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SNAPSHOT 2026-10-16 05:03 JST

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📡 Signal|ビットコイン、一時8万ドル割れも ETF 平均取得単価の上に戻す

ビットコインは10月15日に一時7万9,676ドルまで下げ、数時間で8万2,000ドル台へ戻した。Glassnode が示す ETF の平均取得単価8万1,500ドルを終値で守れるかが次の焦点。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|ビットコイン、一時8万ドル割れも ETF 平均取得単価の上に戻す

ビットコインは10月15日の米国時間午前、約1か月ぶりに8万ドルを割り込んだ。Coinbase の BTC/USD では日本時間22時45分からの15分間に7万9,676ドルまで下げ、9月18日以来の安値をつけた。その後は買い戻され、16日0時半の時点で8万2,000ドル台にある。

前日、オンチェーン分析の Glassnode は、米国の現物ビットコイン ETF の買い手の平均取得単価が8万1,500ドル近くにあり、ここ3週間の日足の終値はすべてその上で引けてきたと指摘していた。この線を割れば強制的な売りが連鎖しかねないとも書いている。15日はこの線を日中に割り込み、そして数時間で上に戻った。

8万ドル割れまでの3つの売り材料

売りは一つの材料から来たわけではない。CoinDesk のライブ報道によると、15日はまずアジアで韓国の KOSPI が前日比7.5%下げ、7営業日で20%の下落になった。米国では AI 関連株の売りが続き、データセンター事業の CoreWeave は前日に15%超、この日も約8%下げた。

そこに日本時間21時半、米労働統計局の9月の生産者物価指数 (PPI) が重なった。前年比6.3%と、2022年12月以来の高さだ。前日の消費者物価指数に続く上振れで、ビットコインは発表直後に8万500ドル前後まで下げ、取引開始後の米株安とともに8万ドルを割った。

ETF からの資金も細っていた。CoinDesk は SoSoValue の集計として、米国の現物ビットコイン ETF から水曜に約2億6,100万ドルが流出したと伝えている。Glassnode も同じ日の分析で、ETF が再び売り越していると書いた。

取得単価の線は、終値で守れるか

Glassnode が示した8万1,500ドル近辺は、ETF を通じてビットコインを買った投資家の平均の買値だ。価格がこれを下回ると、ETF の保有者全体が含み損に入る。含み損を嫌った売りが ETF 経由で出れば、発行体が現物を売る形で市場に届く。Glassnode が「強制的な売り」を警告したのはこの経路だ。

15日の値動きでは、この線は日中に一度破られた。Coinbase の1時間足で見ると、日本時間19時台には8万1,000ドルを割っており、23時前の15分間だけ8万ドルを下回った。それでも23時台のうちに8万1,700ドル台、0時台には8万2,000ドル台へ戻している。CoinDesk も、米国時間11時過ぎに8万2,200ドルと24時間比でプラスに戻ったと伝えた。

日足の終値で線の上を保ったかどうかは、まだ決まっていない。14日の終値 (日本時間15日9時) は8万1,566ドルで、線をわずかに上回っていた。Glassnode が数えてきた「3週間の終値」の記録が続くかは、16日9時の終値で決まる。

9月の上昇の起点まで戻った

8万ドル前後は、9月の上昇が始まった場所でもある。Coinbase の日足では、ビットコインは9月15日に7万4,887ドルの安値をつけた後、18日から上げ始め、21日には8万7,397ドルの高値をつけた。15日の安値は、この上げの起点の9月18日以来の水準になる。

ここで買いが入ったことは、9月の上げの起点に買い手が残っていることを示す。9月18日から21日の上げは3日で1万ドル近い速さで、その間に買った投資家の買値は8万1,000ドルから8万7,000ドルの間にある。ETF の平均取得単価と、この3日間の買い手の買値の下端が同じ価格帯に重なっていることが、8万ドル台前半を攻防の場所にしている。

15日の下げは、ビットコインに固有の材料より、株と物価の材料が先に立った。CME FedWatch による10月の利上げの確率は、PPI の後でむしろ27%へ下がっている。物価の上振れに利上げ観測が付いてこなかったことも、ビットコインが数時間で戻った背景の一つだ。

次に見るもの

確認できる次の一点は、日本時間16日9時に確定する15日の日足の終値だ。8万1,500ドルの上で引ければ、Glassnode が数えてきた取得単価の上での終値は途切れない。下で引ければ、ETF の保有者全体が終値ベースで含み損に入る、この3週間で初めての日になる。

その次は、SoSoValue と各発行体が公表する15日分の ETF の資金の出入りだ。水曜の2億6,100万ドルの流出が続くか、8万ドル割れの場面で買いに転じたかで、この線の強さが測れる。米国のマクロでは、10月28日の FOMC 声明が次の節目になる。

ことば

  • ETF の平均取得単価 — ETF を通じてビットコインを買った投資家の、加重平均の買値の推計。価格がこれを下回ると ETF 保有者全体が含み損になり、売りが出やすい水準として見られる。
  • 生産者物価指数 (PPI) — 企業が出荷する段階の値段を測る米国の物価指数。消費者物価より手前の段階を見るため、先行きの物価の材料に使われる。9月分は前年比6.3%だった。
  • 日足の終値 — 1日の取引の最後の価格。暗号資産は24時間取引のため、多くのデータ会社は世界標準時の0時 (日本時間9時) を区切りにする。

🔗 一次ソース

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