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SNAPSHOT 2026-10-12 07:30 JST

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📡 Signal|OKX、Circle と Ripple などから評価額250億ドルで出資受け入れ

OKX が Circle・Ripple・SC Ventures・QRT から出資を受けた。評価額は3月と同じ250億ドルで額は非公開。4社とも OKX の発行・流動性・担保・保管を担う取引先だ。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|OKX、Circle と Ripple などから評価額250億ドルで出資受け入れ

暗号資産取引所の OKX は10月6日、Circle、Ripple、英スタンダードチャータード銀行の投資部門 SC Ventures、ロンドンのヘッジファンド Qube Research & Technologies (QRT) から出資を受けたと発表した。評価額は出資前で250億ドル。3月にニューヨーク証券取引所の親会社 ICE が主導したラウンドの延長にあたる。

調達額は明かしていない。評価額は3月から据え置きで、今回の発表の重みは金額より出資者の顔ぶれにある。4社はいずれも、OKX の上でステーブルコインの発行、流動性、担保、保管のどれかをすでに担っている取引先だ。

初期報は6日の速報で伝えた。本稿では、OKX の発表で出資者と役割を確かめる。

出資者4社は、それぞれ一つの層を担う

OKX は発表で、金融の基盤はステーブルコインの発行、流動性、担保、保管がつながって初めて機能するとし、今回の出資者はその一つずつを支えていると書いた。

  • Circle — ドル建てステーブルコイン USDC の発行体
  • Ripple — 自社のステーブルコイン RLUSD が OKX の統合注文板で売買されている
  • QRT — OKX の大口の機関取引相手として流動性とリスクの引き受けを担い、新商品の立ち上げにも関わる
  • スタンダードチャータード — OKX が BlackRock と組んだ担保の仕組みの中心にあるトークン化国債ファンド BUIDL の保管機関

USDC と RLUSD は、ドル建てステーブルコインとして競合する立場にある。その2つの発行体が、同じ取引所に同時に出資した。取引所が特定の発行体に寄るのではなく、複数の発行体を株主として抱える形になる。

調達額は非公開、評価額は据え置き

Decrypt によると、OKX は調達額の開示を断った。3月の ICE の出資は約2億ドルで、評価額は同じ250億ドルだった。7か月で評価額は動いていない。

OKX の発表は、資本の使い道をこう書く。創業者のスター・シュー CEO は、今回の資金で成長を続け、現実資産のトークン化を進めると述べた。取引所は出発点で、より広い世界的な金融技術の会社へ移っていくとも語っている。

その方向は、すでに具体的な形をとり始めている。OKX と ICE が半分ずつ出資する合弁会社 OKXICE は、米国株63銘柄のトークンを24時間売買させる場の告知を10月4日付で出したばかりだ (LiveMakers の解説)。そこでは USDC が売買の相手通貨の一つになっている。今回の出資者には、その仕組みの通貨と担保と保管を担う会社が並ぶ。

取引所が取引先を株主に変える意味

出資者の側から見ると、今回の出資は既存の取引関係を資本で固める動きだ。Circle のジェレミー・アレール CEO は、出資を関係の深化と呼び、次の世代の市場基盤がどこへ向かうかの合図だと述べた。SC Ventures のアレックス・マンソン CEO は、デジタル資産で機関が本格的に動くには、最初から信頼できる保管を含む基盤が要ると語っている。

取引所の側から見れば、評価額を引き上げるより、基盤の各層を握る会社を株主に迎えることを選んだ形だ。トークン化株や担保の仕組みを伝統的な金融機関と組んで広げるほど、相手方との関係の安定は事業の前提になる。3月の ICE に続き、今回の4社で、取引所の株主名簿に取引所・発行体・銀行・運用会社がそろった。

次に見るもの

確認先は、OKXICE の売買の場の告知だ。稼働は告知の日付から30日を経た11月初めより前にはならず、改訂版は OKX のページに掲載される。相手通貨に RLUSD が加わるか、担保に BUIDL が使われるかで、今回の出資者の役割が売買の場の設計にどう入るかが見える。

もう一つは、出資額の開示だ。非公開のままなら、評価額は3月の水準で据え置かれたまま次のラウンドへ持ち越される。

ことば

  • ラウンドの延長 — 一度締めた資金調達に、同じ条件 (評価額) で後から出資者を加えること。新しい評価額を付け直すラウンドとは違い、先行した出資者と後から入る出資者が同じ値段で株主になる。
  • 統合注文板 — 取引所の中で、同じ銘柄の注文を一つの板に集める仕組み。RLUSD が OKX の統合注文板に載るとは、他の通貨と同じ板の上で売り買いの相手を見つけられる状態を指す。
  • BUIDL — BlackRock が運用するトークン化した米国債のファンド。暗号資産取引所で証拠金の担保として受け入れる動きが広がっており、その保管をスタンダードチャータードが担っている。

🔗 一次ソース

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