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SNAPSHOT 2026-10-12 07:30 JST

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📡 Signal|Solana 上のトークン化株、9月の DEX 取引高が約44億ドル

Solana 上のトークン化株の9月の DEX 取引高が約44億ドル。6月の山を上回り、Raydium への集中が進んだ。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|Solana 上のトークン化株、9月の DEX 取引高が約44億ドル

Solana の公式アカウントは日本時間10月5日未明、Solana 上のトークン化株(米国株などに連動するブロックチェーン上のトークン)の9月の取引高が約44億ドルを超えたと公表した。添えられたのは調査会社 Blockworks の集計で、Solana の分散型取引所(DEX)での月間取引高を発行体の別なく合算したグラフだ。

9月の棒は、2025年6月から続くこのグラフのなかで最も高い。7月と8月にいったん細った取引が、9月に3倍強へ膨らんだ。トークン化株の焦点は、発行できるかどうかから、どの取引所の、どの規則の下で取引が積み上がるかへ移りつつある。

グラフが示す山と谷

Blockworks のグラフを月ごとに追うと、取引高はまっすぐ伸びてきたわけではない。2026年3月ごろから月数億ドルの水準に乗り、6月に35億ドル前後の山をつくった。7月は14億5,000万ドル前後、8月はそれをやや下回る水準まで戻り、9月に約44億ドルへ跳ねた。

6月の山と9月の山は、中身が違う。6月の取引は Orca、Raydium、ZeroFi、Meteora など複数の DEX に分かれていた。9月はグラフ上で6割強を Raydium が占め、1つの取引所への集中が目立つ。山の形が、分散型から集中型に変わった。

数字の範囲にも注意が要る。このグラフが数えるのは Solana 上の DEX での売買だけだ。中央集権型の取引所の板で売買されたトークン化株や、他のチェーンでの取引は含まない。

Solana の外にある、もう一つの流れ

トークン化株の取引は、Solana だけで起きているわけではない。Robinhood は2025年6月30日、欧州の利用者向けに米国株と ETF のトークンを、イーサリアムの上に作られたネットワークである Arbitrum 上で提供し始めた。売買は Robinhood のアプリの中で完結し、DEX を通らない。

同じトークン化株でも、Solana では誰でも使える DEX に流動性が集まり、イーサリアム系では証券会社が自社のアプリの中で発行から売買までを抱える。今回の44億ドルは前者の流れの大きさを測った数字であり、トークン化株の市場全体の大きさではない。

規則の側も動き始めた

取引の場をめぐる規則も、9月に動いた。米証券取引委員会(SEC)は9月17日、トークン化された米国株を自動マーケットメーカー(AMM)の仕組みで売買させる場について、取引所としての登録を免除する命令を出した。期限は2031年9月17日で、大型株は1つの場で75銘柄まで、銘柄ごとに前月の1日平均出来高の0.25%までという上限が付く。

Solana の DEX で売買されてきたトークン化株は、この免除の枠の外で発行・流通してきた。SEC の免除の枠を使う取引の場が米国内に生まれれば、規制の内側と外側の2つの流れが並ぶことになる。どちらに流動性が集まるかは、44億ドルという数字の意味を次の数カ月で塗り替えうる。

次に見るもの

確認できる次の一点は、11月初めに10月分が加わる Blockworks の同じグラフだ。9月の山が6月のように翌月にしぼむのか、それとも水準として定着するのかが、取引の実需を測る最初の材料になる。

並行して見るのは、SEC の免除命令の掲載ページ(File No. 4-927)だ。免除の枠で取引の場を開く事業者の告知が載るかどうかが分かる。取引の場は稼働の30日以上前に告知する決まりで、10月中にその名前が見え始める可能性がある。

ことば

  • トークン化株 — 株式の値動きに連動するトークンをブロックチェーン上で発行したもの。株主の議決権を持たない設計が多い一方、24時間の売買や他のトークンとの組み合わせができる。発行体や裏付けの仕組みは商品ごとに異なる。
  • 分散型取引所(DEX) — 運営会社が注文をまとめる板を持たず、ブロックチェーン上のプログラムが売買を成立させる取引所。Raydium や Orca は Solana 上の代表的な DEX で、トークン化株の売買の多くがここで起きている。
  • 自動マーケットメーカー(AMM) — 買い手と売り手を直接つなぐ代わりに、資金を預けたプールとの間で決まった計算式で価格を決めて売買させる仕組み。SEC の9月の免除命令は、この方式の取引の場を対象にした。

🔗 一次ソース

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