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📡 Signal|Binance、マイニングプールとクラウド採掘の事業を終了へ
Binance がマイニングプールと Pool Savings・Cloud Mining などを11月10日に終了。マイナーは停止前に接続先の切り替えが必要。
Binance は10月13日、ビットコインなどのマイニングプール「Binance Pool」と関連サービスを、11月10日 07:00 (UTC、日本時間16:00) に終了すると告知した。Pool に加え、預けた資産で利回りを得る Pool Savings、採掘能力を借りる Cloud Mining、送金を早める Transaction Accelerator もまとめて閉じる。
世界最大級の取引所が、採掘の受け皿という事業から手を引く。マイナーは約4週間で接続先を切り替える必要がある。理由について、告知は製品とサービスの「継続的な見直しの一環」とだけ書いた。初期報は 速報 で伝えた。
閉じるもの: 採掘の接続から通知まで
告知が終了の対象に挙げたのは次のとおりだ。
- Binance Pool (マイニングプール本体)
- Pool Savings
- Cloud Mining
- Transaction Accelerator
- ハッシュレートの Telegram 通知、メール通知、マイニングプールの API
11月10日 07:00 (UTC) に採掘の接続を切り、マイナーが機器を向ける接続先 (Stratum の URL) を無効にする。この時刻より後に送られたハッシュレートやシェアは受け付けず、報酬にも計上しない。同じ日に Binance のトップページから Pool への入口も消える。
マイナーと預け入れ利用者がやること
告知は利用者に、停止時刻より前の対応を求めた。
- 採掘機器の接続先を、停止時刻より前に別のプールへ切り替える
- Pool Savings の保有分は、停止前に申し込みを解除するか償還する
- 必要な記録やレポートは保存しておく
停止時刻までに出した対象のシェアは、最終の報酬計算に含まれる。未払いの報酬や残高、返金、精算は、製品の規約やアカウントの状態、コンプライアンスの確認に沿って処理する。受け取りに本人確認などの手続きが要る場合は、11月10日 23:59 (UTC、日本時間11日 08:59) までに済ませるよう求めた。
Cloud Mining の契約がどう精算されるかについて、告知は「該当する場合は」返金や精算をするとだけ書き、契約ごとの扱いは示していない。Pool のページは11月24日 07:00 (UTC) まで14日間だけ見られ、過去のデータや支払いの状況を確認できる。その後は恒久的に閲覧できなくなる。
2020年に始めた採掘事業の幕引き
Binance Pool は2020年4月に始まった。The Block によると、最初はビットコインの採掘から入った。2021年7月には BSV の採掘サービスを終えており、一部の通貨から退いた例はある。今回は事業ごとの撤退だ。
ビットコインの採掘は、半減期のたびに1ブロックあたりの報酬が減り、マイナーの収益は細っている。AI 向けの計算基盤へ拠点を転じるマイナーも増えた。Binance は撤退の理由を語っていないが、採掘の受け皿を取引所が抱え続ける意味は、以前より小さくなっている。
プールの集約度という点では、ビットコインのハッシュレートは上位の数プールに偏っている。Binance Pool の利用者が他のプールへ散れば、その配分が少し動く。どこへ移るかは、停止後のブロックの採掘者の分布に表れる。
次に見るもの
確認先は2つある。1つは Binance の告知ページで、Cloud Mining の契約の精算方法が追って示されるかを見る。もう1つは mempool.space のマイニングプールの集計で、11月10日の停止の前後に、Binance Pool が掘っていたブロックがどのプールへ移るかが分かる。
ことば
- マイニングプール — 多数のマイナーの計算能力を束ね、ブロックを掘り当てる確率を上げる仕組み。報酬は出した計算量 (シェア) に応じて参加者に分配される。
- Stratum — マイナーの機器とプールをつなぐ通信の手順。機器はプールが示す Stratum の URL に接続して仕事を受け取るため、URL が無効になると採掘が止まる。
- クラウドマイニング — 自分で機器を持たず、事業者の採掘能力を一定期間借りて報酬を受け取るサービス。契約期間の途中で事業者が終了すると、精算の方法が問題になる。
🔗 一次ソース