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SNAPSHOT 2026-10-12 05:03 JST

Signal

📡 Signal|OpenAI、GPT-6.1 Sol を GPT-6 Sol と同じ単価で公開

GPT-6.1 Sol の「5分の1」は Astra との比較で、入出力の単価は1週間前の GPT-6 Sol と同額。下がったのはキャッシュ読み出しだけで、価格表には速さで値段が最大12倍開く段が並んだ。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|OpenAI、GPT-6.1 Sol を GPT-6 Sol と同じ単価で公開

OpenAI は9月29日 (米国時間) の開発者会議 DevDay で、新モデル GPT-6.1 Sol を公開した。公式 X の告知は「Astra に近い知能を、5分の1の価格で」。開発者向けの価格表を開くと、入力と出力の単価は、1週間前の9月22日に出たばかりの GPT-6 Sol とまったく同じだ。

「5分の1」は最上位の GPT-6 Astra と比べた数字で、Sol の値下げではない。同じ表で動いたのはキャッシュ読み出しの単価で、そしてもう一つ、同じモデルでも速さによって値段が最大12倍開く料金の段が前に出てきた。

5分の1は、Astra との比較だった

OpenAI の API 価格表 (標準の処理、100万トークンあたり) を GPT-6 の3モデルで並べる。

  • GPT-6 Astra: 入力 10ドル / キャッシュ読み出し 1ドル / キャッシュ書き込み 12.5ドル / 出力 50ドル
  • GPT-6.1 Sol: 入力 2ドル / キャッシュ読み出し 0.1ドル / キャッシュ書き込み 2.5ドル / 出力 10ドル
  • GPT-6 Sol: 入力 2ドル / キャッシュ読み出し 0.2ドル / キャッシュ書き込み 2.5ドル / 出力 10ドル

Astra と比べれば、入力も出力も確かに5分の1になる。ただし9月22日の時点で GPT-6 Sol がすでに同じ単価だった。そのとき OpenAI は Sol と Luna の API 価格を「GPT-5.6 のプロモーション価格より50%低い」と説明している。価格の段差は1週間前にできていて、今回の 6.1 はその段に性能を積んだ更新にあたる。

OpenAI の説明は性能の側にある。TechCrunch が伝えた発表内容によれば、推論の強度が低い設定で事実の誤りの率は GPT-6 Sol の11.4%から7.7%に下がり、どの推論設定でも Astra との誤り率の差は1.9%以内に収まるという。ChatGPT では Plus、Pro、Business、Enterprise、Edu の利用者向けに、業務用の画面と Codex で当日から使える。

下がったのはキャッシュ読み出し

単価で唯一動いたのが、キャッシュ読み出しの0.2ドルから0.1ドルへの半減だ。入力2ドルに対して0.1ドルなので、一度読ませた文脈をもう一度読ませる費用は通常の入力の5%、割引率にして95%になる。GPT-6 Sol と Astra ではこれが10%だった。

この単価が効くのは、同じ長い文脈を何度も読み返す使い方だ。OpenAI は同じ日、GPT-6 Astra で動く常時稼働のエージェント「dots」も発表している。長時間走り続けるエージェントは、指示書や作業の記録を毎回読み直す。そこでは入力や出力の単価より、読み返しの単価が請求額を左右する。値下げが入ったのは、エージェントの使い方でいちばん量が出る行だった。

同じモデルでも、速さで値段が変わる

価格表にはもう一つ変化がある。処理の速さで値段を分ける段のうち、標準の上には以前からある Fast に加えて、今回の Ultrafast が並んだ。

  • Batch / Flex (待ってもよい処理): 標準の半額。GPT-6.1 Sol の出力は5ドル
  • 標準: GPT-6.1 Sol の出力10ドル
  • Fast: 標準の2倍。GPT-6.1 Sol の出力20ドル
  • Ultrafast: 現時点では Astra のみ掲載で、標準の6倍。Astra の出力は300ドル

OpenAI は X で、Ultrafast は Codex で最大8倍 (毎秒300トークン)、API で最大6倍速くトークンを生成すると説明した。Astra の出力単価は、Batch の25ドルから Ultrafast の300ドルまで、同じモデルで12倍の幅がある。

モデルの賢さで値段を分ける段 (Luna・Sol・Astra) と、速さで分ける段が、同じ表の縦と横に並んだ形だ。利用者が選ぶのは「どのモデルか」に加えて「どれだけ待てるか」になり、急ぐ処理ほど高く払う。

10月に分かれる二つの道

  • 基本線: GPT-6.1 Sol の Ultrafast が価格表に加わり、倍率は Astra と同じ標準の6倍で並ぶ。安いモデルを速く回すか、高いモデルをゆっくり回すかという組み合わせが、開発者の費用設計の中心になる
  • リスク分岐: Sol の Ultrafast の倍率が6倍と違う値で出る、または掲載が遅れる。その場合、速さの段はモデルごとに値付けが異なる別の商品として扱われ、「5分の1」の比較はモデルと速さの組み合わせごとに崩れる

確認先は、OpenAI の開発者向け価格ページの「Ultrafast」のタブだ。いまは Astra の1行だけが載っている。OpenAI が「近日」とした GPT-6.1 Sol の行がそこに加わった時点で、速さの値段がモデルをまたいで一律かどうかが分かる。

ことば

  • キャッシュ読み出し — 一度モデルに読ませた長い文脈を保存しておき、次の依頼で再利用するときの入力料金。同じ指示書や資料を繰り返し使うエージェントでは、通常の入力より量が多くなりやすい。
  • Batch / Flex — 結果を急がない処理を、応答の遅さと引き換えに安く引き受ける料金の段。GPT-6 の各モデルでは標準の半額に設定されている。
  • dots — OpenAI が9月29日に発表した、GPT-6 Astra で動く常時稼働のエージェント。起動したまま利用者の用事を引き受け続ける使い方を想定している。

🔗 一次ソース

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