07:30 JST

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📡 Signal|Canary の PEPE 現物 ETF、修正届で上場先と保管業者を明記

Canary Capital が PEPE 現物 ETF の修正届を SEC に提出。上場先 Cboe BZX・保管 BitGo・価格指標 CoinDesk が埋まり、ティッカーと料率はまだ空欄。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|Canary の PEPE 現物 ETF、修正届で上場先と保管業者を明記

米資産運用会社 Canary Capital は10月2日、ミームコイン PEPE を現物で保有する ETF の登録届出書 (Form S-1) について、最初の修正届を SEC に提出した。4月8日の当初の届出では空欄だった上場先、保管業者、価格指標の 3 つが、今回の修正で埋まった。

上場先は Cboe BZX 取引所、PEPE の保管は BitGo Bank & Trust、純資産価値の算定は CoinDesk Indices の指標による。一方で、ティッカーと信託報酬の料率はまだ空欄のままだ。半年ぶりの修正で何が決まり、何が残っているかを、当初の届出と突き合わせて整理する。

当初の届出と比べて埋まった 3 つの空欄

4月の当初の届出は、目論見書の冒頭から上場先が「___」と空欄で、PEPE を保管するカストディアン (保管業者) の名前も、価格指標の名称と算出者も空いていた。修正届ではこれらが次のように記された。

  • 上場先: Cboe BZX Exchange
  • PEPE の保管: BitGo Bank & Trust, N.A. (現金の保管は当初から U.S. Bank)
  • 価格指標: CoinDesk Indices が算出する「CoinDesk PEPE Benchmark Rate 60m NY Rate」。主要な取引所の約定をもとにした 60 分間の時間加重平均価格

ETF の設定と解約は 1 万口単位で、イーサリアムのネットワーク手数料を払うために資産の最大 5% を ETH で持てるという仕組みは当初から変わっていない。PEPE はイーサリアム上の ERC-20 トークンで、送金のたびに ETH 建ての手数料がかかるためだ。ETH は投資目的では持たないと明記されている。

ティッカーは「[___]」、信託報酬の料率も空欄で、初期の自己資金 (シード) に関する記述も括弧書きの未確定部分が残る。今回の修正で整ったのは運用の器で、投資家にとっての条件はまだ出ていない。

書き足されたリスクの数字

修正届では、リスク開示にも具体的な数字が加わった。PEPE の発行時に交換所向けの流動性用として確保されていた複数署名のウォレットから、2023年8月に当時のチームメンバー 3 人が総供給量の約3.8% (約16兆枚) を取引所へ移した一件だ。当初の届出もこの出来事自体は書いていたが、修正届は「移転後の 24 時間で PEPE の価格は約16%下落し、約0.00000110ドルから約0.00000092ドルになった」と市場データを付け加えた。そのうえで、下落のどこまでが移転によるもので、どこからが市場全体の動きによるものかは確認できないとしている。

保有の集中も引き続き開示されている。上位 10 アドレスが流通量の約41%を持ち、上位 15 のうち 11 は PEPE を扱う取引所のウォレットだという。届出は PEPE について、ブランドや文化的な結びつきを超えたブロックチェーン上の用途が確認されていないと書き、価値はオンラインでの人気と社会的な関心に左右されるとする。投資額のほぼ全てを失う可能性があるという記述も残る。

ミームコイン ETF までの道筋

ビットコインの現物 ETF は2024年1月、取引所ごとの規則変更を SEC が個別に承認する形で上場した。この手順を変えたのが、SEC が2025年9月17日に承認した、現物の商品や暗号資産を持つ ETP (上場取引型商品) の一般上場基準だ。Nasdaq、Cboe BZX、NYSE Arca の 3 取引所は、基準を満たす商品なら個別の規則変更の申請なしに上場できるようになった。

基準を満たす条件は 3 つある。その資産が監視情報の共有組織 (ISG) に加盟する市場で取引されていること、米 CFTC の認可市場で監視情報の共有を伴う先物が 6 か月以上取引されていること、あるいはその資産に 40% 以上連動する ETF がすでに上場していること、のいずれかだ。最初のミームコインとされるドージコイン (DOGE) では、Grayscale の現物 ETF が2025年11月、この一般上場基準のもとで NYSE Arca に上場している。

PEPE がこれらの条件のどれで上場を目指すのかは、修正届の本文からは読み取れない。Canary は同じ時期に、ステーキング型の INJ (9月24日) や TRX (7月24日) の ETF でも修正届を出しており、ビットコインやイーサリアムの外側の銘柄を一つずつ上場の手前まで運ぶ動きを続けている。

器はできた、残るのは条件

修正届で上場先、保管業者、価格指標が決まったことで、PEPE ETF は上場に必要な外枠の大半がそろった。残るのは投資家にとっての条件で、手数料がいくらか、どのティッカーで売買されるか、そして一般上場基準のどの条件に乗るかだ。

確認できる次の一点は、EDGAR の Canary PEPE ETF (CIK 2109686) の提出書類一覧に載る次の修正届だ。ティッカーと信託報酬の料率が埋まった版が出れば、上場が近い合図になる。あわせて、Cboe BZX の新規上場の告知に PEPE ETF が載るかどうかを見る。

ことば

  • 修正届 (Pre-Effective Amendment) — 登録届出書が効力を持つ前に、記載を追加・訂正するために出す書類。上場先や手数料などの空欄は、効力発生の直前までに順に埋まっていく。
  • 一般上場基準 — 2025年9月に SEC が承認した、現物の商品や暗号資産を持つ ETP の共通の上場ルール。条件を満たせば、取引所は銘柄ごとの承認を待たずに上場できる。
  • ミームコイン — ネット上の流行やキャラクターをもとに生まれた暗号資産。PEPE はカエルのミームを由来とし、届出は用途ではなく人気と関心で価値が動くと説明している。

🔗 一次ソース

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