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SNAPSHOT 2026-10-21 12:03 JST

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📡 Signal|カザフスタン AIFC 裁判所、Coinbase など 6 社を差し止め

カザフスタンの AIFC 裁判所が、Coinbase・HTX・BingX など 6 社に無許可の暗号資産サービスとアプリ配信を禁じた。Apple と Google は判決に拘束されるが、アプリ削除の命令は見送られた。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|カザフスタン AIFC 裁判所、Coinbase など 6 社を差し止め

カザフスタンの国際金融センター AIFC (アスタナ国際金融センター) の裁判所は9月15日、Coinbase、BingX、Bitcoin.com、HTX (旧 Huobi Global)、BitMart、WEEX の 6 つの暗号資産取引の運営者に対し、許可を得ないまま AIFC の利用者へサービスを提供・宣伝することと、そのためのスマートフォンのアプリを配ることを禁じる命令を出した。訴えたのは AIFC の金融規制当局 AFSA (アスタナ金融サービス庁) で、運営者はいずれも応答せず、欠席判決になった。

判決は Google と Apple にも通知され、両社はこの判決に拘束される立場になった。ただ、裁判所はアプリストアからアプリを消すよう両社に直接命じることは見送っている。取引所を締め出す手段として、各国の規制当局がアプリの配信を押さえにかかる流れのなかで、裁判所が線をどこに引いたかがこの判決の読みどころだ。初期報は21日の 速報 で伝えた。

判決が命じたこと

AIFC 裁判所の判決と命令 (事件番号 AIFC-C/CFI/2026/0010・AFSA 対 氏名不詳の者) は、6 つの運営者に次の 2 点を禁じた。

  • 暗号資産の法律 12-1 条にもとづく許可なしに、AIFC の中で、または AIFC の利用者に向けて、暗号資産のサービスを提供・提案・宣伝すること
  • そうしたサービスのためのモバイルアプリを、どの配信基盤を通じてであれ配ること

あわせて、AFSA の訴訟費用 199 万 5,479.95 テンゲを連帯して払うよう命じた。AFSA は 2 月 25 日付で訴えを起こした。9 月 15 日の判決は LBank を含む 7 つの運営者を対象にしていたが、LBank はカザフスタンからの利用を自ら遮断したため、9 月 18 日の変更命令で外れた。

命令の範囲には絞りがかかっている。12-1 条は 5 月 1 日に施行された法改正で入った条文で、カザフスタン全土で暗号資産のサービスを認可する広い役割は、中央銀行にあたるカザフスタン国立銀行に与えられた。AFSA の権限は AIFC の中に限られるとして、裁判所は差し止めを AIFC の中の無許可営業に絞った。

Apple と Google には「拘束」まで、削除命令は出さず

AFSA は、Apple と Google に対し、カザフスタンの利用者向けに 6 社のアプリを削除するか利用を制限し、今後の配信も防ぐよう命じることも求めていた。裁判所はこれを認めなかった。理由は 2 つある。両社は欠席した当事者ではなく、意見を述べる機会を与えないまま独立の差し止めを出すのは適切でないこと、そして命じるなら運営者への差し止めと同じ狭い範囲に合わせる必要があることだ。

代わりに裁判所は、判決を両社に正式に通知させた。通知を受けた両社は判決に拘束され、運営者が差し止めに反してアプリを配るのを知りながら許せば、法廷侮辱に問われうる。裁判所は、まず AFSA が両社と具体的な手順を話し合うのが筋だとし、それでも必要なら改めて申し立てる道を残した。

AFSA は発表で、判決と命令を Google Play と App Store に送り、アクセスの制限を求めるとしている。アプリが実際に消えるかどうかは、この話し合いの結果しだいになる。

認可を取った取引所と、取っていない取引所

AFSA によると、2025 年には 20 を超える無許可のプラットフォームに書面で警告を出し、9 つがカザフスタンでのアプリの提供を自ら制限して訴えを取り下げてもらった。7 つは認可の申請を予定しているという。

一方、AFSA の公開登録簿を見ると、暗号資産の取引所の運営 (Operating a Digital Asset Trading Facility) の認可を持つのは、Binance の現地法人 BN KZ Technologies と Bybit (ともに 2024 年 9 月 25 日)、ATAIX Eurasia などだ。世界の大手のなかで、カザフスタンの認可を取った側と、取らずに差し止めを受ける側がはっきり分かれた。6 社が判決に公に反応した形跡は、執筆時点で見当たらない。

次に見るもの

確認先は AIFC 裁判所の事件ページ (court.aifc.kz・事件番号 AIFC-C/CFI/2026/0010) だ。AFSA が Apple と Google への独立した差し止めを改めて申し立てるか、両社が判決の変更を求めるかが、ここに出てくる。もう 1 つは AFSA の公開登録簿で、認可の申請を予定するとした 7 つのプラットフォームの名前が、今後数か月のうちに載るかを見る。

ことば

  • AIFC (アスタナ国際金融センター) — カザフスタンの首都アスタナにある国際金融特区。英国法をもとにした独自の法制度と裁判所を持ち、規制当局 AFSA が暗号資産の事業者を認可している。
  • 欠席判決 — 訴えられた側が期限までに応答や反論を出さないとき、訴えた側の主張にもとづいて出される判決。今回は 6 社とも応答しなかった。
  • 法廷侮辱 — 裁判所の命令に故意に従わないことへの制裁。英国法の流れをくむ AIFC の裁判所では、命令に拘束された第三者も対象になりうる。

🔗 一次ソース

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