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SNAPSHOT 07:58 JST

朝の12指標

🔬 7月30日朝のマーケット|12指標

LiveMakers 編集デスク

WTI +6.30%、Brent +7.50%。
VIX 20.66(+13.45%)。
Dow -2.19%、Nasdaq -1.74%。

米連邦準備制度理事会「Federal Reserve issues FOMC statement」(政策金利3.50〜3.75%の据え置き、9対3の採決、反対3人が0.25ポイント利上げを主張したことを確認)Board of Governors of the Federal Reserve System

昨日の朝、この12指標は「選別がさらに深まるか」を見ていた。答えは一段先へ進んだ。選別は残ったまま、株式とプライベート市場へ広い売りが重なった。

原油は急反発し、金も上がり、VIXは20を超えた。S&P 500、Dow、Nasdaqはそろって下落した。地政学とインフレへの警戒、株式のリスク回避が同じ日に戻っている。

だが、典型的な全面逃避ではない。DXYは100.802へ下がり、BTCは+0.14%、ADAは+0.21%で踏みとどまった。今朝の主題は、恐怖が広がったことではなく、その広がり方がまだ揃っていないことだ。

【朝の12指標】

日本時間2026年7月30日07:30時点の自動12指標レコードを基準にしたスナップショット。暗号資産は30日朝のライブ値、米株・米金利・VIX・金・原油は7月29日の米国市場、為替・日経先物は30日朝の値を反映する。

1|BTC
$63,952(+0.14%)
$64Kの直下で小幅高。S&P 500が1.52%下げ、VIXが13.45%上がった日に価格を保った。7月22日の$66,237からは約3.5%低いが、今朝のリスク回避をそのまま追随してはいない。

2|ETH
$1,905.61(-0.69%)
$1.9K台を維持したが、BTCより弱い。7月22日の$1,920.53とほぼ同じ水準に戻っており、この1週間の上昇を残せていない。

3|ADA
$0.162694(+0.21%)
小幅高。前日の$0.162732と同じ価格帯を保ち、株式の下落には巻き込まれなかった。ただし7月23日の$0.175304には届かず、独自の上昇局面へ入ったとは読まない。

4|NIGHT
$0.01810255(-2.09%)
下落。7月22日の$0.02365164から約23.5%低く、この1週間で水準を切り下げ続けている。外部の主要取引所で独立に確認できていないため参考値として扱う。

5|S&P 500
7,316.15(-1.52%)
大幅安。この1週間で最も低い水準へ下がった。Dow -2.19%、Nasdaq -1.74%で、前日までの指数間の分岐が、今日は三指数そろって下へ向いた。

6|日経平均先物(NKD1)
61,595(-1.60%)
続落。7月22日の67,270から約8.4%低く、この1週間で最安。163円台の円安でも下げ止まらず、米株安と半導体・設備株の売りを引き受けている。

7|DXY
100.802(-0.57%)
101を割り、この1週間で最も低い。株安、原油高、VIX上昇が同時に起きたのにドルは買われなかった。今朝を典型的な全面逃避と呼べない最大の理由がここにある。

8|USD/JPY
163.431(-0.21%)
わずかに円高方向だが、163円台は維持した。DXYの下落ほど円高は進まず、ドル全面安と円の明確な回復は同じものになっていない。

9|Gold
$4,132.20(+2.38%)
上昇。7月23日の$4,126.80を上回り、この1週間で最も高い。原油とVIXが同時に上がる日に金も買われ、逃避需要とインフレ警戒の両方を受け取った。

10|WTI
$84.25(+6.30%)
今朝最大の動意。Brentも$90.40(+7.50%)へ上昇した。ただし7月24日のWTI $92.16、Brent $100.50には届かない。前日までの巻き戻しから反発したが、先週の緊張水準へ完全に戻ったわけではない。

11|米10年債利回り
4.622%(+0.39%、前日レコード比 +1.8bp)
上昇。FOMCは政策金利の目標レンジを3.50〜3.75%に据え置いたが、12人中3人は0.25ポイントの利上げを主張した。原油反発と利上げ票が重なった日に金利が上へ動いた。ただし7月24日の4.703%は下回る。

12|VIX
20.66(+13.45%)
20を超え、この1週間で最も高い。昨日は18.21へ下がり、半導体安を「恐怖ではなく持ち高の移動」と読めた。今日はその条件が変わった。選別に、明確な恐怖が加わっている。

🛰️ 補助シグナル(サテライト|12指標本体とは別枠)

個別株は7月29日の米国終値、前営業日比、配当調整後。12指標本体の置き換えではなく、売りがどこまで広がったかを見る別枠として扱う。

AI Capital Cycle

設備・半導体側:Vertiv -17.26%、Micron -9.94%、Super Micro -9.67%、Applied Materials -8.40%、Arista Networks -6.92%、Lam Research -6.40%、Marvell -6.34%、AMD -5.51%、TSMC -4.50%、NVIDIA -3.55%。

ソフトウェア側:ServiceNow +4.65%、Atlassian +4.30%、Salesforce +3.79%、Alphabet +0.90%。一方でOracle -1.85%、Amazon -1.82%、Meta -1.31%、Microsoft -0.71%だった。

前日の「設備からソフトウェアへ」という配置替えは残っている。だが設備側の下げはさらに深まり、指数全体の下落へ波及した。

MicrosoftのFY2026第4四半期決算は米国市場終了後に公表された。売上高は900億ドルで前年同期比18%増、Azureは43%増だった。ただし上記のMicrosoft -0.71%は通常取引終了時点であり、決算への市場反応は今朝の終値データには入っていない。

Private Markets / RWA

Apollo -3.95%、Carlyle -3.81%、TPG -3.66%、StepStone -3.65%、Blackstone -3.36%、KKR -3.29%、Blue Owl -2.65%、Ares -2.58%、Hamilton Lane -0.93%。

観測9銘柄がすべて下落した。前日は9銘柄中8つが上昇していたが、一日で全面安へ反転した。株式の売りが上場大型株だけでなく、プライベート市場・オルタナ運用の関連株へ広がったことを示す。

RWAについては、関連株の下落とトークン化市場の実需を同じものとして扱わない。見るべきは株価だけでなく、実際の発行、流通、担保利用、二次流動性が減速するかどうかだ。

【12指標の読み方】

今朝の構造は4点に整理できる。

第一に、昨日までの選別相場へ、広いリスク回避が加わった。三つの米株指数はそろって下げ、Private Marketsは9銘柄すべて下落、VIXは20を超えた。持ち高の移動だけでは説明できない範囲へ売りが広がっている。

第二に、原油と金が同時に上がった。WTI +6.30%、Brent +7.50%、Gold +2.38%。成長期待による原油高ではなく、供給とインフレへの警戒が株式の割引率と利益見通しを同時に圧迫する組み合わせとして読む。

第三に、FOMCは据え置いたが、票は一枚岩ではなかった。3人が0.25ポイントの利上げを主張した。政策金利は動かなかった。それでも原油反発の日に利上げ票が3つ並んだ事実は、インフレ再加速への警戒が政策側にも残ることを示す。

第四に、全面逃避は完成していない。DXYは101を割り、BTCとADAは小幅高だった。ドル、暗号資産、株、金、原油の方向が一つに揃っていない。市場は「危険だから全部売る」のではなく、どのリスクを誰が負担するかを再配分している。

【先行指標 Watch】

① WTI $84.25・Brent $90.40——反発が続き、7月24日のWTI $92.16・Brent $100.50を再び試すか。止まれば一日反発、続けばインフレ経路の再開

② VIX 20.66——20超が定着するか。18台へ戻れば調整、さらに上がれば持ち高の移動から恐怖への転換が確認される

③ 米10年債4.622%・DXY 100.802——3人の利上げ票を受けて、金利高とドル安というねじれがどちらへ解消するか

④ S&P 500 7,316・Dow 51,594・Nasdaq 24,443——三指数そろった下落が続くか。特にDowの-2.19%が一日で止まるか

⑤ BTCの$64K、ETHの$1.9K、ADAの$0.1627——株安に耐えた相対的な強さが次の取引日も残るか

⑥ AI Capital Cycle——Vertiv -17.26%、Micron -9.94%の下げが止まるか。Microsoft決算後の取引で、設備側とソフトウェア側の分岐が維持されるか

⑦ Gold $4,132.20——原油高・VIX上昇と同時に買われた金が高値を維持するか。DXY 101割れだけの一時的な押し上げか

今日の結論。

昨日までの相場は、恐怖指数が下がるなかで資金が設備からソフトウェアへ移る選別だった。

今日は違う。VIXは20を超え、米株三指数とPrivate Marketsがそろって下げた。原油と金は同時に上がり、FOMCでは3人が利上げを主張した。選別の内側へ、インフレと恐怖が戻ってきた。

それでもDXYは下がり、BTCとADAは踏みとどまった。今朝の12指標が示すのは、全面的な逃避ではない。恐怖が広がり始めた一方で、逃げ先と売られる側がまだ一つに定まっていない市場だ。

次の答えは、原油とVIXが二日目も上がるかで出る。

🔗 一次ソース

本稿は市場環境の解説であり、投資推奨ではない。数値は更新時刻・データ元により差が出る。

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