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SNAPSHOT 2026-10-17 23:03 JST

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📡 Signal|SBI とスターテイル、ドル建て OUSD の Open Standard に参画

SBI とスターテイルが OUSD の Open Standard に参画。円建て JPYSC との相互運用の実証実験を検討するが、サービス開始ではない。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|SBI とスターテイル、ドル建て OUSD の Open Standard に参画

SBI ホールディングスと Web3 事業のスターテイル (Startale Group、シンガポール) は10月16日、米ドル建てステーブルコイン「Open USD (OUSD)」を発行・普及させる「Open Standard」に参画したと発表した。あわせて両社は、SBI 新生信託銀行が発行する円建ての信託型ステーブルコイン「JPYSC」と OUSD の相互運用に向けた実証実験を検討している。

SBIホールディングスとスターテイル、Open Standardに参画 (PR TIMES・2026年10月16日/参画、JPYSC と OUSD の相互運用の実証実験を検討、新サービスや本番の決済の開始ではないとの注記、200 を超える参画、北尾氏・渡辺氏のコメントを確認)プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES

円とドルのステーブルコインを、オンチェーンでそのまま交換できるようにする構想だ。日本の金融グループが、米国の決済大手がつくるドルのステーブルコインの網に、円の側から接続口を作りにいく動きになる。

発表は速報で伝えた。両社のプレスリリースから、決まったことと、まだ検討の段階のことを分けて整理する。

Open Standard と OUSD

Open Standard は 2026 年に設立され、Coinbase、Mastercard、Shopify、Stripe、Visa が創設パートナーとして加わった。リリースによると、200 を超える金融機関やフィンテック企業が自社の基盤への OUSD の導入に向けて参画している。手数料の低さに加え、参加企業への収益の還元や、各社の意見を運営に反映する仕組みを特徴に挙げる。

OUSD の提供は、Stripe が 9 月 30 日 (米国時間) に発表した。ストライプジャパンの10月6日のリリースは、OUSD を Open Standard が発行する米ドル連動のステーブルコインと説明し、事業者は発行と償還の手数料なしで米ドルと OUSD を交換できるとしている。Stripe の口座へは、Tempo、Base、Ethereum、Solana の各チェーンのウォレットから OUSD で入金できる。

USDC や USDT が発行体 1 社の商品であるのに対し、OUSD は使う企業の側が連合をつくり、利用に応じて収益を分け合う設計をとる。SBI は国内で USDC と RLUSD を扱ってきたことにもリリースで触れており、複数のドルのステーブルコインに窓口を持つ形になる。

決まったのは「参画」まで

リリースには、本発表は実証実験の検討に関するもので、新しいサービスの提供や本番環境での決済・取引の開始を意味しない、との注記がある。現時点で決まったのは Open Standard への参画で、JPYSC と OUSD の相互運用は、OUSD がオンチェーンで公開されたことを受けて具体的な取り組みを「検討」する段階だ。

実証実験の時期、使うチェーン、交換の仕組みはまだ示されていない。両社は関係法令を踏まえて進めるとしている。

背景として、リリースは米国の GENIUS 法 (ステーブルコイン規制法) の成立を挙げる。SBI グループとスターテイルは7月、SBI グローバルアセットマネジメントや DigiFT と組み、JPYSC をトークン化証券の決済と分配金の支払いに使うテストネットでの技術検証を発表していた。

円の側から見た意味

北尾吉孝会長兼社長はリリースで、円建てとドル建てのステーブルコインの円滑な交換を確保することは「不可欠」だと述べ、「SBI APAC デジタル経済圏」の構築の核心に位置づけた。スターテイルの渡辺創太 CEO は、日本の資産や金融サービスを世界のオンチェーンの市場につなぐ取り組みだとしている。

いまの円とドルの交換は、銀行の外国為替の窓口や、暗号資産取引所の取引板を通る。ステーブルコインどうしを直接交換できれば、たとえば海外の取引先への支払いや、トークン化した資産の売買の代金を、営業時間に縛られずに円とドルの間で動かせる。円のステーブルコインの使い道が国内の決済に閉じず、ドルの網の中に入れるかどうかが、この実証実験で試される。

次に見るもの

確認できる次の一点は、SBI ホールディングスの次の四半期決算の説明資料と、同社のニュースリリース欄に出る実証実験の具体化の告知だ。使うチェーン、交換の仕組み、参加する金融機関の 3 点が示されれば、検討が実験へ進んだと判断できる。JPYSC の発行体である SBI 新生信託銀行の告知も、あわせて見る。

ことば

  • JPYSC — SBI 新生信託銀行が発行する円建ての信託型ステーブルコイン。資金決済法と信託法制にもとづき、トークン化資産の取引や国境を越えた決済での円の受け渡しを想定している。
  • Open Standard — ドル建てステーブルコイン OUSD を手がける企業で、Coinbase・Mastercard・Shopify・Stripe・Visa が創設に加わった。導入企業への収益の還元と、運営への参加を特徴にする。

🔗 一次ソース

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