SNAPSHOT
BTC/USD$82,558-1.3%
ETH/USD$2,488.40-1.8%
Coinbase(perp)$180.05-1.5%
S&P 500(perp)7,809.70-0.1%
米テック100(perp)30,681.00-0.9%
日経225(perp)68,287-1.1%
EUR/USD(perp)1.1163-0.4%
USD/JPY(perp)158.530+0.2%
Gold(perp)$4,175.00-0.3%
WTI(perp)$92.49+0.6%
米10年金利5.24%+0.4%
BTCボラティリティ(BVIV)39.27-0.2%
審査状態: auto_collectedソース: collected_liveas-of 07:30 JSTパケットID: alt20_2026101307トップの市場価格は Hyperliquid 上の先物(perp)価格です(米10年金利は米財務省)
SNAPSHOT 2026-10-13 07:30 JST

Event Risk Radar

📌Event Risk Radar|10/12週、市場が見る5つの先行指標

9月FOMCの議事要旨は「年末までに追加の利上げが適切となる可能性が高い」と書いた。市場は10月の利上げをほぼ外し、12月に寄せている。その12月の読みを最初に試すのが、10月14日21時30分(日本時間)の9月の米消費者物価だ。 予想は総合が前年比3.7%前後。ガソリン高で総合は上がる一方、クリーブランド連銀のナウキャストではコアは前月比0.2%と落ち着いている。どちらに市場が反応するかで、2年債と12月の織り込みが動く。 同じ週に湾岸ではリヤド空港への攻撃とホルムズ海峡でのタンカー被害が重なり、WTIは92ドル台へ上がり直した。10月15日の国際エネルギー機関の理事会が軽油の追加放出をどこまでまとめるかが、抑える側の材料になる。 ビットコインは米国の現物ETFからの流出が続き、1週間で3%余り下げて82,920ドル。大手銀行の決算、TSMCの決算説明会、10月20日のCFTCのパーペチュアル型先物の不措置の期限も並ぶ。

LiveMakers 編集デスク

📌Event Risk Radar|10/12週、市場が見る5つの先行指標

今週の結論。

米労働統計局 10月の公表予定(9月の消費者物価10/14・生産者物価10/15・輸出入物価10/16 いずれも8:30 ET)Bureau of Labor Statistics

10月14日夜(日本時間)に出る9月の米消費者物価が、12月の利上げの読みを決め直す。連邦準備制度が10月7日に公表した9月FOMCの議事要旨は「年末までに追加の利上げが適切となる可能性が高い」と書き、物価のリスクは上振れ側に偏っているとした。市場は10月の利上げをほぼ外し、12月に寄せている。その12月の読みを最初に試すのが今週の物価の数字で、同じ週に湾岸ではリヤド空港への攻撃とホルムズ海峡でのタンカー被害が重なり、原油が上がり直している。

先週の米国債は入札をこなした。10月7日の10年債入札は最高利回り5.300%、応札倍率2.77で、海外勢を含む間接入札者が8割を占めた。10年債利回りは10月5日の5.31%から10月9日に5.24%へ下がり、2年債との差は47ベーシスポイントから44ベーシスポイントへ縮んだ。長い年限への売りがいったん止まったところへ、物価と原油の材料が来る。

10月13日朝6時35分(日本時間)時点のコア12指標は次のとおり。暗号資産・株価指数・為替・商品はHyperliquidの先物の価格で、変化率は24時間比。ビットコインは82,920ドルで0.69%安、イーサは2,512.33ドルで0.61%安、Coinbase(COIN連動先物)は180.84ドルで0.86%安。S&P 500連動先物は7,803.4で0.24%安、米テック100連動先物は30,672で0.93%安、日経225連動先物は68,121で1.07%安。EUR/USDは1.116で0.33%安、ドル円は10月12日のECB参照レートで158.599円と0.22%の円安。金は4,174.3ドルで0.56%安、WTI原油は92.497ドルで1.46%高。米10年金利は10月9日付の米財務省公表値で5.24%、前営業日から2ベーシスポイント上がった(10月12日のコロンバス・デーは米国債市場が休み)。BTCボラティリティ(BVIV)は39.056で0.95%低下。原油だけが上げ、株価指数の先物と暗号資産がそろって下げている。

1|確定イベント

今週は、米国の物価統計が水曜から金曜の夜(日本時間)に並び、その間にIMF・世界銀行の年次総会がバンコクで開かれる。米国の大手銀行の決算もこの週に集まる。

  • 10/13 11:00 JST:IMFの世界経済見通し(WEO)の説明会(バンコク9:00)。12:15 JSTに国際金融安定性報告の説明会が続く。
  • 10/13 16:45 JST(米10/13 3:45 ET):ウォラー連邦準備制度理事がニューデリーでAIについて討論する。
  • 10/13 20:00 JST頃(米10/13 7:00 ET):JPMorganChaseの2026年7-9月期決算。同じ朝にWells Fargo(10/14から前倒し)とCitiも決算を出す。
  • 10/13:米商品先物取引委員会(CFTC)の、暗号資産の個人向け取引を規則にするための事前通知が官報に載った。現行法のまま暗号資産の取引市場を登録制の下に置く道筋で、意見募集は12月14日まで。
  • 10/14 11:00 JST:IMFの財政モニターの説明会。
  • 10/14:財務省の5年国債入札。
  • 10/14 18:40 JST(米10/14 5:40 ET):ボウマン連邦準備制度副議長が、バンコクの国際金融協会(IIF)の会合で監督と規制について討論する。
  • 10/14 19:45 JST頃(米10/14 6:45 ET):Bank of Americaの7-9月期決算。同じ日にState Streetも出す。
  • 10/14 21:30 JST(米10/14 8:30 ET):9月の米消費者物価(米労働統計局)。
  • 10/15 03:00 JST(米10/14 14:00 ET):ベージュブック(地区連銀経済報告)。10月27〜28日のFOMCの前に、各地区の物価と雇用の声が出る。
  • 10/15 10:30 JST:日銀の小枝審議委員が熊本で挨拶する。
  • 10/15 15:00 JST:TSMCの7-9月期決算説明会(台湾時間14:00)。AI向け半導体の需要の強さを最初に示す。
  • 10/15 15:00 JST:英国の8月の月次GDP(英国統計局)。
  • 10/15:国際エネルギー機関(IEA)の理事会。10月11日の声明で、3月の協調放出を出し切っていない国に軽油を優先した前倒しを求め、追加の軽油放出の要否も各国に検討を促した。理事会はその進み具合を点検する場になる。
  • 10/15〜16:欧州理事会(EU首脳会議)。議題は競争力、ウクライナ、次期の多年度予算、中東、防衛など。
  • 10/15 21:30 JST(米10/15 8:30 ET):9月の米生産者物価と、9月の米小売売上高(米国勢調査局)。
  • 10/16 01:00 JST(米10/15 12:00 ET):米国の週次石油統計(米エネルギー情報局)。コロンバス・デーで1日遅れる。
  • 10/16 05:30 JST(米10/15 16:30 ET):連邦準備制度のバランスシート(H.4.1)。BNYも10/15に決算を出す。
  • 10/16 12:30 JST(バンコク10:30):ウォーシュ連邦準備制度議長とIMFのゲオルギエバ専務理事の対談。CPIの後、FOMCの前に議長が公の場で話す機会になる。
  • 10/16 15:30 JST:植田日銀総裁の挨拶を内田副総裁が代読する(全国信用組合大会)。
  • 10/16 21:30 JST(米10/16 8:30 ET):9月の米輸出入物価。22:15 JSTに9月の米鉱工業生産。Travelersも同日朝に決算を出す。
  • 来週以降の日程:10/19に米財務省のGENIUS法(ステーブルコイン法)の規則案の意見募集が締め切られる。10/20には米証券取引委員会(SEC)のRegulation Crypto Assetsと、CFTCの計算資源(コンピュート)デリバティブの上場に関する意見募集が締め切られ、同じ日にCFTCが株価指数のパーペチュアル型先物に出した不措置(ノーアクション)の期限が来る。延長か、恒久化か、失効かのどれかになる。10/20に日本の20年国債入札。10/27〜28にFOMC、10/28〜29に欧州中央銀行の理事会、10/29〜30に日銀の金融政策決定会合。11/30に連邦準備制度のGENIUS法の実施規則案の意見募集が締め切られ、12/11に米国のつなぎ予算が期限を迎える。

2|市場予想・織り込み

9月FOMCの議事要旨は、0.25%の利上げで政策金利を3.75〜4.00%とした会合の中身を示した。参加者は物価のリスクを「上振れ側に偏っている」と見て、雇用のリスクは小さくなり、おおむね釣り合っているとした。AIの設備投資が中期的に需要を供給より大きくし、物価を押し上げる要因になりうるとの指摘もあった。利下げを論じた参加者はいない。

市場の織り込みは議事要旨の後も、10月は据え置き、12月は利上げに寄っている。CME FedWatchでは10月の利上げ確率が2割前後、12月までの利上げ確率は8割前後と伝えられている。

9月の消費者物価の予想は、総合が前年比3.7%前後と伝えられている。クリーブランド連銀の物価のナウキャストは10月9日時点で、総合が前月比0.53%・前年比3.60%、食品とエネルギーを除くコアが前月比0.20%・前年比2.39%。8月の実績は総合が前年比3.4%、コアが2.4%だった。ガソリン高で総合が上がる一方、コアは落ち着いているという見立てで、数字がこの見立てから外れると12月の織り込みが動く。ミシガン大学の10月の消費者信頼感の速報は46.3と9月の48.1から下がり、1年先の予想物価上昇率は4.7%だった。家計は物価の上昇を強く意識している。

米国債の利回りは、10月5日をピークに少し戻した。米財務省の公式値で、10月9日の2年債は4.80%、10年債は5.24%、20年債は5.65%、30年債は5.60%。20年債が30年債を上回る形は10月に入ってから続いている。10月8日の30年債入札は最高利回り5.618%、応札倍率2.54で、間接入札者が72%を占めた。先週の入札は、長い年限にも買い手がいることを示した。

日本では財務省の公表で10月8日の10年債が3.089%、30年債が4.136%、2年債が1.936%。日米10年の差は2.15ポイントで、ドル円は158円台半ばにある。日銀は10月29〜30日に会合を開く。

暗号資産の側では、米国の現物ビットコインETFが10月5日から9日の5営業日で、合わせて約6.8億ドルの流出だったと集計されている。10月7日の約4.9億ドルの流出が大きかった。ビットコインは1週間前の85,878ドルから82,920ドルへ下がった。

3|未確認・報道ベース

  • リヤド空港への攻撃。10月10日の攻撃で死傷者が出て、サウジの民間航空当局は10月12日に空港の閉鎖を延長したと伝えられている。米国務省はフーシ派による攻撃としているが、フーシ派はこの日の攻撃について犯行を表明していない。サウジのエネルギー相は対抗措置を示唆したとされる。ブレントの先物は10月12日に1バレル105ドルを超え、約2週間ぶりの高値を付けたと報じられた。
  • ホルムズ海峡。イラン革命防衛隊は10月10日、許可を得ない航路を通ったスーパータンカーが触雷して炎上したと発表したと伝えられる。10月11日には英国の海事当局が、海峡を出るタンカーに飛翔体が当たったと報告した。船舶データ会社の集計では、10月7日までの週に海峡を通った原油は日量850万バレルで、平時より約4割少ないとされる。
  • 米イラン協議。イラン側は米国の回答を不十分と評価し、11月3日の中間選挙の前に進展は見込みにくいと報じられている。トランプ大統領は10月9日、中間選挙の前にイランを攻撃しない一方で封鎖は続けると述べたと伝えられる。
  • 日本の消費減税。政府は10月9日に食料品の消費税を下げる法案を国会に提出した。衆議院予算委員会の基本的質疑は10月13日と14日に行われる方向と伝えられ、野党は財源を問う構えとされる。
  • 米議会。上院は9月末に地元へ戻り、両院とも中間選挙の後まで本格的な審議を開かないと伝えられている。暗号資産の市場構造を定めるCLARITY法案は、今週の採決の予定がない。

4|価格に効く経路

  • 9月の米消費者物価(10/14)・生産者物価(10/15) → 12月の利上げの織り込み → 米2年債 → ドル → 金と暗号資産
  • ベージュブック(10/15朝)とウォーシュ議長の対談(10/16昼) → FOMCを前にした物価の語り口 → 米2年債と10年債の差
  • リヤド空港への攻撃とホルムズ海峡のタンカー被害 → 湾岸からの原油の出荷 → ブレントとWTI → 期待インフレ率 → 米国の長い年限の金利
  • IEA理事会(10/15)の軽油の追加放出 → 軽油と原油の値差 → 欧州の物価と輸送費
  • 米国の大手銀行の決算(10/13・10/14) → 貸出と預金の動き・信用コスト → 米国の景気の読み → 株価指数
  • TSMCの決算説明会(10/15) → AI向け半導体の需要 → 米テック100連動先物 → AIの設備投資が物価を押し上げるという議事要旨の論点
  • CFTCの暗号資産取引の事前通知(10/13)と10/20の不措置の期限 → 米国での暗号資産の先物とパーペチュアル型の扱い → 取引所と仲介業者の事業の見通し → Coinbase
  • 消費減税の国会審議 → 日本の財政の見通し → 30年国債 → 円

5|先行指標 Watch

  • 9月の米消費者物価(コアの前月比):0.3%以上なら、議事要旨の「年末までの利上げ」を物価が裏づけ、12月の織り込みは固まる。0.2%以下でとどまれば、総合が3.6%を超えても、利上げは1回で止まるという読みが残る
  • 米2年債 4.80%(10/9):CPIの後に4.9%台へ戻るなら、市場は12月の利上げを確かなものとして扱い直している。4.7%を割れば、打ち止めを読み始めている
  • 米10年債 5.24%(10/9):10月5日の5.31%を上抜けて5.3%台に定着するなら、先週の入札で止まった長い年限の売りが物価で再開した。5.15%を割れば、入札の強さが続いている
  • WTI原油(連動先物) 92.497ドル:95ドルを超えるなら、湾岸の攻撃がIEAの放出の効果を上回っている。88ドルを割れば、出荷の不安が後退した
  • ドル円 158.599円(10/12のECB参照レート):CPIの後に160円へ近づくなら、日米の金利差が10月末の日銀会合を前に円を押し下げている
  • ビットコイン 82,920ドル:80,000ドルを保てるか。買いの厚みは米国の現物ビットコインETFの日次の資金流出入で確かめられる。流出が続いたまま8万ドルを割るなら、金利と原油の両方が重荷になっている
  • BTCボラティリティ(BVIV) 39.056:CPIの後に40を超えるなら、暗号資産の市場が金利の上振れを価格に入れ始めている
  • 金 4,174.3ドル:利上げの織り込みが強まっても4,200ドルへ戻るなら、湾岸の地政学の上乗せが金利の重しを上回っている

【今週の分岐】

Base scenario:
9月の消費者物価は総合が前年比3.6〜3.7%、コアが前月比0.2%前後とナウキャストに近い数字になる。12月の利上げの織り込みは8割前後のまま動かず、2年債は4.75〜4.9%、10年債は5.15〜5.3%で推移する。湾岸の攻撃は続くが出荷の大きな停止には至らず、WTIは88〜95ドルで上下する。ドル円は158円台、ビットコインは8万ドル台前半を保つ。

Risk scenario:
コアが前月比0.3%以上に上振れ、生産者物価も強い。2年債は4.9%台へ戻り、10年債は5.31%を上抜ける。リヤドへの攻撃にサウジが対抗し、ホルムズ海峡の被害が広がってWTIは95ドルを超える。株価指数の先物は金利と原油の両方を受けて下げ、BVIVは40を超え、ビットコインはETFからの流出が続く中で8万ドルを割る。ドル円は160円に近づく。

Alt scenario:
総合は原油高で上がるがコアは0.1%台にとどまり、ベージュブックが各地区の需要の鈍りを伝える。ウォーシュ議長の対談で利上げを急がない姿勢が読め、2年債は4.7%を割り、2年と10年の差は広がる。IEA理事会が軽油の追加放出をまとめ、WTIは88ドルへ向かう。ドルが下がり、金は4,200ドルを超え、ビットコインは85,000ドルへ戻る。

今週の見方。

9月FOMCの議事要旨で、連邦準備制度の多数が次の利上げを年内に置いていることがはっきりした。雇用統計の弱さで10月の利上げは遠のいたが、12月の利上げは物価次第で残っている。その物価が上がるか下がるかを最も早く示すのが今週の消費者物価で、ガソリン高による総合の上昇と、落ち着いたコアのどちらに市場が反応するかで、12月の読みが変わる。

もう一つの軸は原油だ。先週の米国債は入札の強さで長い年限の売りが止まったが、湾岸での攻撃が出荷を細らせれば、期待インフレ率から長い年限の金利が再び上がりうる。IEAの理事会が軽油の追加放出をどこまでまとめるかが、その上昇を抑える側の材料になる。暗号資産はETFからの流出が続き、ビットコインは1週間で3%余り下げた。金利と原油の両方が上がる週に、暗号資産の買い手が戻るかどうかがETFの日次の数字に出る。

確かめる先は三つある。10月14日21時30分(日本時間)に米労働統計局が公表する9月の消費者物価のコアの前月比、10月15日午前3時に連邦準備制度が公表するベージュブックの物価の記述、そして10月15日の国際エネルギー機関の理事会の後に出る軽油の追加放出の扱い。翌週は10月20日に、CFTCの株価指数のパーペチュアル型先物の不措置が期限を迎える。

🔗 一次ソース

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