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📡 Signal|OKX、評価額 250 億ドルで 4 社から戦略出資

OKXがCircle、QRT、Ripple、SC Venturesの4社から出資を受け入れた。評価額は3月のICE出資時と同じ250億ドル。ステーブルコイン、流動性、保管の各層を資本で結んだ。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|OKX、評価額 250 億ドルで 4 社から戦略出資

暗号資産取引所の OKX は10月6日、Circle、Qube Research & Technologies (QRT)、Ripple、Standard Chartered の SC Ventures の 4 社から戦略的出資を受け入れたと発表した。出資前の企業評価額は 250 億ドル。3月にニューヨーク証券取引所の親会社 ICE が出資したラウンドを延長する形をとる。

OKX「OKX Announces Strategic Investment From Circle, QRT, Ripple and SC Ventures by Standard Chartered at a $25 Billion Valuation」(2026年10月6日) — 4 社の出資完了、出資前評価額 250 億ドル、ICE ラウンドの延長、各社の役割と経営陣のコメントを本文で確認OKX United States

並んだ 4 社は、どれも OKX の上ですでに役割を持つ相手だ。ドル建てステーブルコインの発行、売買の相手方、担保、資産の保管。取引所の外側にある金融の部品を、出資で一つずつ OKX に結びつけた。

初期報は7日の速報で伝えた。本稿では、OKX と ICE の発表で中身を確かめる。

4 社は、それぞれ別の層を受け持つ

OKX の発表は、出資者ごとに OKX との関係を書き分けている。

  • Circle — ドル建てステーブルコイン USDC の発行体。USDC は OKX のプラットフォーム全体に組み込まれている
  • QRT — 複数の戦略を運用する投資会社で、OKX の主要な機関投資家側の取引相手。流動性とリスクを引き受ける力を提供し、新しい商品や市場の立ち上げで OKX と組む
  • Ripple — 決済と流動性、ステーブルコインの基盤を持つ。同社のステーブルコイン RLUSD は OKX の板で取引できる
  • Standard Chartered — OKX が BlackRock と組んで始めた担保の仕組みの中心にある、トークン化された米国債ファンド BUIDL の保管機関

発表は、ステーブルコインの発行、流動性、担保、保管のすべてが機関投資家の水準を満たし、しかも互いにつながっていなければ金融の基盤は機能しない、と書く。今回の 4 社は、その層の一つずつにすでに入っている相手だ。

出資額は、どの出資者についても開示されていない。

評価額は 3 月から据え置き

3月5日の ICE の発表は、出資が OKX の評価額 250 億ドルを反映したものだとしていた。出資の条件は非開示で、ICE は OKX の取締役会に 1 席を持つ。商取引の面では、ICE が OKX の暗号資産の現物価格のライセンスを受けて米国の規制下の先物を上場し、OKX は ICE の米国先物とニューヨーク証券取引所のトークン化株式の市場へ、自社の利用者がアクセスする道を用意するとした。

今回の 4 社は、このラウンドを延長する立場で入った。評価額は出資前で 250 億ドルと、3月の水準に並ぶ。7 か月のあいだに評価額は上がっていないが、出資者の顔ぶれは、取引所の運営会社から、ステーブルコインの発行体、マーケットメーカー、保管銀行へと広がった。

取引所から、金融の基盤へ

創業者で最高経営責任者のスター・シュー氏は発表の中で、今回の資金を成長と現実資産のトークン化に充てると述べた。「取引所は出発点で、私たちはより広い世界的な金融テクノロジーの基盤へと進化している」とも語っている。

暗号資産取引所は、手数料で稼ぐ売買の場から、預ける・払う・運用する・担保に入れるまでを一つの口座でつなぐ方向へ動いている。その時に要るのは、自前で全部を作ることではなく、各層を担う既存の事業者と資本の関係で結ばれることだ。OKX は 3 月に伝統的な取引所の側と、今回はステーブルコインと保管の側と、資本の関係を結んだ。

出資者の側から見ても意味がある。Circle と Ripple にとって、大手取引所の資本に入ることは、自社のステーブルコインが使われる場所を固めることになる。Standard Chartered の SC Ventures を率いるアレックス・マンソン氏は、機関投資家が暗号資産に関わるには、保管を含む信頼できる基盤が最初から必要だと述べた。

次に見るもの

確認先は 2 つある。一つは ICE の次の四半期決算の発表資料で、OKX の価格を使う米国の規制下の暗号資産先物と、両社が検討するとした共同の取り組みが具体化しているかを見る。もう一つは OKX の発表欄で、シュー氏が資金の使い道に挙げた現実資産のトークン化が、どの資産と、どの法域から始まるかだ。出資者の 4 社のうち、どの社の商品がその最初の案件に乗るかも、今回の出資の意味を測る手がかりになる。

ことば

  • プレマネー評価額 — 新しい出資を受け入れる前の時点での企業の評価額。出資額を足したものが出資後の評価額になる。今回 OKX は出資前で 250 億ドルとしたが、出資額は開示していない。
  • BUIDL — BlackRock が運用する、米国債などで運用するファンドの持ち分をブロックチェーン上のトークンにしたもの。取引所では、利回りのある担保として差し入れる使い方が広がっている。
  • 戦略的出資 — 資金の提供だけでなく、事業上の協力関係を伴う出資。出資する側が自社の製品や顧客基盤とのつながりを深める目的で行うことが多い。

🔗 一次ソース

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