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SNAPSHOT 2026-10-21 07:30 JST

Signal

📡 Signal|CME の暗号資産先物、Uniswap と Bitcoin Cash で11銘柄に

CME グループが Uniswap (UNI) と Bitcoin Cash (BCH) の先物を上場し、FalconX と GSR の間で最初のブロック取引が成立した。規制下の先物の 6 か月は、米国の現物 ETF の上場基準の一つになる。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|CME の暗号資産先物、Uniswap と Bitcoin Cash で11銘柄に

米デリバティブ取引所の CME グループは10月19日、Uniswap (UNI) と Bitcoin Cash (BCH) の先物を上場し、20日に暗号資産の取引会社 FalconX と GSR の間で最初の大口取引 (ブロック取引) が成立したと発表した。CME が扱う暗号資産の単一銘柄の先物は、これで 11 になる。

UNI は分散型取引所 Uniswap のガバナンストークン (運営の投票に使うトークン) で、BCH は 2017 年に Bitcoin から分かれたチェーンの通貨だ。米国の規制下にある先物市場に名前が載ることは、機関投資家がヘッジに使える道具が増えるだけでなく、米国の現物 ETF の上場基準の一つに近づくことも意味する。初期報は21日の 速報 で伝えた。

上場した 4 つの契約

CME が9月22日に上場を予告した際の発表によると、通常サイズとマイクロサイズの 2 種類ずつ、計 4 つの契約がある。

  • Bitcoin Cash 先物: 1 枚 250 BCH / マイクロ Bitcoin Cash 先物: 1 枚 25 BCH
  • Uniswap 先物: 1 枚 10,000 UNI / マイクロ Uniswap 先物: 1 枚 1,000 UNI

CME は公式 X で、BCH 先物と UNI 先物はどちらも 24 時間 365 日取引できると告知している。20 日の発表では、暗号資産の責任者ジョバンニ・ヴィシオソ氏が、機関投資家の需要の伸びに合わせて規制下の道具を広げていくと述べた。FalconX と GSR の幹部も、規制された取引所での先物がヘッジや資本効率のよい投資を可能にするとコメントしている。決済の方法や価格の基準となる指標は、2 つの発表には書かれていない。

9 銘柄から 11 銘柄へ

CME の暗号資産の単一銘柄の先物は、これまで Bitcoin、Ether、XRP、Solana、Cardano、Chainlink、Stellar、Avalanche、Sui の 9 つだった。CME によると、2026 年に入ってからの暗号資産の先物とオプションの 1 日平均の取引高は 24 万 2,000 枚超 (名目 79 億ドル)、1 日平均の建玉 (未決済の契約) は 24 万枚弱 (同 143 億ドル) に達する。

並べると、今回の 2 銘柄は性格が違う。BCH は Bitcoin と同じ系統の決済向けの通貨で、UNI は特定の分散型金融 (DeFi) のサービスの運営に結びついたトークンだ。CME の先物の対象は、時価総額の大きい基盤チェーンの通貨から、アプリケーションに近いトークンへと幅を広げている。

先物の 6 か月が、現物 ETF の条件になる

この上場の意味は先物の取引そのものより、その先にある。SEC (米証券取引委員会) が承認した米国の取引所の上場基準では、商品を裏付けにする信託型の ETF を個別の承認なしで上場させる条件の一つに、「その商品を対象にした先物が、指定契約市場 (DCM・米商品先物取引委員会に登録した先物取引所) で少なくとも 6 か月取引されていること」がある (取引所がその DCM と監視情報を共有していることが前提)。

CME は DCM であり、CME での UNI と BCH の先物の取引が 6 か月続くのは 2027 年 4 月 19 日になる。ほかの DCM の先物や別の基準で条件を満たす道もあるため、この日付がそのまま ETF の上場日になるわけではない。それでも、規制下の先物の取引の実績は、この基準の上で現物 ETF の候補に入るための材料になる。CME の先物の上場は、その銘柄が ETF の議論に入る前段として読める。

次に見るもの

確認先は2つある。1つは CME グループの日々の取引高と建玉の公表データで、UNI と BCH の先物にマイクロ契約を中心とした出来高が積み上がるかを今後数週間で見る。もう1つは SEC の EDGAR で、資産運用会社から UNI や BCH の現物 ETF の登録届出書 (S-1) が出てくるかだ。CME での 6 か月が経つ 2027 年 4 月 19 日が、上場基準の上での一つの目安になる。

ことば

  • ブロック取引 — 取引所の板を通さず、当事者どうしで値段と量を決めて取引所に届け出る大口の取引。今回は FalconX と GSR の間で成立した。
  • 指定契約市場 (DCM) — 米商品先物取引委員会 (CFTC) に登録された先物取引所。CME のほか、Coinbase Derivatives なども DCM として暗号資産の先物を扱う。
  • 上場基準 (ジェネリック・リスティング) — 一定の条件を満たす商品なら、取引所が SEC に個別の規則変更を申請せずに ETF を上場できる仕組み。先物の 6 か月はその条件の一つ。

🔗 一次ソース

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