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SNAPSHOT 2026-10-21 12:03 JST

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📡 Signal|Blackwall、AI エージェント時代の通信防御で評価額 22 億ドル

Blackwall がシリーズ C で 1 億ドルを調達、評価額は 22 億ドル。ホスティング事業者の基盤に入り、人間・正当な自動通信・悪意のあるボットを振り分ける。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|Blackwall、AI エージェント時代の通信防御で評価額 22 億ドル

ウェブの通信を守る基盤を開発する Blackwall は10月20日、シリーズ C で 1 億ドルを調達したと発表した。評価額は 22 億ドル。ベンチャーキャピタルの AVP が主導し、既存の投資家の Dawn Capital、MMC Ventures、Tera Ventures が加わった。

Blackwall の顧客はウェブサイトの運営者ではなく、サイトを預かるホスティング会社やクラウド事業者だ。その基盤の中に入り込み、人間の訪問、正当な自動の通信、悪意のあるボットを振り分ける。ウェブを訪れる主体が人から AI エージェントへ移るほど、この交通整理の層に値段が付く。

1 年半で、資金の規模も主役も変わった

Blackwall は 2025 年 3 月まで BotGuard という名前だった。そのときのシリーズ B は 4,500 万ユーロで、Dawn Capital が主導した。当時の発表は、守っているウェブサイトとアプリを 230 万超とし、世界のウェブ通信のおよそ半分がボットに由来し、その 66% が悪意のあるものだと説明していた。

今回の発表では、守っている対象は「数百万のウェブサイト」となり、1 日に数十億のリクエストを選別しているという。提供する機能は、ボット対策、DDoS 攻撃 (大量の通信でサーバーを止める攻撃) への防御、ウェブアプリケーションファイアウォール、負荷分散、暗号化に加え、AI エージェントの通信の管理まで並ぶ。1 年半前は「ボット」が主語だったが、今回は「AI エージェント」が並んでいる。

調達した資金は、北米・欧州・アジア太平洋・中東の 12 の地域への展開と、ホスティング市場向けの新しい通信防御の機能に充てる。

ホスティング会社が売る形で広がる

Blackwall の特徴は売り方にある。ホスティング会社やクラウド事業者は、Blackwall の機能を自社の商品として組み直し、価格帯を分けて顧客に売れる。不要な通信をサーバーに届く前に止めれば、事業者自身の設備と運用の費用も下がる。発表はホスティングを 2,000 億ドル規模の市場と位置づけている。

出資者の言葉は、その先に何を見ているかをよく表している。Dawn Capital の Norman Fiore 氏は、エージェントの「津波」が人間の通信向けに最適化されたインフラを圧倒すると述べた。AVP の Warda Shaheen 氏は、Blackwall がすでに数百万のサイトの前に立つ層になっていると評価した。

AI エージェントが調べ物や買い物を代行すれば、サイトに届く通信の多くは人間の手を離れる。その中から正当なエージェントを通し、データを抜き取るだけのボットを止める判断は、サイトの手前で誰かが下さなければならない。AI に向かう資本の多くはモデルとデータセンターに集まってきたが、エージェントが行き交う道の関所にも、評価額 22 億ドルの値が付いた。

次に見るもの

確認先は Blackwall のニュースルームで、提携するホスティング会社の名前と、AI エージェントの通信をどう見分けるかの具体的な機能の発表が続くかを見る。もう 1 つは、大手の CDN (コンテンツ配信網) 事業者の四半期決算で、ボットと AI エージェントの通信の管理を収益として語るかどうかが、この層の市場の大きさを測る目安になる。

ことば

  • ホスティング事業者 — 企業や個人のウェブサイトを自社のサーバーで預かり、インターネットに公開する事業者。レンタルサーバーやクラウドの事業者がこれにあたる。
  • AI エージェント — 人の指示を受けて、ウェブの閲覧や予約、購入などを自分で進める AI のプログラム。サイトから見ると、人間ではない新しい種類の訪問者になる。
  • シリーズ C — スタートアップの資金調達の段階の呼び名。事業が軌道に乗った後、規模の拡大や海外展開のために集める段階で、評価額も大きくなりやすい。

🔗 一次ソース

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