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SNAPSHOT 2026-10-23 07:30 JST

Signal

📡 Signal|お名前.com 不正アクセス第2報、FX などの取引口座で不正操作の報告

お名前.com デスクトップクラウドの不正アクセスで第 2 報。利用者から取引口座での不正な操作の報告があり、GMO インターネットは警察に相談した。取引ツールのパスワードを別の端末から変えるよう求めている。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|お名前.com 不正アクセス第2報、FX などの取引口座で不正操作の報告

GMO インターネットは10月22日、仮想デスクトップサービス「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスについて第 2 報を出し、利用者から証券会社・FX 会社の取引口座で第三者による不正な操作が行われたとの報告を受けていると明らかにした。サーバー内に保存された取引口座のログイン情報などが第三者に取得され、不正に使われた可能性があるという。同社は22日に警察に相談した。

21日の第 1 報の段階では、サーバーの中の情報が「閲覧された可能性」にとどまり、個人情報の漏えいや悪用は確認されていなかった。第 2 報で、被害はサーバーの中から利用者の取引口座へ届いた可能性が高まった。同社は取引ツールと取引口座のパスワードの至急の変更を求めている。

第 1 報から変わったこと

10月22日 16 時 59 分時点の第 2 報で、新たに分かったのは次の点だ。

  • 取引口座での不正な操作: 21日以降、利用者から、サーバー上の取引ツールに関連して取引口座で第三者による不正な操作があったとの報告を受け付けている。関係する事業者に状況を共有し、利用者への案内などの協力を頼んだ
  • 影響の可能性がある情報: サーバー内に保存されていた情報で、取引ツールに保存された取引口座のログイン情報などを含む
  • 警察への相談: 10月22日
  • 調査の体制: セキュリティの専門会社とともに、侵入の経路と影響の範囲を調べている

経緯もさかのぼって示された。最初の手がかりは10月19日の利用者からの問い合わせで、同社はそこで調査を始めた。20日に不正なプログラムが置かれていることを確かめ、新規の申し込みと管理画面を止めた。21日午前 4 時に全プランのサーバーを順次止め、第 1 報を出した。

変わっていない点もある。影響の可能性があるサーバーは 26,739 件のままで、全プランの停止は続き、再開の時期は未定だ。侵入の経路は、まだ公表されていない。決済情報 (クレジットカード情報を含む) はこのサービスのサーバーには保持していないとしている。

同社が求める 4 つの対応

第 2 報は「至急」として、利用者に次の対応を求めている。

  • 取引ツール (MT4 / MT5 など) と取引口座のパスワードを変え、ログオフ (セッションの切断) をする。変更はこのサービスのサーバー以外の端末から行う
  • 取引口座の取引履歴と残高を確かめ、身に覚えのない取引があれば取引先の事業者に連絡する
  • 取引先の事業者が二段階認証などを提供していれば設定する
  • サーバー内に保管・利用していた ID・パスワードを変え、同じパスワードをほかで使っていればそれも変える

パスワードの変更を「サーバー以外の端末から」と指定しているのは、サーバーの上に置かれた不正なプログラムに、新しいパスワードまで見られるのを避けるためと読める。セッションの切断を求めているのも、すでにログインした状態の画面が乗っ取られている場合に備えたものだ。

預ける側と、売る側の責任の境目

このサービスは、同社の規約が「FX 自動売買用途を中心に」提供すると定める Windows の仮想デスクトップで、複数の FX 業者の取引ツールがあらかじめ入っていた。利用者は自宅の端末を止めても取引ツールを動かし続けられる代わりに、取引口座の鍵をサーバーに預けていたことになる。

第 2 報の説明どおりなら、破られたのは取引口座を持つ証券会社・FX 会社の側のシステムではなく、利用者が鍵を置いていたサーバーだ。操作は、盗まれた正しいログイン情報で正規の入口から行われた可能性がある。そうした取引を業者がどう扱い、補償の対象にするかは、各社の約款と個別の調査に委ねられる。GMO インターネットが「関係する事業者」に協力を頼んだのは、この境目にいる利用者への案内を、口座を持つ側からも出してもらうためだ。

次に見るもの

確認先は 2 つある。1 つはお名前.com とGMO インターネットグループのお知らせのページで、第 3 報で侵入の経路と、不正なプログラムが実際に見つかったサーバーの数、不正な操作の件数が示されるかを見る。もう 1 つは、デスクトップクラウドに取引ツールを提供してきた FX 業者のお知らせのページで、身に覚えのない取引への注意喚起や、被害の扱いの方針が出るかを確かめる。

ことば

  • セッションの切断 (ログオフ) — いったんログインした状態を終わらせること。パスワードを変えても、すでに開いている画面がつながったままだと、第三者がその画面から操作を続けられるおそれがある。
  • MT4 / MT5 — 多くの FX 業者が採用する取引ツール MetaTrader の 4 と 5。自動売買のプログラムを組み込めるため、24 時間動かす置き場所として仮想デスクトップが使われてきた。

🔗 一次ソース

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