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SNAPSHOT 2026-10-12 07:30 JST

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📡 Signal|Unitree の販売実績は四足歩行33,294台に対しヒューマノイド5,632台——中国本土初の「ヒューマノイド上場」を値付けたのは、まだ売れていない製品だ

取引所の資料では累計販売の6分の5が四足歩行で、ヒューマノイドの出荷はほぼ2025年に集中している。初日終値の株価収益率は約1,230倍だった。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|Unitree の販売実績は四足歩行33,294台に対しヒューマノイド5,632台——中国本土初の「ヒューマノイド上場」を値付けたのは、まだ売れていない製品だ

Unitree(宇樹科技)が上海証券取引所の科創板(STAR市場)に上場した。中国本土の公開市場でヒューマノイドロボットの専業メーカーが値付けの対象になるのは、これが初めてになる。報道によれば初日の終値は845元で、公開価格150.80元の5.6倍にあたる。だが本当に読むべきは初値の倍率ではない。取引所に提出された数字を見ると、この会社が実際に売ってきたのはヒューマノイドではないからだ。市場が値付けたのは、実績ではなく、まだほとんど出荷されていない製品のほうだった。

取引所の数字が示す販売実績

公開情報にある2023年から2025年までの累計販売台数は、四足歩行ロボットが33,294台、ヒューマノイドが5,632台である。四足歩行の台数はヒューマノイドのおよそ6倍にあたる。この会社が量産して売ってきたのは、いまのところ四足歩行のほうだ。

さらに内訳を見ると、ヒューマノイドの2025年の出荷は5,500台を超えている。累計5,632台のうち、ほとんどが直近1年に集中している。つまりヒューマノイド事業は、商業的にはまだ1年ほどの歴史しか持たない。

売上高の伸びはこの構造と整合する。2023年が1億5,913万元、2024年が3億9,277万元、2025年が17億元。2年で約10.7倍になった。2025年の純利益は2億7,821万元で、非経常項目を除いた親会社帰属の純利益は5億9,075万元だった。

海外売上は2025年に7億3,166万元で、主力事業売上の43.65%を占める。国内需要だけで伸びている会社ではない。

公開価格の時点ですでに219倍だった

公開価格150.80元での調達額は約61億元、時価総額はおよそ609億9,000万元にあたる。2025年の純利益2億7,821万元に対して、株価収益率は約219倍、売上高に対しては約36倍である。上場の時点で、すでに利益の裏付けから遠い水準に置かれていた。

初日の終値845元は、その5.6倍だ。同じ純利益に対する倍率は約1,230倍になる。非経常項目を除いた親会社帰属の利益5億9,075万元を分母にとっても、約580倍である。どちらの数え方でも、利益から株価を説明することはできない。

説明できないのは分析の失敗ではない。市場がその日、利益を見ていなかったということだ。見ていたのは、まだ計上されていない将来の出荷である。

8,000倍が測っているもの

需要の集中も記録的だった。取引所の資料によれば、機関投資家向けの部分は当初枠の2,760.67倍の申し込みがあった。個人投資家向けの部分については5,526倍という数字が報じられており、全体では8,000倍を超えたとする報道もある。

倍率は企業価値を測っていない。測っているのは、割り当てを受けられなかった資金の量だ。倍率が高いほど、上場後の市場で買うしかない資金が積み残される。初日に5.6倍まで買われた背景には、この積み残しがある。

裏返せば、初日の価格は需給の産物であって、事業の評価そのものではない。積み残しが消化されたあとに、同じ価格が維持されるかどうかは別の問いになる。

上場審査が73日で通ったことも、この案件の位置づけを示している。制度の側にも、この分野を早く公開市場へ載せる意思があった。

ソフトウェア側からの出資

DeepSeekが約1億4,080万元を出資している。AIモデルを開発する側が、ロボットの筐体を作る側の株主になった形だ。

この接続は、資本の流れとしては自然でも、収益の流れとしてはまだ結びついていない。ヒューマノイドが売れる速度は、モデルの性能が上がる速度とは別の制約を受ける。部品の調達、製造能力、安全基準、そして買い手が何に使うかという用途の確立。どれもソフトウェアの改良では短縮できない。

だからこの出資は、現在の業績を説明する材料ではなく、どちらの側が先に律速になるかを見る材料として扱うほうがいい。

48〜72時間で見るもの

・積み残された需要が消化されたあと、価格がどこに落ち着くか。初日の倍率ではなく、数日後の水準のほうが評価に近い
・ヒューマノイドの出荷台数の開示頻度と粒度。累計5,632台という水準では、四半期ごとの増分が評価を直接動かす
・四足歩行とヒューマノイドの売上構成比が次の開示でどう変わるか。比率が動かなければ、値付けの前提が実績に追いついていないことになる
・同種の企業が本土市場に続くか。1社の事例なのか、分野としての受け入れが始まったのかは、2社目の条件で分かる

初めて公開市場に載ったことと、公開市場が正しく値付けたことは別の話だ。この日に確認できたのは前者である。後者は、これから出てくる出荷台数が答える。

🔗 一次ソース

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