SNAPSHOT
BTC/USD$82,015+0.4%
ETH/USD$2,414.10+0.2%
Coinbase(perp)$169.07-2.2%
S&P 500(perp)7,629.60-0.8%
米テック100(perp)29,011.00-1.3%
日経225(perp)62,479-1.4%
EUR/USD(perp)1.1203+0.0%
USD/JPY(perp)156.730-0.3%
Gold(perp)$4,020.40-0.9%
WTI(perp)$102.39+3.4%
米10年金利4.96%-3.3%
BTCボラティリティ(BVIV)39.27-2.1%
審査状態: auto_collectedソース: collected_liveas-of 23:03 JSTパケットID: alt20_2026102323トップの市場価格は Hyperliquid 上の先物(perp)価格です(米10年金利は米財務省)
SNAPSHOT 2026-10-23 23:03 JST

Signal

📡 Signal|CME の暗号資産デリバティブ、7〜9月の取引は前年の約半分

CME の暗号資産の先物・オプションは7〜9月期の1日平均が73億ドルで、前年同期の141億ドルから約48%減った。取引所全体は7〜9月期の過去最高。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|CME の暗号資産デリバティブ、7〜9月の取引は前年の約半分

CME グループの暗号資産の先物とオプションは、2026年7〜9月期の1日平均の取引が19万6,000枚、金額にして73億ドルだった。CME が10月2日に公表した月次と四半期の取引の統計による。1年前の7〜9月期は34万枚・141億ドルで、枚数で約42%、金額で約48%減った。

報道は四半期の取引高を「4,695億ドル」と伝えたが、これは1日平均の金額を期間の営業日に積み上げた数字だ。同じ期間、CME 全体の1日平均は2,940万枚と7〜9月期の過去最高を更新した。取引所全体が記録を出すなかで、暗号資産だけが前年の半分の規模に縮んでいる。初期報は23日の 速報 で伝えた。

4,695億ドルを、1日平均に戻す

CME の統計は暗号資産を1日平均で示す。1日平均の73億ドルに、7〜9月期の米国の営業日 (64日) を掛けると約4,670億ドルで、報道の4,695億ドルとほぼ合う (編集部の計算・1日平均の金額は四捨五入された値)。四半期の総額は大きく見えるが、比べるべきは前年の同じ物差しだ。

  • 2025年7〜9月期: 1日平均34万枚・141億ドル (当時の四半期の過去最高)
  • 2026年7〜9月期: 1日平均19万6,000枚・73億ドル
  • 2026年9月: 1日平均17万4,000枚・86億ドル

9月は枚数が四半期平均より少ないのに、金額は多い。1枚あたりの金額が大きい通常サイズの先物の比重が上がり、小口のマイクロ先物の比重が下がったと読める。小口の投機が細り、大口の取引が中心に残った形だ。

取引所全体は記録、暗号資産だけが縮む

CME が21日に公表した7〜9月期の決算は、売上高17億ドル、純利益10億ドルだった。テリー・ダフィー会長兼 CEO は「6つの資産分類すべてで2桁の伸び」と述べた。10月2日の統計を見ると、金利、株価指数、エネルギー、農産物、為替、金属の6分類にはいずれも前年比2桁の伸び率が付いているが、暗号資産には水準だけが示され、伸び率は書かれていない。

同じ数字は、別の読み方でも使われている。米国では5月に永久先物 (期限のない先物) が規制された取引所で認められ、CME はこの承認の取り消しを求めて商品先物取引委員会 (CFTC) を訴えている。CFTC は裁判所への書面で、CME の暗号資産先物の月間の枚数は5月から9月にかけてむしろ増えたと反論した (10月22日の記事)。5月からの4か月で見れば増加、前年の同じ期間と比べれば半減で、どちらも CME 自身の統計にもとづく。レバレッジをかけた取引の需要が期限の無い永久先物に向かうほど、CME の先物の取引高には下押しの力が働く。CME が10月に Uniswap と Bitcoin Cash の先物を加えて暗号資産の先物を11銘柄に広げたのも (10月21日の記事)、この競争の中での品ぞろえの拡大だ。

次に見るもの

確認先は、CME が11月初めに公表する10月の月次の取引統計だ。新しく加えた銘柄が取引高の底上げになるのか、それとも暗号資産の1日平均が前年の水準からさらに離れるのかが、10月の数字で見える。CFTC との訴訟の行方は、永久先物が米国のどこで取引されるかを決め、CME の暗号資産の取引高の天井を決める。

ことば

  • ADV (1日平均取引高) — 取引所の取引の量を、1営業日あたりの枚数で示す指標。CME は暗号資産について、枚数と想定元本 (取引の金額) の両方を公表している。
  • 想定元本 — 先物やオプションの取引の対象になっている資産の金額。実際に動くお金 (証拠金) ではなく、取引の規模を示す。
  • マイクロ先物 — 通常の先物を小さく切り分けた商品。ビットコインのマイクロ先物は通常サイズの数十分の1の大きさで、個人や小口の投資家の取引が多い。

🔗 一次ソース

関連記事