SNAPSHOT
BTC/USD$82,856-1.1%
ETH/USD$2,488.64-2.3%
Coinbase(perp)$179.87-1.7%
S&P 500(perp)7,789.60-0.6%
米テック100(perp)30,442.00-1.8%
日経225(perp)67,377-2.5%
EUR/USD(perp)1.1180-0.3%
USD/JPY(perp)158.170+0.0%
Gold(perp)$4,177.30-0.6%
WTI(perp)$91.62+2.3%
米10年金利5.24%+0.4%
BTCボラティリティ(BVIV)38.80-2.5%
Review status: auto_collectedSource: collected_liveas-of 12:03 JSTPacket ID: alt20_2026101312Top-page market prices are Hyperliquid perpetual-futures prices (US 10Y from the U.S. Treasury).
SNAPSHOT 2026-10-13 12:03 JST

Signal

📡 Signal|SWI Group、ビットコイン採掘拠点の AI 転換へ8億ユーロ増資

SWI Group が8億ユーロを増資。支配権を得たビットコイン採掘会社の拠点を、AI と高性能計算の基盤へ作り替える。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|SWI Group、ビットコイン採掘拠点の AI 転換へ8億ユーロ増資

ユーロネクスト・アムステルダムに上場する SWI Group は10月12日、機関投資家から8億ユーロの増資を受けると発表した。表題に掲げた評価額は61億ユーロで、3月以降に集めた株式の資金は累計10億ユーロを超える。資金はデータセンターと AI の計算能力、電力の設備に充てる。

同社は6月以降、米国を中心にビットコインを採掘する Genesis Digital Assets (GDA) の支配権を握り、採掘拠点の一部を AI と高性能計算 (HPC) の基盤へ作り替える計画を進めている。採掘のために押さえた電力と土地に、機関投資家の資本が AI の計算基盤として値を付けた案件だ。

増資の中身: 投資家名は伏せ、株主の裾野を広げる

発表によると、増資は新株を複数回に分けて発行する形で行い、発行後の株式の総数は5億5,839万9,385株になる。投資家は「機関投資家」とだけ書かれ、名前は明かされていない。一部の投資家には、株式市場での節目の達成を条件に、保有株に関するオプションが付く。

1株あたりの価格と、61億ユーロが増資の前と後のどちらの評価かは、発表に書かれていない。浮動株の比率は約20%に上がるという。創業者で最高経営責任者のマックス・エルベ・ジョルジュ氏は「計算とデータセンターの市場の速さについていくための取引だ」と述べた。

採掘会社を買い、拠点を AI 向けに作り替える

SWI Group は、デジタル分野への長期の投資を手がける持株会社だ。9月30日に出した2026年上半期の決算のリリースによると、6月末の総資産は44億ユーロ、調整後の純資産は23億ユーロで、2025年末から53%増えた。上半期の利益6億3,160万ユーロは、主に GDA への投資の評価益だ。

GDA には6月に出資し、期末の後に議決権の約70%を握って支配権を得た。GDA は SWI Digital に名前を変え、米国を中心に約1.2ギガワットの送電網への接続を確保している。リリースは、適した採掘拠点を大規模な AI と HPC の基盤に転換すると書いた。

欧州でも、AiOnX という基盤で約2.3ギガワットの計画容量を持ち、うち1つの施設は巨大クラウド事業者に貸し出している。欧米を合わせた電力容量は約4ギガワットになる。8月には NVIDIA のパートナー網で計算機器の優先パートナーに選ばれた。

採掘から計算へ、電力の行き先が変わる

ビットコインの採掘は、大きな電力と送電網への接続を必要とする。その接続は、AI のデータセンターが最も欲しがる資源でもある。採掘の収益が半減期のたびに細るなか、電力をより高い値で売れる AI の計算へ振り向ける動きが、採掘業界に広がってきた。今回の案件は、上場する投資会社が採掘会社の支配権ごと取得し、その転換に株式の資金を積み増した例になる。

ただ、計算の需要が収益に変わるかは、まだ見えていない。同社は巨大クラウド事業者や AI 開発会社と、複数の拠点での長期の利用契約を「進んだ協議」の段階にあるとし、契約の総額は数百億ドル規模になりうるとした。署名した契約は示していない。決算のリリースには売上高が示されておらず、利益の大半は評価益だ。

次に見るもの

確認先は2つある。1つは同社の公表資料の一覧で、巨大クラウド事業者との長期の利用契約が署名に至ったかを見る。もう1つは、同社が検討しているとした米国での株式市場の取引で、投資家に付けたオプションの条件となる株式市場の節目と重なりうるため、上場や売り出しの発表が出るかを追う。

ことば

  • HPC (高性能計算) — 大量の計算を並列でこなす計算機の使い方。AI の学習や推論のほか、科学技術の計算にも使われ、多くの電力と冷却の設備を必要とする。
  • 調整後の純資産 (Adjusted NAV) — 保有する資産から負債を引いた純資産に、会社独自の調整を加えた指標。投資会社が持ち分の価値を示すときに使う。
  • 送電網への接続 — 発電所や大口の需要家が電力網とつながる権利と設備。新しく確保するのに年単位の時間がかかり、AI のデータセンターの立地を左右する資源になっている。

🔗 一次ソース

Related articles