12 Indicators: Morning
🔬 10月11日朝のマーケット|12指標
BTCの連動先物は$83,028(+0.63%)と、10月9日の朝の$81,665から2日続けて上げた。同じ24時間に、変動率の指数BVIVの連動先物も+2.63%の39.031へ上げている。
BTCの連動先物は$83,028(+0.63%)で、10月9日の朝の$81,665から2日続けて上げた。
同じ24時間に、BTCの先行きの変動率の指数(BVIV)の連動先物も+2.63%の39.031へ上げ、10月4日〜8日の朝の幅37.5〜38.4の上へ戻った。
株・金・ユーロの連動先物4本は0.02%の内で止まり、伝統的な市場の側で動いたのは日経225の-0.24%とWTI原油の-0.31%だけだった。
今朝の主題は、値段が戻っても、変動への備えは解かれなかったことだ。
10月9日の朝は観測点に、BTCが8万ドルの手前で止まるかを挙げた。BTCは$81,665で止まり、10日の朝に+1.05%、今朝に+0.63%と2日で1,363ドル戻した。ふつう、値段が戻る日には変動への備えは軽くなる。10日の朝はそのとおりで、BVIVは-4.17%と幅の中へ下げた。今朝は違う。BTCが上げた24時間に、BVIVも+2.63%上げた。先週の日曜の朝は、BTC +0.23%に対してBVIV -1.12%だった。同じ週末の24時間で、組み合わせが逆になっている。3日後の10月14日には、米国の9月の消費者物価指数が出る。
【朝の12指標】
基準は2026年10月11日06:35 JST。1〜7・9・10・12はHyperliquidの先物(perp)の取得時点の価格で、括弧内は24時間比(前日終値比ではない)。株価指数・ユーロ・金・原油は、原資産に連動する先物の値である。8のUSD/JPYは欧州中央銀行(ECB)の参照レートから算出した10月9日の値、11の米10年金利は米財務省が10月9日分として公表した利回りで、週末はどちらも新しい公表がない。
1|BTC
$83,028(+0.63%)
10月9日の朝の$81,665が、10月4日以降の朝の最安だった。そこから2日続けて上げたが、8日の朝の$83,258.0にはまだ230ドル届いていない。上げ幅は暗号資産3銘柄で最も小さい。
2|ETH
$2,507.5(+0.95%)
2,500ドルの上に戻った。朝の値で2,500ドルを上回るのは10月8日の$2,567.7以来。9日・10日の朝はその下にいた。上げ幅はBTCの1.5倍。
3|SOL
$110.16(+1.02%)
10日の朝の$109.01が、10月4日以降の朝の最安だった。今朝は110ドル台に戻し、9日の朝の$110.07とほぼ同じ位置にいる。12の外では、FET +5.56%、ADA +5.33%、SUI +5.06%、ALGO +4.75%と4〜5%台の上げが並び、10日の朝に+15.58%だったATOMは-3.64%と下げた(いずれも先物の24時間比)。BTC、ETH、SOL、その先の銘柄と、規模が小さいほど上げ幅が大きい並びは、先週の日曜の朝と同じだ。
4|S&P 500 連動先物
7,811.3(-0.01%)
米国の現物株は金曜の引けから取引がない。10日の朝の7,811.4から0.1しか動いていない。
5|米テック100 連動先物
30,910(+0.01%)
10日の朝と同じ30,910。後段の補助シグナルで見るAI関連の個別株の先物も、24時間で-0.16%〜+0.74%の内に収まった。
6|日経225 連動先物
68,909(-0.24%)
株の連動先物3本のなかで、週末に動いたのはこれだけだった。10日の朝の69,073から下げ、9日の朝の68,419と10日の朝の値のあいだにいる。東京の市場は12日(月)がスポーツの日で休みになり、現物の答え合わせは13日(火)まで持ち越される。
7|EUR/USD
1.1205(-0.02%)
10日の朝と同じ1.1205。この1週間の朝は1.1199〜1.1265の幅にあり、週末もその中で止まっている。
8|USD/JPY
158.255円(10月9日・ECB 参照レートから算出)
金曜の値のまま。ECBは週末に参照レートを公表しないため、次の値は12日(月)の公表になる。日米の10年金利差は2.151%ポイント(米国10月9日の5.24%と日本10月8日の3.089%)。
9|金
$4,190.9(+0.01%)
10日の朝に$4,192.7と10月4日以降の朝で最も高い値を付け、今朝もその1.8ドル下にいる。10日の朝までの24時間で1.42%上げた位置を、週末は崩していない。
10|WTI 原油
$90.839(-0.31%)
伝統的な市場に連動する先物のなかで、下げ幅は最も大きい。それでも91ドル前後の位置は変わっていない。12の外のブレント原油連動先物は$101.96(-0.25%)で、100ドルの上を保っている。
11|米10年金利
5.24%(10月9日)
金曜に公表された値のまま。10月5日の5.31%が2026年の最高で、8日の5.22%まで下げたあと、9日に2bp戻した。bpは金利の変化の単位で、1bpは0.01%ポイント。12日(月)は米国の債券市場が休むため、次に新しい値が出るのは13日分になる。
12|BTC ボラティリティ(BVIV)
39.031(+2.63%)
BTCのオプション価格から算出される、先行きの変動率の指数(BVIV)に連動する先物の値。10月4日〜8日の朝は37.5〜38.4の幅にいた。9日の朝に39.692、10日の朝に38.036、今朝は39.031と、10月4日以降の朝で2番目に高い。値段の下げに付いてきた備えが、値段が戻っても積み増されている。
🛰️ 補助シグナル
12指標本体の置き換えではなく、補助として2枠を置く。個別株の値はHyperliquidの連動先物の24時間比(日本時間10月11日06:43ごろの取得)で、前営業日の終値ではない。
Private Markets・RWA:Blackstone 連動先物 +0.22%、Coinbase 連動先物 +0.61%、Robinhood 連動先物 +0.36%。どれも1%に届かず、週末の動意は乏しい。暗号資産の値動きに近いCoinbaseとRobinhoodが、Blackstoneより少し大きく上げた。
Fiscal & Currency Regime:日本の10年国債は10月8日に3.089%、30年は4.136%(財務省)。10年は7日に3.111%と、1996年8月以来の高さを付けた。今週は12日が祝日で、日本の国債市場の新しい値は13日から。14日には5年利付国債の入札がある。米国も12日は債券市場が休む。
【12指標の読み方】
第一に、BTCの値段と変動の見込みが、同じ向きに上げた。
BTC +0.63%、BVIV +2.63%。前日は値段の戻りに合わせて備えが軽くなったが、今朝は値段が上がった24時間に備えが積み増された。オプション市場は、下げが止まったことより、値動きが大きくなることのほうに値段を付けている。
第二に、暗号資産の上げは、規模の順に並んだ。
BTC +0.63%、ETH +0.95%、SOL +1.02%、12の外のアルトコインは4〜5%台。先週の日曜の朝も同じ並びだった。週末に原資産そのものの市場が開いているのは暗号資産だけで、2週続けて、週末の値動きは小さい銘柄ほど大きく出ている。
第三に、伝統的な市場の連動先物は、金曜の位置で止まった。
S&P 500 -0.01%、米テック100 +0.01%、EUR/USD -0.02%、金+0.01%。動いた日経225 -0.24%とWTI -0.31%も、10日の朝からの小さな下げにとどまる。金は10月4日以降の朝の最高の近くに、原油は91ドル前後に、そのまま週を越している。
第四に、月曜は日米の休みがずれる。
東京は12日がスポーツの日で、株も国債も休む。米国は株式市場が開き、債券市場が休む。週末の連動先物の値段に答えが出るのは、月曜の米国株が先、日本は火曜になる。
【先行指標 Watch】
① BVIV 39.031。9日の朝の39.692を上に抜けて40台に乗せるか。BTCが上げても下げても備えが積み増される形が続くかを見る。
② BTC $83,028。8日の朝の$83,258.0を回復するか。9日の朝の$81,665が、10月4日以降の下値として残るか。
③ 10月14日(日本時間21時30分)の米国の9月の消費者物価指数。8月は前月比0.4%、前年比3.4%だった。米10年5.24%と、BVIVがその前後でどう動くか。
④ 日経225 連動先物68,909。週末に-0.24%下げた位置に、13日(火)の東京の現物がどこから付くか。
⑤ 日本の10年3.089%と日米10年差2.151%ポイント。14日の5年利付国債の入札で、3.111%を付けた10年に続いて5年にも厚い需要が付くか。
⑥ 金$4,190.9。10日の朝の$4,192.7を上に抜けるか。
⑦ WTI原油$90.839・ブレント$101.96。12日の祝日で木曜にずれる15日の米週次石油統計で、商業用原油在庫が2週続けて減るか。
今日の結論
土曜の朝から日曜の朝まで、株・金・ユーロに連動する先物はほぼ動かず、暗号資産は規模の小さい順に大きく上げた。BTCは10月9日の朝の安値から2日続けて戻し、ETHは2,500ドルの上に返った。その24時間に、BVIVも2.63%上げている。値段は戻り、変動への備えは解かれていない。
備えが正しかったかは、3日後に分かる。最初の確認先は、10月14日の米労働統計局の9月の消費者物価指数と、その前後のBVIVの値である。
🔗 一次ソース
- Hyperliquid(先物 perp の価格)app.hyperliquid.xyz
- 米財務省「Daily Treasury Par Yield Curve Rates」(10月5日 10年5.31%・10月8日 5.22%・10月9日 5.24%)home.treasury.gov
ECB 参照レート(USD/JPY は EUR/JPY÷EUR/USD で算出)European Central Bank
財務省「国債金利情報」(10月7日 10年3.111%、10月8日 10年3.089%・30年4.136%)財務省
財務省「入札カレンダー:令和8年10月」(10月14日 5年利付国債)財務省
内閣府「国民の祝日について」(令和8年のスポーツの日は10月12日)内閣府ホームページ- SIFMA「Holiday Schedule」(2026年10月12日 Columbus Day の米国債券市場)SIFMA
米労働統計局「Release Schedule for October 2026」(10月14日 9月の消費者物価指数)Bureau of Labor Statistics- 米労働統計局「Consumer Price Index — August 2026」(前月比0.4%・前年比3.4%) https://www.bls.gov/news.release/cpi.nr0.htm
- 米エネルギー情報局「Weekly Petroleum Status Report」(次回は10月15日) https://www.eia.gov/petroleum/supply/weekly/
本稿は市場環境の解説であり、投資推奨ではない。数値は更新時刻・データ元により差が出る。
🔗 この記事 https://livemakers.com/ja/articles/mkt12-morning-20261011-be3c8800
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