朝の12指標
🔬 10月5日朝のマーケット|12指標
日曜の朝から月曜の朝までの24時間、BTCは+1.43%と、ETHの+0.73%のほぼ2倍上げた。前日の朝は上げ幅が最も小さかったBTCが、暗号資産の先頭に戻った。
日曜の朝から月曜の朝までの24時間、BTCは+1.43%と、ETHの+0.73%のほぼ2倍上げた。
株・ユーロ・金・原油に連動する先物の6本は、最も動いたWTI原油でも+0.40%にとどまった。
BTCの先行きの変動の見込みを示すBVIVは+2.71%と、前日の朝の-1.12%から向きを変えた。
今朝の主題は、週末の二日目に暗号資産の先頭が入れ替わったことだ。
前日の朝の24時間は、BTCの上げが3銘柄で最も小さく、SOLと12の外のアルトコインが4〜5%台で上げを引っ張っていた。今朝の24時間は、BTCが上げ幅でETHを上回り、前日に上げたAVAXとALGOは止まった。BTCの値上がりと同時に、BVIVも上がっている。伝統的な市場に連動する先物は、2日続けて金曜の位置からほとんど動いていない。今朝の値は、米国の先物が再開する日本時間7時の25分前のもので、週末の値段の答え合わせはまだ入っていない。
【朝の12指標】
基準は2026年10月5日06:35 JST。1〜7・9・10・12はHyperliquidの先物(perp)の取得時点の価格で、括弧内は24時間比(前日終値比ではない)。株価指数・ユーロ・金・原油は、原資産に連動する先物の値である。8のUSD/JPYは欧州中央銀行(ECB)の参照レートから算出した10月2日の値、11の米10年金利は米財務省が10月2日分として公表した利回りで、週末をはさんでどちらも新しい公表はまだない。
1|BTC
$85,873.4(+1.43%)
前日の朝の$84,682.7から上げ、85,000ドル台に乗せた。前日は12指標の暗号資産3銘柄で上げ幅が最も小さかったが、今朝はETHを上回った。株の市場が閉まったままの日曜の24時間で、暗号資産の上げを先頭で引っ張ったのはBTCだった。
2|ETH
$2,705.0(+0.73%)
2,700ドルを回復した。上げ幅はBTCの約半分で、前日の朝とは並びが逆になった。前日はETHがBTCの3倍を超える幅で上げており、2日続けて同じ銘柄が先頭に立つ形にはなっていない。
3|SOL
$121.44(+1.58%)
上げ幅は3銘柄で最も大きいが、BTCとの差は0.15%ポイントまで縮んだ。12の外では、前日に4〜5%台で並んだ3銘柄のうち、AVAX -0.48%とALGO 0.00%が止まり、SUIだけが+3.06%で続いた。FETは+11.65%、ADAは+3.3%(いずれも先物の24時間比)。アルトコインの上げは、前日のように一斉には並んでいない。
4|S&P 500 連動先物
7,734.2(-0.01%)
12指標のなかで24時間の動きが最も小さい。前日の朝の7,731.9からもほぼ同じ位置にいる。米国の現物株は金曜の引けから取引がなく、週末の2日間で連動先物はほとんど値を変えていない。日本時間7時のCME先物の再開で、この値から離れて始まるかが最初の確認点になる。
5|米テック100 連動先物
30,880(+0.11%)
S&P 500 連動先物より少し強いが、0.1%台の動きにとどまる。後段の補助シグナルで見るAI関連の個別株の先物も、24時間では±0.61%の内に収まった。ハイテク株に偏った動きは2日続けて出ていない。
6|日経225 連動先物
69,755(-0.10%)
6本のなかで唯一、0.1%の下げ。前日の朝の69,823から小さく下がった。先週の日経平均先物は前週末比で約5%上げており、その位置で週末を越えた。答えは今朝9時に開く東京市場が出す。
7|EUR/USD
1.1265(+0.13%)
ユーロは前日の小さな下げを取り戻した。銀行間市場が閉まっている間の先物の値で、ECBの参照レートは金曜から更新されていない。為替の側の新しい情報は、今日10月5日のECBの公表から入る。
8|USD/JPY
157.675円(10月2日・ECB 参照レートから算出)
金曜の値のまま。次の値は今日10月5日のECBの参照レートで出る。日米の10年金利差は2.188%ポイント(米国10月2日の5.28%と日本10月1日の3.092%)。今週は日米の国債入札が重なるため、金利差がどちらへ動くかで円の向きが決まりやすい週になる。
9|金
$4,138.9(-0.07%)
2日続けてほぼ横ばい。金は先週、米国の実質利回りが上がるなかで2週続けて下げた。週末の先物の上では、その下げの続きも戻りもまだ出ていない。BTCが1%を超えて上げた24時間に、金はほとんど動かなかった。
10|WTI 原油
$91.533(+0.40%)
伝統的な市場に連動する6本のなかで、今朝いちばん大きく動いた。それでも0.4%の幅にとどまる。12の外のブレント原油連動先物は$102.66(+0.07%)で、WTIとの差は約11ドルある。米国の商業用原油在庫は9月25日時点で2週続けて増えており、次の確認は10月7日の週次統計になる。
11|米10年金利
5.28%(10月2日)
金曜に公表された値のまま。9月30日の5.29%が2026年の最高で、10月2日はその1bp下にいる(1bpは0.01%ポイント)。米国の3年・10年・30年の国債入札が、10月6日から3日続けて行われる。
12|BTC ボラティリティ(BVIV)
38.416(+2.71%)
BTCのオプション価格から算出される、先行きの変動率の指数(BVIV)に連動する先物の値。前日の朝は、BTCの小さな値動きと変動の見込みの低下がそろっていた。今朝はBTCの上げと変動の見込みの上昇がそろった。値上がりの局面で、オプションの値段に織り込まれる先の値動きが厚くなった形になる。
🛰️ 補助シグナル
12指標本体の置き換えではなく、補助として2枠を置く。個別株の値はHyperliquidの連動先物の24時間比(日本時間10月5日06:43ごろの取得)で、前営業日の終値ではない。
Private Markets・RWA:Blackstone 連動先物 +0.53%、Coinbase 連動先物 +1.16%、Robinhood 連動先物 +0.62%。動意は乏しい。3本のなかで最も上げたのはCoinbaseで、BTCの+1.43%と同じ向きにそろっている。
Fiscal & Currency Regime:日本の10年国債は10月1日に3.092%、30年は4.122%(財務省)。今週は日米の入札が3日続けて重なる。10月6日に日本の10年債と米国の3年債(580億ドル)、7日に米国の10年債(追加発行390億ドル)、8日に日本の30年債と米国の30年債(追加発行220億ドル)。長い年限の国債に、日米の買い手が同じ週に値段を付ける。
【12指標の読み方】
第一に、暗号資産の先頭が入れ替わった。
前日の朝は、規模の大きい銘柄ほど上げが小さかった。今朝はBTC +1.43%がETH +0.73%を上回り、前日に4〜5%上げたAVAXとALGOは止まった。日曜の24時間の上げは、BTCに寄っている。
第二に、値上がりと変動の見込みが一緒に上がった。
BVIVは+2.71%。前日の朝は、値動きが小さく変動の見込みも下がっていた。今朝は値段と変動の見込みが同じ向きに上がっている。BTCの上げが、落ち着いた買いだけで進んでいるわけではない。
第三に、伝統的な市場の連動先物は2日続けて止まっている。
S&P 500 -0.01%、米テック100 +0.11%、日経225 -0.10%、EUR/USD +0.13%、金 -0.07%、WTI原油 +0.40%。WTIを除く5本は0.13%の内に収まった。週末の2日間、金曜の位置はほぼそのまま持ち越されている。
第四に、金利と円は金曜の公表値で止まったまま、入札の週に入る。
米10年5.28%、USD/JPY 157.675円、日米10年差2.188%ポイント。この3つの値は、10月6日から8日の日米の入札を経て、今週のうちに書き換わる。
【先行指標 Watch】
① 日本時間今朝7時のCME先物の取引再開。週末の連動先物はS&P 500が7,734.2、金が$4,138.9、WTIが$91.533。再開後の値がこの位置からどれだけ離れて始まるかで、週末2日間の値段がどこまで正しかったかが分かる。
② BTC $85,873.4とBVIV 38.416。米国の株の市場が開いたあとも、BTCが暗号資産の上げの先頭に立ち続けるか。BVIVが上がり続けるなら、値上がりに変動への備えが付いたまま進むことになる。
③ 日経225 連動先物69,755。今朝9時の東京市場の寄り付きで、先週の約5%の上げの位置を保つか。
④ USD/JPY 157.675円と日米10年差2.188%ポイント。今日10月5日のECB参照レートで、金曜の位置からどちらへ動くか。
⑤ 日本10年3.092%・30年4.122%。10月6日の10年利付国債の入札と、10月8日の30年利付国債の入札に付く需要。
⑥ 米10年5.28%。10月7日の10年債の入札(追加発行390億ドル)で、9月30日に付けた2026年の最高5.29%を上に抜けるか。同じ10月7日にはFOMC議事要旨(9月15日・16日開催分)も公表される。
⑦ WTI原油$91.533。10月7日の米週次石油統計で、商業用原油在庫が3週続けて増えるか。
今日の結論
日曜の朝から月曜の朝まで、伝統的な市場に連動する先物は2日続けて金曜の位置を離れなかった。その間に暗号資産では先頭が入れ替わり、BTCがETHのほぼ2倍の幅で上げ、BTCの変動の見込みも上がった。前日の朝に並んだ「小さい銘柄ほど大きく上げる」形は、1日で崩れている。
週末の値段が正しかったかは、今朝7時のCME先物と9時の東京市場が最初に答える。そのうえで、10月6日から8日の日米の国債入札が、止まったままの金利と円の値を書き換える。
🔗 一次ソース
- Hyperliquid(先物 perp の価格)app.hyperliquid.xyz
- 米財務省「Daily Treasury Par Yield Curve Rates」home.treasury.gov
ECB 参照レート(USD/JPY は EUR/JPY÷EUR/USD で算出)European Central Bank
財務省「国債金利情報」(10月1日 10年3.092%・30年4.122%)財務省
財務省「入札カレンダー:令和8年10月」(10月6日10年利付国債・10月8日30年利付国債)財務省- 米財務省 TreasuryDirect「Upcoming Auctions」(10月6日3年債580億ドル・10月7日10年債の追加発行390億ドル・10月8日30年債の追加発行220億ドル)treasurydirect.gov
米連邦準備制度理事会「FOMC Meeting Calendars」(9月15日・16日会合の議事要旨は10月7日公表)federalreserve.gov- 米エネルギー情報局「Weekly Petroleum Status Report」(次回は10月7日)eia.gov
- CME Group「Trading Hours」(株価指数・金・原油の先物の取引時間) https://www.cmegroup.com/trading-hours.html
本稿は市場環境の解説であり、投資推奨ではない。数値は更新時刻・データ元により差が出る。
🔗 この記事 https://livemakers.com/ja/articles/mkt12-morning-20261005-bd2e9891
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