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SNAPSHOT 2026-10-13 12:03 JST

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📡 Signal|モスクワ取引所、個人に BTC・ETH・USDT の現物取引を開く計画

モスクワ取引所が12月1日に暗号資産の現物取引を始める計画。個人は BTC・ETH・USDT の3銘柄・年30万ルーブルまで。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|モスクワ取引所、個人に BTC・ETH・USDT の現物取引を開く計画

ロシアの主要な取引所であるモスクワ取引所 (MOEX) は、12月1日に暗号資産の現物取引を始める計画だ。同取引所のボリス・ブロヒン上級マネージングディレクターが10月8日、ズベルバンク系の投資サービスが開いたフォーラムで記者団に明らかにした。適格投資家でない一般の個人は、ビットコイン (BTC)、イーサリアム (ETH)、ステーブルコインの USDT の3銘柄に限られ、購入額は仲介業者1社あたり年30万ルーブルまでとなる。

Interfax の報道 (2026年10月8日)Interfax.ru

9月1日に施行された新法で、ロシアは暗号資産を投資の対象として認め、国内の支払いには使わせない線を引いた。その枠の中で、株式と同じ取引所の基盤に暗号資産の売り場ができる。これまで適格投資家に限っていた暗号資産の商品が、一般の個人にも開かれる最初の窓口になる。

発言の中身: 既存の免許と提携の預託機関で

Interfax によると、ブロヒン氏は現物取引の試験を約1週間前に始めたと述べ、「活発に試験を進めている」と話した。取引の決済には提携するデジタル預託機関を使い、市場の参加者はそこに口座を開く。取引所は追加の許可や免許を必要としないという。

TASS の報道を引いた Vesti は、同取引所の担当者が「新しい規制のもとで、取引の運営者としての現在の免許を使える」と述べたと伝えた。株式市場で使っている基盤をそのまま使うため、参加者にとっても取引所にとっても手間が少ないという説明だ。

ただ、12月1日の開始は計画の段階にある。同取引所の公式のプレスリリースは、執筆時点で出ていない。Kommersant によると、監査役会の議長セルゲイ・シュベツォフ氏は9月、12月1日までに技術的な準備が整うとしつつ、それまでに規制の文書が出ることを期待すると述べていた。

個人の枠を決める中銀の規則は、まだ草案

一般の個人に対する3銘柄と年30万ルーブルの枠は、ロシア中央銀行の指示の草案に書かれている。中銀が8月に公開した草案は、新法「デジタル通貨およびデジタル権利について」(2026年8月4日付の連邦法第282号) にもとづき、仲介業者を通じて1暦年に買える上限を30万ルーブルとし、対象をビットコイン、イーサリアム、テザー USDT の3つと定めた。

この指示が正式に公布され、施行されたことは、10月12日時点で中銀の公布の一覧からは確認できなかった。枠の数字が最終的にどう決まるかは、公布を待つ必要がある。

法律事務所 ALRUD の解説によると、新法は一般の個人が暗号資産を買う前に、仲介業者などが行う知識のテストに合格することも求めている。適格投資家は銘柄にも金額にも上限がない。

先物から現物へ、段階を踏む取引所

同取引所は暗号資産の先物を先に広げてきた。9月22日には、ビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRP、トロンの5つの指数に連動する先物を始めた。1日ごとに決済し、自動で次の日へ繰り越す仕組みで、同取引所は「永久先物」と呼ぶ。価格はドル建てで示し、決済はルーブルで行う。この商品は適格投資家に限られている。

先物は現物の受け渡しがなく、価格の差額だけをやり取りする。12月に始まる現物取引では、実際の暗号資産を預託機関の口座に持つことになる。売り場の性格が、値動きに賭ける場から、資産そのものを持つ場へ広がる。

他の取引所も動く。Vedomosti によると、サンクトペテルブルク取引所 (SPB Exchange) も年内に暗号資産の取引を始める意向を示している。

米国では2024年にビットコインとイーサリアムの現物 ETF が上場し、個人は証券口座から両銘柄に投資できるようになった。ロシアの個人向けの3銘柄も BTC と ETH を軸に、ドル建てのステーブルコインを1つ加えた構成だ。違いは、ロシアでは ETF を通さず現物そのものを買い、しかも年額の上限がかかる点にある。

次に見るもの

確認先は2つある。1つはロシア中央銀行の公布の一覧で、30万ルーブルの枠を定める指示が正式に公布されるかを見る。もう1つはモスクワ取引所のプレスリリースで、12月1日までに提携する預託機関の名前と、取引に参加するブローカーの一覧が出るかを追う。

ことば

  • 適格投資家 — ロシアで一定の資産額や取引経験、専門の資格などの条件を満たした投資家。リスクの高い商品に投資できる一方、一般の個人より保護の規定は薄い。
  • デジタル預託機関 — 暗号資産などのデジタル資産を、投資家の名義で預かり記録する機関。取引所で売買された暗号資産の受け渡しは、この口座の間で行われる。
  • 永久先物 — 満期のない先物。モスクワ取引所の商品は、1日ごとに決済して翌日へ自動で繰り越す形をとり、資金調達料で先物と指数の価格差を埋める。

🔗 一次ソース

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