SNAPSHOT
BTC/USD$82,114+0.7%
ETH/USD$2,409.00+0.9%
Coinbase(perp)$169.37-2.0%
S&P 500(perp)7,702.10+0.3%
米テック100(perp)29,602.00+0.8%
日経225(perp)64,801+1.3%
EUR/USD(perp)1.1218-0.1%
USD/JPY(perp)158.430+0.4%
Gold(perp)$4,141.90-0.8%
WTI(perp)$98.16-0.2%
米10年金利5.15%+1.2%
BTCボラティリティ(BVIV)39.93-2.4%
Review status: auto_collectedSource: collected_liveas-of 07:30 JSTPacket ID: alt20_2026102007Top-page market prices are Hyperliquid perpetual-futures prices (US 10Y from the U.S. Treasury).
SNAPSHOT 2026-10-20 07:30 JST

Event Risk Radar

📌Event Risk Radar|10/19週、市場が見る5つの先行指標

10月21日と22日の朝(日本時間)に、Netflix、SpaceX、Meta、Teslaの7-9月期決算が続けて出る。先週はAI関連の借入への不安から半導体株が崩れ、ナスダック総合指数は週間で約4.5%下げた。 9月の米消費者物価はコアが前月比0.3%、生産者物価は最終需要が前月比1.3%と強く、12月の利上げはほぼ織り込まれた。連邦準備制度はFOMC前で発言を控え、今週の米国の統計も少ない。金利を動かすのは21日の20年債入札と原油になる。 WTIは98ドル台。イランはホルムズ海峡の再開提案をなお有効としているが、米国とは協議の順序で折り合っていない。 10月20日には米SECの暗号資産規則案とCFTCの意見募集が締め切られ、株価指数のパーペチュアル先物の不措置も失効する。ビットコインは82,041ドルで、株ほどは崩れていない。

LiveMakers Editorial Desk

📌Event Risk Radar|10/19週、市場が見る5つの先行指標

今週の結論。

10月21日と22日の朝(日本時間)に、Netflix、SpaceX、Meta、Teslaの7-9月期決算が続けて出る。先週はAI関連の借入への不安から半導体株が崩れ、ナスダック総合指数は週間で約4.5%下げた。9月の米消費者物価と生産者物価が強く出たことで12月の利上げはほぼ織り込まれ、金利の側から株を支える材料は乏しい。その中で、AIへの投資を最も大きく抱える企業が投資の続け方をどう語るかが、今週の株と暗号資産の向きを決める。

先週の数字がその背景にある。米労働統計局によると、9月の消費者物価は総合が前月比0.6%、前年比3.7%で、ガソリンが9.1%上がり月間の上昇の半分以上を占めた。食品とエネルギーを除くコアは前月比0.3%、前年比2.6%と予想を上回った。翌日の生産者物価は最終需要が前月比1.3%上がり、2022年3月以来の大きさになった。前年比は6.3%。連邦準備制度は10月27〜28日のFOMCを前に発言を控える期間に入っており、10月19日から30日までの予定に幹部の講演は載っていない。今週の金利を動かすのは、要人の言葉より入札と原油と決算になる。

10月20日朝6時35分(日本時間)時点のコア12指標は次のとおり。暗号資産・株価指数・為替・商品はHyperliquidの先物の価格で、変化率は24時間比。ビットコインは82,041ドルで1.15%高、イーサは2,402.6ドルで1.65%高、Coinbase(COIN連動先物)は169.2ドルで1.19%安。S&P 500連動先物は7,692.2で0.90%高、米テック100連動先物は29,561で1.88%高、日経225連動先物は64,737で2.43%高。EUR/USDは1.1218で0.25%高、ドル円は10月19日のECB参照レートで158.245円と0.14%の円安。金は4,144.5ドルで0.07%安、WTI原油は98.201ドルで0.97%安。米10年金利は10月19日付の米財務省公表値で5.15%、前営業日から6ベーシスポイント上がった。BTCボラティリティ(BVIV)は39.948で1.86%低下。週明けは株価指数の先物と暗号資産がそろって戻したが、1週間前と比べると米テック100連動先物は30,672から3.6%、日経225連動先物は68,121から5.0%低い。WTIは92.497ドルから6%余り上がった。

1|確定イベント

今週の米国の経済統計は少なく、FOMCを前に連邦準備制度の幹部も話さない。その分、決算と国債入札と、10月20日に重なる暗号資産の規制の期限が前に出る。日本では金曜に全国の消費者物価が出る。

  • 10/20:財務省の20年国債入札。
  • 10/20:米証券取引委員会(SEC)のRegulation Crypto Assets(暗号資産の発行・取引の規則案)の意見募集が締め切られる。同じ日に米商品先物取引委員会(CFTC)の計算資源(コンピュート)デリバティブの上場に関する意見募集も締め切られる。前日の10/19には米財務省のGENIUS法(ステーブルコイン法)の規則案の意見募集が締め切られた。
  • 10/20:CFTCの職員書簡26-29が失効する。期限のある「パーペチュアル型」の株価指数先物を、期限のない本来のパーペチュアル先物へ切り替える手続きを急いでよいとした不措置(ノーアクション)で、Coinbase Derivativesの申請に応えたもの。切り替えはこの日までに済ませる必要がある。暗号資産を参照する契約は対象外。
  • 10/20 21:30 JST(米10/20 8:30 ET):9月の米住宅着工・建築許可(米国勢調査局)。
  • 10/21 05:01 JST頃(米10/20 13:01 PT):Netflixの7-9月期決算。05:45 JSTから経営陣の動画インタビュー。
  • 10/21 05:30 JST(米10/20 16:30 ET):SpaceXの7-9月期決算の音声配信。決算は同日の引け後に出る。
  • 10/21 15:00 JST:英国の9月の消費者物価(英国統計局)。
  • 10/21 23:30 JST(米10/21 10:30 ET):米国の週次石油統計(米エネルギー情報局)。
  • 10/21(米国時間):米財務省の20年国債入札。
  • 10/22 05:30 JST(米10/21 16:30 ET):Metaの7-9月期決算の電話会見。決算は同日の引け後に出る。
  • 10/22 06:30 JST(米10/21 17:30 ET):Teslaの7-9月期決算の質疑配信。7-9月期の納車は486,532台、蓄電池の設置は13.7ギガワット時と公表済み。
  • 10/22:財務省の流動性供給入札(残存5〜11年)。日銀の主要銀行貸出動向アンケート。
  • 10/22(米国時間):米財務省の5年物価連動国債の入札。
  • 10/23 05:30 JST(米10/22 16:30 ET):連邦準備制度のバランスシート(H.4.1)。
  • 10/23 08:30 JST:日本の9月の全国消費者物価(総務省統計局)。8月は総合が前年比1.9%。
  • 10/23 15:00 JST:日銀の金融システムレポート(2026年10月号)。
  • 来週以降の日程:10/26に米国の2年債、10/27に5年債の入札。10/27に9月の米耐久財受注。10/27〜28にFOMC(結果は10/29 03:00 JST)、10/28〜29に欧州中央銀行の理事会、10/29〜30に日銀の金融政策決定会合(10/30に展望レポートと総裁会見)。10/29に日本の2年国債入札。10/30に米国の7-9月期の雇用コスト指数と東京都区部の10月の消費者物価。11/30に連邦準備制度のGENIUS法の実施規則案の意見募集が締め切られる。

2|市場予想・織り込み

9月の物価の数字を受けて、市場は10月の会合を据え置きでほぼ確実視し、12月の利上げを基本線に置いている。CPIの発表直後、CME FedWatchで10月の利上げ確率は一時5割近くまで上がり、その日の夜には3割前後に戻ったと伝えられる。12月までの利上げ確率は9割前後。12月に0.5%上げる確率も、14%から28%へ上がったと報じられている。政策金利は9月の利上げで3.75〜4.00%にあり、市場は年末に4.00〜4.25%を見ている。

米国債の利回りは物価の数字の後も下がった。米財務省の公式値で、10年債は10月9日の5.24%から10月16日に5.09%へ下がり、10月19日に5.15%へ戻した。2年債は10月14日の4.82%から10月19日に4.77%、30年債は5.60%(10/9)から5.48%(10/19)。利上げの織り込みが強まる一方で長い年限の利回りが下がったのは、株安で安全な資産への買いが入ったためと読める。20年債が30年債を上回る形はなお続いている。今週の20年債の入札は、その20年ゾーンの買い手の厚みを直接確かめる場になる。

株は先週、金利よりもAIの借入で崩れた。報道によると、10月16日に半導体株の指数は8日続落し、週間で11.4%下げて2025年4月以来の大きさになった。データセンターを貸す新興のクラウド企業CoreWeaveの株は週間で約4分の1下げ、社債の利回りは信用不安を示す水準まで上がったと伝えられる。韓国の総合株価指数は週間で14.5%下げた。日経225連動先物の週間5%安も、半導体の比重の高さを映している。

日本では財務省の公表で、10月16日の10年国債が2.958%、30年国債が4.040%、2年国債が1.918%。10年は10月8日の3.089%から下がった。日米10年の差は2.19ポイントで、ドル円は158円台にある。

暗号資産の側では、米国の現物ビットコインETFが10月12日から16日の5営業日で合わせて約2.29億ドルの流出だったと集計されている。前の週の約6.81億ドルの流出から細ったが、10月は月初からの累計で約6.17億ドルの流出になっている。ビットコインは1週間前の82,920ドルから82,041ドルとほぼ横ばいで、株の下げほどは崩れていない。

3|未確認・報道ベース

  • ホルムズ海峡。イランのアラグチ外相は10月18日、海峡を7日以内に再開する提案はなお有効だと述べたと伝えられる。米国の港湾封鎖と原油輸出への制裁の解除、各地での戦闘の終結などが条件で、条件が満たされれば6日目に海峡を開き、7日目に協議を始めるという。米国は協議の最初から核開発を扱うよう求めており、順序で折り合っていない。ブレントの先物は10月16日に1バレル110ドルを超え、5月以来の高値を付けたと報じられた。
  • ロシア産軽油。米財務省外国資産管理室は10月9日、ロシア産軽油の売買・輸送・輸入を2027年4月7日まで認める一般許可135号を出した。ロシア中央銀行や国民福祉基金の口座からの引き落としは認めていない。議会からは取り消しを求める声が出ていると伝えられ、扱いがどう動くかは定まっていない。
  • 日本の消費減税。食料品の消費税を下げる関連法案が10月20日に衆議院で審議入りすると伝えられている。所得に応じた新しい現金給付の制度も盛り込まれ、政府・与党は11月上旬の衆議院通過、12月12日の会期末までの成立を目指すとされる。野党は財源と制度設計を問う構え。
  • 中国。国家統計局が10月19日に発表した7-9月期の実質GDPは前年比4.5%と、4-6月期の4.3%から加速したと伝えられる。1-9月の固定資産投資は7.2%減、不動産開発投資は20.6%減で、内需の弱さは残る。
  • Coinbase。7-9月期決算を10月29日の引け後に出すと伝えられている。今週の規制の期限は、その決算で語られる米国内の先物事業の見通しに直接かかわる。

4|価格に効く経路

  • Meta・Teslaの決算(10/22朝) → AIの設備投資の計画と資金の手当て → 半導体株と新興クラウド企業の社債 → 米テック100連動先物・日経225連動先物
  • SpaceX・Netflixの決算(10/21朝) → 宇宙・通信と広告の成長の見通し → AIを除いたテック株の地合い → S&P 500連動先物
  • 米国の20年債入札(10/21)と5年物価連動国債の入札(10/22) → 長い年限の需要と期待インフレ率 → 米10年金利 → ドル円と金
  • ホルムズ海峡の再開協議と週次の石油統計(10/21) → 湾岸からの原油の出荷と米国の在庫 → WTI → 期待インフレ率 → 12月の利上げの織り込み
  • SECとCFTCの意見募集の締切・不措置の失効(10/20) → 米国での暗号資産の発行・取引と株価指数のパーペチュアル先物の扱い → 取引所の事業の見通し → Coinbase
  • 日本の9月の消費者物価(10/23)と消費減税の国会審議 → 10月末の日銀会合の読みと財政の見通し → 日本の30年国債 → 円
  • 英国の9月の消費者物価(10/21) → イングランド銀行の金融政策の読み → ポンドとドル → EUR/USD

5|先行指標 Watch

  • 米テック100連動先物 29,561:MetaとTeslaの決算の後に1週間前の30,672へ戻るなら、AIの借入への不安を投資の計画が上回った。29,000を割れば、先週の下げはまだ途中にある
  • 日経225連動先物 64,737:半導体株の戻りを映して68,000台へ戻れるか。62,000を割るなら、AI関連の売りが日本株にも続いている
  • 米10年債 5.15%(10/19):20年債の入札の後に10月9日の5.24%を上抜けるなら、株安で入った債券の買いが物価の重さに負けた。5.09%(10/16)を割れば、安全な資産への逃避が続いている
  • 米2年債 4.77%(10/19):4.9%台へ上がるなら、市場は12月の0.5%の利上げを本気で織り込み始めている
  • WTI原油(連動先物) 98.201ドル:100ドルを超えて定着するなら、湾岸の出荷の細りが期待インフレ率を押し上げる。92ドル台へ戻れば、海峡の再開協議に市場が望みをつないでいる
  • ドル円 158.245円(10/19のECB参照レート):10月23日の日本の消費者物価の後に160円へ近づくなら、日米の金利差が日銀会合の前に円を押し下げている
  • ビットコイン 82,041ドル:80,000ドルを保てるか。米国の現物ビットコインETFの日次の資金流出入が流入に戻るなら、株から離れた資金の受け皿になっている
  • BTCボラティリティ(BVIV) 39.948:40を超えて上がるなら、暗号資産の市場がテック株の下げを価格に入れ始めている
  • 金 4,144.5ドル:利上げの織り込みが強まる中で4,200ドルを超えるなら、地政学と株安の不安が金利の重しを上回っている。4,000ドルを割れば、金利の側が勝っている

【今週の分岐】

Base scenario:
MetaとTeslaは投資の計画を維持し、資金の手当てにも大きな不安を出さない。米テック100連動先物は29,000〜30,700の間で戻りを試し、日経225連動先物も65,000台を回復する。20年債の入札は無難にこなし、10年債は5.1〜5.25%で推移する。ホルムズ海峡の協議は進まないが出荷の大きな停止はなく、WTIは92〜100ドルで上下する。ビットコインは8万ドル台前半を保ち、ETFの流出は細る。

Risk scenario:
Metaが設備投資の上積みと借入の増加を示し、株式市場がそれを利益の圧迫と受け取る。半導体株が再び売られ、米テック100連動先物は29,000を割る。20年債の入札が弱く、10年債は5.24%を上抜ける。WTIは100ドルを超え、2年債は4.9%台へ上がって12月の0.5%の利上げが意識される。BVIVは40を超え、ビットコインはETFからの流出が続く中で8万ドルを割る。ドル円は160円に近づく。

Alt scenario:
Teslaの決算と見通しが市場の想定を上回り、AIへの投資が売上に結びつき始めたという読みが広がる。イランと米国の協議の順序で歩み寄りが報じられ、WTIは92ドル台へ下がる。期待インフレ率が下がり、10年債は5.09%を割る。米テック100連動先物は30,672を回復し、ビットコインは85,000ドルへ戻る。金は利回りの低下を受けて4,200ドルを超える。

今週の見方。

先週の市場は、物価の上振れで12月の利上げをほぼ確実なものとして受け入れた。そのうえで株を崩したのは、金利が上がる世界でAIへの巨額の投資を借入で賄い続けられるのかという疑いだった。金利の水準そのものは株安で長い年限の債券が買われて下がっており、利上げの読みと長期金利の動きは今のところ逆を向いている。

今週は連邦準備制度が黙り、米国の統計も少ない。その静けさの中でMetaとTeslaが投資の計画と資金の話をする。決算が疑いを晴らせば株は戻り、長い年限の利回りは物価の重さで再び上がりうる。晴らせなければ株安と債券高が続く。原油は湾岸の協議次第で、どちらの道にも上乗せの材料になる。暗号資産は10月20日に米国の規制の期限が三つ重なり、Coinbaseの事業の前提が書き換わる時期にある。ビットコインが株の下げほど崩れていないのは、その書き換えを待つ買い手が残っているからとも読める。

確かめる先は三つある。10月22日朝5時30分(日本時間)からのMetaの電話会見で示される来年の設備投資の見通し、米財務省が10月21日に行う20年債の入札結果(落札利回りと応札倍率)、そして10月23日朝8時30分に総務省統計局が公表する日本の9月の全国消費者物価。翌週は10月29日午前3時にFOMCの結果が出る。

🔗 一次ソース

Related articles