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SNAPSHOT 2026-10-22 18:03 JST

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📡 Signal|米 SEC、トークン化株の取引の場に届け出た3社の一覧を公表

SEC がトークン化株の取引の場 (TSV) に届け出た3社を公表。OKXICE のほか、Canton の TSV LLC と、日本法人の子会社 Perpetuals.com が自前のレイヤー2で名乗りを上げた。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|米 SEC、トークン化株の取引の場に届け出た3社の一覧を公表

米証券取引委員会 (SEC) の取引市場部は、トークン化株の取引の場 (TSV) を運営する意思を届け出た3社の一覧を、10月20日付で自身のページに載せた。届出順に、TSV LLC (9月23日)、ICE と OKX の合弁の OKXICE TSV (10月4日)、Kephas Corporation (屋号 Perpetuals.com、10月14日) だ。

これまで名前が知られていたのは OKXICE だけだった。一覧で、残る2社がそれぞれ別のブロックチェーンを使うことが分かった。3社の取引の場は3つの別々のネットワークに分かれており、トークン化株の市場は始まる前から流動性の置き場所が割れている。初期報は22日の 速報 で伝えた。

SEC の一覧は「承認」ではない

一覧の根拠は、SEC が9月17日に出した免除命令 (Release No. 34-106402) だ。トークン化した株を扱う取引の場を、一定の条件のもとで「取引所」としての登録から外す。条件の一つが届出の手順で、開業の30暦日以上前に自社サイトで公告を出し、その後1営業日以内に SEC へ書面で知らせる。

SEC はページの上で、一覧に載ったことは、その者が TSV の定義や免除の条件を満たすという意味ではないと断っている。スタッフは公告の中身の当否や正確さを審査しない。届出を取り下げた者は一覧から外す。一覧は「誰が手を挙げたか」の記録であって、許可の台帳ではない。

3社の顔ぶれと使うネットワーク

  • TSV LLC — Canton Network でトークン化株を扱う。公式サイトは「まだ運営を始めていない」と表示している
  • OKXICE TSV — ICE と OKX の米国の持ち株会社が50%ずつ出資する。OKX 系のイーサリアム互換のネットワーク X Layer の上で、ステーブルコインの USDC・USDG・USDT を相手に取引する
  • Kephas Corporation (Perpetuals.com) — 米デラウェア州の法人で、公告によれば日本で設立された Perpetuals.com Ltd の間接的な完全子会社。同グループが開発・運営するイーサリアム互換のレイヤー2「Kronos X Public」(OP Stack ベース) を使い、当初は USDC で取引する計画だ

3社のうち2社は、運営主体のグループが自前で持つネットワークの上に取引の場を置く。OKXICE は X Layer、Perpetuals.com は Kronos X Public だ。もう1社が使う Canton Network は、金融機関の利用を想定して作られたネットワークだ。同じ銘柄のトークン化株でも、置かれるネットワークが違えば、そのままでは互いに行き来できない。

異議の手間は、取引の場の数だけ増える

18日の 記事 で伝えたとおり、SEC の命令は株の発行体に、通知から30日以内に「自社株を扱うな」と言える権利を与えている。ただし異議はその取引の場1か所にしか効かない。OKXICE には10月15日付の公示の時点で、CoreWeave や Broadcom など9社が異議を出していた。

取引の場が3つになれば、トークン化を嫌う発行体は、それぞれの通知に対して30日以内に異議を出し直す必要がある。逆に言えば、どの取引の場がどの銘柄を扱えるかは、場ごとに違う一覧になる。今回の一覧で、その「場ごとの違い」が現実の数として見え始めた。

次に見るもの

確認できる次の一点は、開業の時期だ。免除命令は公告から30暦日以上たたないと運営を始められないと定めており、届出日から30日を目安に数えると、最も早い TSV LLC は10月下旬、OKXICE は11月初め、Perpetuals.com は11月中旬に開業できる計算になる。SEC の「Innovation Exemption」のページの一覧に4社目が加わるか、各社の公告の次の版で扱う銘柄と異議の一覧がどう変わるかを見る。命令へのコメントは File No. 4-927 で受け付けている。

ことば

  • TSV (トークン化証券の取引の場) — SEC が2026年9月の免除命令で認めた、トークン化株の取引の場。取引所としての登録を免除される代わりに、銘柄数・出来高の上限と、発行体の異議の受付が義務づけられる。
  • OP Stack — イーサリアムのレイヤー2を作るためのオープンソースの部品一式。Optimism が開発し、多くの企業が自前のレイヤー2をこれで立ち上げている。

🔗 一次ソース

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