SNAPSHOT
BTC/USD$83,606+0.7%
ETH/USD$2,532.64+1.0%
Coinbase(perp)$182.83+1.1%
S&P 500(perp)7,820.70+0.1%
米テック100(perp)30,976.00+0.2%
日経225(perp)69,021+0.3%
EUR/USD(perp)1.1204-0.0%
USD/JPY(perp)158.240-0.1%
Gold(perp)$4,188.60-0.1%
WTI(perp)$91.97+1.0%
米10年金利5.24%+0.4%
BTCボラティリティ(BVIV)39.40+1.6%
Review status: auto_collectedSource: collected_liveas-of 07:30 JSTPacket ID: alt20_2026101207Top-page market prices are Hyperliquid perpetual-futures prices (US 10Y from the U.S. Treasury).
SNAPSHOT 2026-10-12 07:30 JST

Signal

📡 Signal|タイ GULF 傘下の Gulf Labs、Injective のバリデータに

タイの GULF グループ傘下の Gulf Labs が Injective の機関向けバリデータとして稼働。トークン化やステーブルコインでの協業は検討段階だが、取引所 Binance TH を持つグループの参加になる。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|タイ GULF 傘下の Gulf Labs、Injective のバリデータに

タイの大手企業グループ GULF の傘下でブロックチェーン事業を担う Gulf Labs は10月8日、暗号資産ネットワーク Injective の機関向けバリデータ (検証者) として稼働を始めたと発表した。あわせて、トークン化、ステーブルコイン、タイ国内での普及と教育、インフラ提供の各分野で Injective と協業を検討する。

エネルギーや通信を手がけ、時価総額約270億ドルとされる財閥系グループが、特定のブロックチェーンの運営に自ら加わった。タイでは同じ週に、証券取引委員会がビットコインとイーサリアムの国内 ETF 規則を発表しており (10日の記事)、規制の入口と大企業の参加が同時期に動いている。

稼働しているのはバリデータ、それ以外は「検討」

発表は GlobeNewswire を通じてバンコク発で配信された。中身を、すでに動いているものと、これからの計画に分けると次のとおりだ。

すでに動いているもの:

  • Gulf Labs が Injective の機関向けバリデータを運用し、ネットワークの安全確保とプロトコルのガバナンス (運営方針の投票) に加わる

これから検討するもの:

  • タイの金融機関と組むトークン化とステーブルコインの取り組み
  • タイの銀行、事業会社、発行体、デジタル資産企業と Injective をつなぐこと
  • 国内での教育と普及の経路づくり
  • グループのインフラ部門 Gulf Edge によるデータセンター、クラウド、AI 計算資源の提供

発表には、提携先となる銀行の名前も、取引の金額も、バリデータに預けられた資産の量も書かれていない。Injective の最高執行責任者 (COO) Mirza Uddin は「Gulf Labs はすでにバリデータを運用しており、この協業はネットワークへの実際の参加から始まる」とコメントした。

Binance TH を持つグループという意味

この発表で目を引くのは、GULF がタイの規制下にある暗号資産取引所の運営にも関わっている点だ。タイの取引所 Binance TH を運営する Gulf Binance は、Gulf Edge と Binance 関連会社の合弁会社で、タイ財務省からデジタル資産取引所とブローカーの免許を受け、タイ証券取引委員会の監督を受けている。

発表によれば、Binance TH との間では、市場教育や利用者の取り込み、オンチェーンの機関向け商品とタイの規制市場をつなぐ方法を検討する。こちらも決まった施策ではなく検討の段階だ。

それでも、取引所の運営、データセンター、そしてブロックチェーンの検証者を同じグループが持つことになる。タイで暗号資産やトークン化の商品が国内の規制市場に並ぶとき、その流れの複数の段にこのグループが関われる位置に立った。

銘柄を選ぶ企業、という読み方

バリデータとして大企業が参加すること自体は、Injective に限った話ではない。イーサリアムのような主要チェーンでも、取引所やカストディ事業者がバリデータを運営している。違いは選び方にある。主要チェーンでは誰でも参加できる大きなネットワークの一員になるのに対し、時価総額の小さいチェーンでは、一社の参加がネットワークの性格や対外的な信用に占める比重が大きい。

Injective は9月、米 SEC への移転代理人登録の翌月に、規制対応のトークン規格を稼働させており (9月26日の記事)、機関向けの金融インフラを打ち出している。そこにタイの財閥系グループの名前が加わった。発表が実際の銀行や発行体の名前を伴う段階に進むかどうかで、今回の協業の重さが決まる。

次に見るもの

確認先は、Injective のチェーン上のバリデータ一覧での Gulf Labs の順位と預かり量、そして GULF グループや Binance TH の公式発表だ。タイの銀行や発行体の名前を伴うトークン化・ステーブルコインの案件が出るかどうかを、タイ証券取引委員会の国内 ETF 規則が施行される16日以降の動きとあわせて見る。

ことば

  • バリデータ — プルーフ・オブ・ステーク型のブロックチェーンで、取引を検証してブロックを作る運営者。預かった暗号資産の量に応じて役割が大きくなり、ネットワークの運営方針の投票にも加わる。
  • トークン化 — 株式や債券、預金などの資産の権利を、ブロックチェーン上のトークンとして発行すること。取引や決済の時間を短くし、小口で持てるようにする狙いがある。

🔗 一次ソース

Related articles