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SNAPSHOT 2026-10-12 05:03 JST

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📡 Signal|Aptos のステーキング報酬2.6%、チェーン上ではすでに稼働

Aptos の報酬率はチェーン上ですでに年率2.6%。10月に報じられた改定は2月に公表され3月の投票を通っていたが、21億の上限と2億1,000万 APT のロックはまだ実行の証跡が出ていない。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|Aptos のステーキング報酬2.6%、チェーン上ではすでに稼働

Aptos のステーキング報酬は、チェーン上の設定で見るとすでに年率2.6%に下がっている。10月8日以降、Aptos Foundation が報酬の半減や2億1,000万 APT の永久ステーキングを打ち出したと相次いで報じられたが、その計画は2026年2月に公表され、主要な変更は3月のオンチェーン投票を通っていた。

10月は、Aptos の初期の投資家と貢献者に向けた4年間のアンロックが終わる月にあたる。新しい発表ではなく、半年前に決めた供給の引き締めが効き始める節目として読むのが正確だ。何が実行済みで、何がまだ約束の段階かを、一次データで分ける。速報は 10月9日の記事 と 同日の続報 で伝えた。

2月の改定案と、3月の3つの投票

改定の中身は、財団が2026年2月18日に出した改善提案 AIP-140 にまとまっている。柱は5つだ。

  • ステーキング報酬の年率を5.19%から2.6%へ下げる
  • 取引手数料 (ガス代) をまず10倍に上げる (手数料はすべて焼却される)
  • 発行の上限を21億 APT とする
  • 財団が2億1,000万 APT を永久にロックしてステーキングし、売却や配布に回さない
  • 今後の助成金を成果目標の達成に連動させる

このうち3つは、Aptos のオンチェーン・ガバナンスで投票にかけられた。チェーン上の記録では、供給上限の提案 (183番) が2月26日に作られて3月9日に確定し、賛成は約3億3,518万 APT、反対は約1,541 APT だった。報酬率の更新 (184番) は3月10日に作られて3月16日に、ガス代10倍 (185番) は3月16日に作られて3月19日に確定し、どちらも賛成が約3億2,000万 APT 台、反対が約210万 APT だった。

実行済みのものと、まだ約束のもの

報酬率は実行済みだ。Aptos のシステム設定 (StakingRewardsConfig) にある1エポックあたりの報酬率は約0.00059%で、エポックは2時間なので年4,380回、年率に直すとちょうど2.6%になる。この値は報酬率の下限としても設定されており、ここから先は下がらない。

供給上限は、投票を通ったがコードの変更とは別だ。183番の提案の実行スクリプトは「投票のためだけの空の提案」と明記されており、上限をプロトコルに書き込む実装は後から行うとされていた。発行の上限を2,100万枚としてプロトコル自体に持つ BTC と比べると、Aptos の21億はまだ合意の段階にある。

2億1,000万 APT の永久ステーキングは、AIP-140 では「確実に行う」という約束として書かれている。どのアドレスに、いつからロックされたかを示す財団の公表は、10月11日時点で確認できない。比率についても、AIP-140 は当時の流通量11億9,600万 APT の約18%としているが、チェーン上の総供給量は10月11日時点で約12億991万 APT で、これで割ると約17.4%になる。

10月のアンロック終了が試すもの

AIP-140 は、初期の4年間のアンロックが2026年10月に終わることで、年あたりの新規供給の解放は約60%減るとみている。報酬率の引き下げとガス代の焼却が加われば、2027年以降の供給圧力ははっきり下がる、というのが財団の見立てだ。

確認先は2つある。1つは Aptos のチェーン上の総供給量で、アンロックが終わった10月下旬以降に増え方が実際に鈍るかを、今の約12億991万 APT と比べて見る。もう1つは財団の公式発表とガバナンスの提案一覧で、2億1,000万 APT のロック先のアドレスと、21億の上限をコードに書き込む提案がいつ出るかを見る。

ことば

  • AIP — Aptos Improvement Proposal の略で、Aptos の仕様や経済設計の変更を提案する文書。受理された後、必要なものはオンチェーンの投票にかけられて実行される。
  • エポック — ブロックチェーンがステーキング報酬の計算やバリデーターの入れ替えを区切る単位の期間。Aptos では2時間で、報酬率もエポックごとの値で設定されている。

🔗 一次ソース

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