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SNAPSHOT 2026-10-12 18:03 JST

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📡 Signal|ゼレンスキー氏、停戦発表後のロシアによる発電所攻撃を指摘

トランプ大統領が「エネルギー停戦」の発効を投稿した後、ゼレンスキー大統領はロシアがキーウの発電所などを攻撃したと指摘。条件は未公表で、ロシアは合意を確認していない。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|ゼレンスキー氏、停戦発表後のロシアによる発電所攻撃を指摘

トランプ米大統領は米東部時間10月11日午前、ロシアとウクライナの戦争で「エネルギー停戦」が即時に発効し、双方が合意したと Truth Social に投稿した。その数時間後、ウクライナのゼレンスキー大統領は、声明の後にロシアがキーウの発電所とハルキウ州のエネルギー施設を攻撃したと公式の Telegram で明らかにした。

ゼレンスキー氏は12日のワルシャワ安全保障フォーラムでの発言として、ロシアがこの停戦に違反していると批判したと報じられている (共同通信の速報)。ロシア側は合意を確認しておらず、停戦の対象、期間、検証の仕組みはどの公式発表にも書かれていない。本稿は、両首脳の原文から、何が合意され、何がまだ決まっていないのかを見る。

米大統領の投稿は3文、条件の記載なし

トランプ氏の投稿は、米東部時間11日午前10時16分 (日本時間11日午後11時16分) のものだ。「即時発効でエネルギー停戦がある。双方が合意した。破るな」という短い文面で、どの施設が対象か、いつまで続くか、違反をどう判定するかは書かれていない。

ゼレンスキー氏は同じ11日の夜、英語の声明で、米大統領の発表を「全員にとって良い知らせ」と歓迎した。そのうえで、ウクライナはロシアのエネルギー施設への攻撃を控える用意があり、ロシアにも同じ用意を期待すると書き、ウクライナ軍には必要な命令をすべて出したと述べた。米国とロシアの対話の詳細を待っているとも書いており、ウクライナ側も合意の中身を米国から受け取っていない段階だった。

ロシア側では、ペスコフ大統領報道官が12日、エネルギー停戦をめぐる接触は続いており、伝えられる情報ができれば必ず共有すると述べた。合意の有無には触れなかったと、ロシアの経済メディア BFM が伝えている。

声明の後の攻撃: キーウの発電所とハルキウ州

ゼレンスキー氏の Telegram の投稿 (キーウ時間11日午後8時28分) によれば、フォン・デア・ライエン欧州委員長との会談の直前に、ロシアの無人機シャヘドがキーウの発電所を攻撃し、多くの地区が停電した。その後、ハルキウ州のエネルギー施設も攻撃を受けた。同氏は、これは米大統領のエネルギー停戦の声明の「後」のことだと、大文字で強調している。

ウクライナの送電会社ウクルエネルゴは12日朝、戦闘による設備の損傷で、ハルキウ、ドネツク、ザポリージャの各州で新たな停電が起きたと発表した。一部の州では、終日の計画停電と産業向けの電力制限も続いている。

ゼレンスキー氏が持ち出した「ディーゼル・ディール」

この停戦の裏にある取引の構図は、12日のワルシャワでの発言に表れている。ゼレンスキー氏は、ウクライナの電力網の保護が保証されるなら、ロシアのディーゼルのインフラには反撃しないと述べ、米大統領と「ディーゼル・ディール」を結ぼうと呼びかけた。ウクライナはロシアの製油所と輸出の船に影響を与えられる立場にある、という含意だ。

同時に同氏は、ロシアのディーゼルの輸出は月30万〜50万トンで、世界の消費の月1億2,000万トンと比べれば価格への影響はほとんどないと主張し、ロシアの世界のディーゼルへの影響を2.2%と述べた。エネルギーの危機の根は中東にあるとも言っている。ロシアの製油所への攻撃を止めればディーゼルの価格が下がる、という見方に、ウクライナの側から反論した形と読める。数字はゼレンスキー氏の発言として伝えるもので、本稿では独自に検証していない。

エネルギー施設への部分的な停戦は、2025年3月にもトランプ氏とゼレンスキー氏の電話会談で合意されたと、ホワイトハウスが発表している。今回は、ウクライナの電力網とロシアの製油所という、互いの痛点をそのまま交換する形が、ウクライナの側から先に言葉にされた。

停戦の条件を示す文書を待つ

確認先は、ホワイトハウスとクレムリンの公式発表だ。対象の施設 (発電所と送電網、製油所と輸出の港)、期間、違反の判定の仕方が文書で示されるかどうかが、この停戦が実際に機能するかを決める。ゼレンスキー氏の Telegram とウクルエネルゴの日々の発表は、停戦の間も攻撃が続いているかを測る、最も早い記録になる。

ことば

  • エネルギー停戦 — 戦争の全面的な停戦とは別に、発電所や送電網、製油所などのエネルギー施設への攻撃だけを止める部分的な合意。2025年3月にも部分的な停戦の合意が発表されたことがある。
  • シャヘド — ロシアがウクライナへの攻撃に使う、イラン設計の自爆型の無人機。安価で大量に飛ばせるため、発電所や送電設備への攻撃の主力になっている。
  • ウクルエネルゴ — ウクライナの国営の送電会社。全国の送電網を運用し、攻撃による停電や計画停電の状況を毎日公表している。

🔗 一次ソース

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