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SNAPSHOT 2026-10-19 07:30 JST

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📡 Signal|Crypto.com と Novig、スポーツの事象契約でミズーリ州を提訴

ミズーリ州が予測市場 6 社にスポーツの事象契約の停止を求めた期限の前日、Novig と Crypto.com の NADEX が連邦法の優先を掲げて州を訴えた。Kalshi らは加わっていない。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|Crypto.com と Novig、スポーツの事象契約でミズーリ州を提訴

予測市場の Novig と、Crypto.com の取引所 NADEX が 10 月 16 日、ミズーリ州の司法長官らを相手に連邦地裁へ訴えを起こした。州がスポーツの結果に賭ける「事象契約」を無許可のスポーツ賭博だとして停止を求めたのに対し、連邦法が州法に優先すると主張している。同じ停止要求を受けた Kalshi・Polymarket・Robinhood・Underdog は、The Block が 18 日に裁判記録を調べた時点で、ミズーリ州では訴えていない。

州の停止要求の期限は 10 月 17 日だった。訴えが出たのはその前日で、連邦の商品先物取引委員会 (CFTC) が認めた取引所の商品を州が賭博として取り締まれるかという争いが、またひとつの州に広がった。ミズーリ州は、この問いに近く答えを出す第 8 巡回区控訴裁判所の管内にある。

ミズーリ州司法長官が 6 社に送った停止要求

起点は 9 月 17 日だ。ミズーリ州のキャサリン・ハナウェイ司法長官は、Polymarket・Kalshi・Crypto.com・Novig・Underdog・Robinhood の 6 社に、スポーツの事象契約をミズーリ州民に提供するのをやめるよう求める書簡を送ったと発表した。州の賭博委員会の免許をとり、税と手数料を払い、21 歳未満が賭けられないようにしない限り、州内では提供できないという立場だ。

司法長官の発表は、州民が 2024 年の住民投票 (憲法修正第 2 号) でスポーツ賭博を合法化し、2025 年 12 月 1 日に市場が始まったことを挙げる。総収入に 10% の税がかかり、収入は公教育に回る仕組みだ。ハナウェイ氏は、スポーツの賭けを「事象契約」と言い換えて州法を逃れることはできないと述べ、連邦法は州法に優先せず、スポーツの事象契約は連邦の商品取引所法 (CEA) が扱う「スワップ」に当たらないとも主張した。

Novig の訴状、「CFTC の排他的な管轄」を盾に

Novig の運営会社 Ludlow Exchange は、ミズーリ州東部地区の連邦地裁に訴状を出した (事件番号 4:26-cv-1780)。被告はハナウェイ司法長官と、州賭博委員会の事務局長・委員長の 3 人だ。

訴状によると、Novig は 2026 年 6 月 16 日に CFTC から指定契約市場 (DCM) の指定を受けた。CEA は、指定契約市場で取引されるスワップについて CFTC に「排他的な管轄」を与えており、事象契約はそのスワップに当たる、というのが Novig の主張の柱だ。州の憲法と賭博関連の法律をこの契約に当てはめることは連邦法に反するとして、その宣言と、州が執行することを差し止める仮処分・恒久的な差し止めを求めている。

Crypto.com 側の NADEX は、州西部地区の連邦地裁に訴えた。The Block によると、NADEX は州の憲法がモバイルのスポーツ賭博の直接免許を 2 件しか認めておらず、その 2 件がすでに埋まっているため、免許をとる道がないとも主張している。

割れる控訴裁判所、ミズーリは第 8 巡回区の管内

この争いは、すでに連邦の控訴裁判所の間で判断が割れている。Novig の訴状が挙げるだけでも、第 3 巡回区は 2026 年の KalshiEX v. Flaherty で、Kalshi のスポーツ関連の事象契約は CFTC の排他的な管轄に入るスワップだとした。一方、第 6 巡回区は 9 月 25 日の KalshiEX v. Schuler で、スポーツの事象契約はスワップに当たらず、仮に当たるとしてもオハイオ州とテネシー州の賭博法は排除されないと判断した。

ミズーリ州を管轄する第 8 巡回区では、アイオワ州との KalshiEX v. Bird の控訴審が進んでいる。訴状によると、書面のやりとりは 12 月 6 日に締め切られる予定だ。Novig は、この控訴審の結論が出るまで現状を保つために仮処分が要ると訴えている。

Kalshi・Polymarket・Robinhood・Underdog が訴えに加わっていない理由は、各社から示されていない。The Block は、司法長官事務所が Kalshi と「話し合いを続けている」と述べたとする地元局の 10 月 2 日の報道を伝えている。Underdog は 9 月に同様の取り締まりを受けたコネチカット州を訴えたが、ミズーリ州では動いていない。

訴える会社と訴えない会社が州ごとに分かれる背景には、各社が抱える州と裁判所の組み合わせの違いがある。第 8 巡回区の判断が出れば、ミズーリ州だけでなく、アイオワ州やミネソタ州を含む管内の州で、事象契約を州法で取り締まれるかの答えがまとまって出る。訴えた 2 社は、その答えが出るまで州の執行を止めておけるかに賭けた。

次に見るもの

確認先は 2 つある。ミズーリ州東部・西部の連邦地裁の事件記録で、仮処分の審理日と州側の答弁が最初の分かれ目になる。もう 1 つは第 8 巡回区の KalshiEX v. Bird (事件番号 26-2874) で、12 月 6 日に書面が出そろったあとの口頭弁論の日程が、管内の州の取り締まりの行方を決める。

ことば

  • 事象契約 (イベント契約) — ある出来事が起きるかどうかに応じて支払いが決まる派生商品。スポーツの勝敗や選挙の結果も対象になり、CFTC が認めた取引所で売買される。州はスポーツの事象契約を「賭け」と見て、免許と税を求めている。
  • 指定契約市場 (DCM) — CFTC が先物や事象契約を上場できると認めた取引所の区分。23 の原則に従う義務を負う。予測市場の各社は、この指定を根拠に州の賭博法の外にあると主張している。
  • 第 8 巡回区控訴裁判所 — ミズーリ・アイオワ・ミネソタなど米中西部 7 州を管轄する連邦の控訴裁判所。ここで出る判断は管内の連邦地裁を拘束するため、ミズーリ州の 2 件の訴えの帰趨にも直接かかわる。

🔗 一次ソース

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