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SNAPSHOT 2026-10-12 07:30 JST

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📡 Signal|NEAR のウォレット MyNearWallet が提供終了へ

NEAR のウェブウォレット MyNearWallet が 10 月 31 日で提供を終える。資産はチェーン上に残るが、鍵と復元フレーズを自分で持っているかが分かれ目になる。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|NEAR のウォレット MyNearWallet が提供終了へ

NEAR Protocol は 10 月 6 日、公式 X で、NEAR のウェブウォレット MyNearWallet の提供を 10 月 31 日に終了すると告知した。資産はチェーン上にあり、必要なのは新しいアクセス手段だけだとして、移行先に near.com を挙げている。

終わるのは「財布」ではなく、財布を開くための窓口のほうだ。自己管理型のウォレットが提供を終えるとき、利用者が確かめるべきは、自分の鍵をそのウォレットの外でも使える形で持っているかどうかだ。

何が終わり、何が残るのか

MyNearWallet は、利用者が自分で鍵を管理する自己管理型のウォレットだ。NEAR の告知は「資産はチェーン上に保管されている」と明記している。トークンも、ステーキングで預けた NEAR も、記録は NEAR のブロックチェーン上にあり、ウォレットの提供終了で消えるわけではない。

消えるのは、その記録にアクセスするための画面と仕組みだ。MyNearWallet で口座を作り、復元フレーズ (シードフレーズ) を控えていれば、別のウォレットに同じ口座を読み込める。控えていない場合は、MyNearWallet が使えるうちに、資産を新しいウォレットの口座へ送る必要がある。10 月 31 日は、その作業の締め切りだ。

ステーキングで NEAR を預けている場合も考え方は同じだ。預け先はチェーン上のステーキング用の契約で、ウォレットはそれを操作する窓口にすぎない。ただし、引き出しや預け替えの操作をするには、新しい窓口が要る。

移行先の near.com

NEAR が移行先に挙げた near.com は、1 つの口座で 30 以上のチェーンをまたいでスワップ・送金・運用ができるとうたうサービスだ。告知は、機密性の高い取引を標準にしている (confidential by default) ことも打ち出している。

NEAR にとってこの移行は、単一チェーンのウェブウォレットから、複数チェーンをまとめて扱う入口への切り替えでもある。利用者の側から見れば、慣れた画面がなくなり、新しいサービスの仕組みと規約に乗り換えることになる。移行先を選ぶのは利用者自身で、NEAR に対応する別のウォレットを選ぶこともできる。

ウォレットにも寿命がある

ビットコインやイーサリアムでも、ウォレットのアプリが開発や提供を終えることは珍しくない。そのたびに問われてきたのは同じことだ。鍵を自分で持っている限り、アプリが消えても資産には別の入口から入れる。鍵がアプリの中にしかなければ、アプリの寿命が資産へのアクセスの寿命になる。

自己管理型のウォレットは、取引所に資産を預けない代わりに、鍵の管理を利用者に委ねる。MyNearWallet の提供終了は、その責任の中身を思い出させる出来事だ。

次に見るもの

10 月 31 日の提供終了までに確かめることは 2 つある。1 つは、MyNearWallet に入れている口座の復元フレーズを、紙など自分の手元に控えているか。もう 1 つは、ステーキングで預けている NEAR があるなら、移行先のウォレットからその預け先を操作できるか。

移行の手順は NEAR の公式 X の告知が案内している。大きな額を動かす前に、少額で送金と表示を確かめてから進めるのが安全だ。

ことば

  • 自己管理型ウォレット — 資産を動かすための鍵を、取引所などの事業者ではなく利用者自身が持つウォレット。事業者が倒れても資産は失われにくい一方、鍵をなくすと誰も復元できない。
  • 復元フレーズ (シードフレーズ) — ウォレットの鍵を、12〜24 個の英単語の並びで表したもの。これがあれば、別のウォレットアプリに同じ口座を復元できる。人に見せると資産を抜き取られるため、オンラインに保存しない。

🔗 一次ソース

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