セッション記事
NY Open Terminal 2026-09-01
NY Open Terminal — 9月1日 18:03 JST(読み解きのみ)
記事化 2026-09-02 02:30 JST
エネルギー価格の上昇が、ついに欧州の物価統計に届いた。ユーロ圏の8月インフレは3.3%へ加速し、押し上げたのはほぼエネルギー単独で、その裏にはホルムズ海峡の通航をめぐる供給の目詰まりがある。債券利回りは数年来の高値をつけ、株は売られた。供給側で起きたことに金利で応じる局面に入りつつある。
この回は市場観測が取得できず、読み解きのみです。
一次情報ハイライト
- ユーロ圏の8月インフレが3.3%へ加速した — 7月の2.9%から上振れした。押し上げの中心はエネルギーで、コアはむしろ鈍化している。
- 欧州の債券利回りが数年来の高値に達した — インフレ再加速を受けて、債券市場に神経質な動きが出ている。利上げ観測が長期金利を押し上げる形になっている。
- DAXが26,000の節目を割り込んだ — 物価統計の上振れが株式市場にそのまま出た。金利と株が同じニュースに反対方向で反応している。
- アジア株はほぼ変わらずで引け、原油と債券利回りが上昇した — 日経・CSI300・ハンセンはいずれも小動きだった。動いたのは株ではなく、原油と金利の側である。
- 金融庁が無登録の暗号資産交換業者に警告書を発出した — 対象はIzakaya Limited。事務ガイドラインに基づく措置で、金融庁ウェブサイトでも公表された。
- 金融安定理事会がG20財務大臣・中央銀行総裁会議に合わせ議長レターを発出した — 会議は8月31日から9月1日にかけて米国アシュビルで開催されている。金融庁が国内向けに内容を公表した。
- 日本銀行が2026年8月の債券市場サーベイを公表した
- Cardanoの憲法委員会更新をめぐる投票が最終盤に入った — 本日夕方時点の集計では、DRepの賛成が69.6%、ステークプール側の賛成が51.06%で、いずれも可決に必要な水準を上回っている。投票せず棄権も設定しないプールは反対として数えられる。
- 金融庁が投資被害の回復を装う二次被害への注意を呼びかけた — 損失を被った人に、被害回復の条件として別の商品購入や手数料の支払いを求める事例が挙げられている。
次の見どころ
- 9月17日から18日のECB理事会に向けて、利上げがどこまで織り込まれるか。
- Cardanoの憲法委員会更新は締切までに可決水準を保てるか。ステークプール側の余裕は小さい。
- エネルギー由来の物価上昇が、日本の長期金利と円にどう波及するか。