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SNAPSHOT 2026-10-14 23:03 JST

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📡 Signal|DriveWealth、欧州の決済に Ripple の RLUSD を導入へ

米国株の取引基盤 DriveWealth が Ripple と提携し、XRP Ledger 上の RLUSD を欧州の決済に組み込む。入金、保管、株式の金融取引でも協力し、米国への拡大も計画する。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|DriveWealth、欧州の決済に Ripple の RLUSD を導入へ

米国株の取引の裏側を担う DriveWealth と、ブロックチェーン決済の Ripple は10月14日、提携を発表した。DriveWealth は Ripple のステーブルコイン RLUSD を XRP Ledger (XRPL) 上で使い、まず欧州での決済に組み込む。米国への拡大も計画し、国境をまたぐ入金、資産の保管、株式の金融取引でも協力する。

株は米国で約定の翌営業日に決済されるようになった。それでも海外から米国株の口座へドルを送る道は、銀行の送金を待つ時間が残っている。DriveWealth はその待ち時間を、ほぼ即時に現金へ換わるステーブルコインで埋めようとしている。

DriveWealth は何をつなぐ会社か

DriveWealth は自らを「証券業務をサービスとして提供する」基盤と説明する。フィンテック企業、デジタルウォレット、金融機関が、自社のアプリの中で利用者に米国株の売買を提供できるよう、裏側の証券業務を引き受ける。発表によると、世界で 100 を超える提携先にこの仕組みを提供している。

利用者が直接 DriveWealth の名前を目にすることは少ない。海外のアプリで米国株を買うとき、その注文と資金が通る配管の一つがこの会社だ。DriveWealth が資金の動かし方を変えると、その上に載る多くのアプリの入金の体験が一度に変わりうる。

提携の 4 つの分野

発表が挙げた分野は 4 つある。

  • ステーブルコインでの決済: Ripple の基盤を組み込み、XRPL 上の RLUSD と、Ripple が RLUSD を発行・償還する機能を使う。まず欧州で始め、米国へ広げる計画
  • 支払い: Ripple Payments を組み込み、世界の提携先からの国境をまたぐ入金を受ける
  • 保管: 欧州での暗号資産の保管で Ripple と協力し、ほかの市場へも広げる
  • 株式の金融取引: Ripple の機関投資家向け部門 Ripple Prime と、米国株と株式デリバティブでの協力を「検討している」

発表によると、DriveWealth の顧客は、担保の口座への入金と管理を、銀行の送金を待たずに、ほぼ即時に現金へ換わるステーブルコインで行えるようになる。DriveWealth は財務と保管の基盤も Ripple の仕組みに移し、ドル、ステーブルコイン、暗号資産をまとめて一つの画面で見て、相互に動かせるようにするという。

発表の書き方は「組み込みを進めている」「計画している」「検討している」で、いずれもサービス開始の日付は書かれていない。The Block は「RLUSD を使う」と報じたが、現時点では導入の途中の段階にある。

「24時間・週5日」の取引と、追いつかない資金

DriveWealth の CEO、ナウリーン・ハッサン氏は発表で「すでに週5日・24時間の取引を可能にした。次は資金の動きを合わせる必要がある」と述べた。顧客の資本が「夜間や週末に眠らず、常に働き続ける」ようにすることが狙いだという。

取引の時間は延びても、ドルを動かす銀行の送金は営業時間と国をまたぐ処理に縛られる。ステーブルコインは週末も夜間も動くので、その差を埋めやすい。Ripple でステーブルコインを統括するジャック・マクドナルド氏は、DriveWealth が持ち込んだのは国境をまたぐ決済の課題だったが、より広く協力できると分かったと話している。

ステーブルコインを証券の決済に使う動きは、ドル建ての USDT や USDC が先に広がった。発行量では RLUSD はまだそれらに及ばない。DefiLlama の集計では、RLUSD の流通量は約 24 億ドルで、イーサリアムと XRPL の両方で発行されている。今回の提携で使うのは XRPL 側だ。Ripple は RLUSD の使い道を、送金から証券の配管へ広げようとしている。

次に見るもの

確認できる次の一点は、10月28日にニューヨークで開かれる Ripple のイベント「Swell」だ。発表によると、ここで両社の対談が予定されている。欧州での決済の開始時期、最初に使う提携先のアプリ、米国への拡大の条件が語られるかを見る。

もう一点は、DriveWealth の欧州の関連会社がどの規制の下で RLUSD を扱うかだ。EU の暗号資産規制 MiCA の下では、ステーブルコインの扱いに条件がある。欧州から始める理由と、その規制上の整理が、発表の続報で示されるかが焦点になる。

ことば

  • RLUSD — Ripple が発行する米ドル建てのステーブルコイン。米ドルの預金や短期の米国債などで裏付け、XRP Ledger とイーサリアムで発行されている。
  • 証券業務のサービス提供 (Brokerage-as-a-Service) — 証券会社の機能を部品として他社に貸し出す事業。アプリの運営者は自ら証券会社にならずに、利用者へ株の売買を提供できる。
  • T+1 — 株の売買が約定した翌営業日に、代金と株の受け渡しを終える決済の期限。米国は2024年に、それまでの T+2 から短縮した。

🔗 一次ソース

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