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SNAPSHOT 2026-10-29 07:30 JST

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📡 Signal|Strategy の優先株 4 銘柄、配当の基準日を毎日に

Strategy の株主が優先株 STRF・STRC・STRK・STRD の配当を毎日にする定款変更を承認。STRC は11月1日から。週末3日分は金曜にまとまり、T+1 の決済で売買の損得が分かれる。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|Strategy の優先株 4 銘柄、配当の基準日を毎日に

ビットコインを財務の柱に置く米 Strategy (旧 MicroStrategy) は10月28日の臨時株主総会で、4種類の優先株の配当を「毎日」受け取れるようにする定款の変更を承認した。セイラー会長によると、速報値で投じられた票の 99.3% が賛成だった。

対象は STRF・STRC・STRK・STRD の4銘柄で、変動金利の STRC は11月1日から、残る3銘柄は2027年1月1日から切り替わる。配当の区切りが暦の1日単位になり、優先株の持ち方は、毎日分配金が付く短期の運用商品に近づく。

決まったこと: 基準日が週末も祝日も毎日になる

同日提出の 8-K (臨時報告書) によると、変更後は各銘柄が暦日ごとに配当の基準日を置く。土日や市場・銀行の休日も含めて毎日だ。

  • STRF — 年 10% の永久優先株。2027年1月1日から
  • STRC — 変動金利の永久優先株。2026年11月1日から
  • STRK — 年 8% の永久優先株。2027年1月1日から
  • STRD — 年 10% の永久優先株。2027年1月1日から

8-K は、票数の内訳 (賛成・反対・棄権) を載せておらず、必要な賛成を得たという速報段階の報告にとどまる。99.3% はセイラー会長が X で示した速報値である。

週末の3日分は金曜にまとまる

毎日といっても、株式の決済を担う DTC (米国の証券保管振替機関) は週末と休日に動かない。8-K はその扱いも書いている。週末や DTC の休日に当たる基準日は、その前の営業日に繰り上げて扱う。

8-K の例では、2026年11月6日 (金) から8日 (日) までの3日分の基準日が、すべて6日 (金) の基準日・権利落ち日として扱われ、3日分がまとめて9日 (月) に支払われる。決済は約定の翌営業日 (T+1) なので、6日に買った人は3日分のどれも受け取れず、6日に売った人は3日分を全部受け取る。

金曜に売買する人ほど、この扱いで損得が大きく分かれる。DTC を通さない保有や、ほかの市場での取引、証券会社ごとの扱いでは結果が変わりうると、8-K 自身が断っている。

優先株を、短期の運用先として売る設計

日割りで配当が積み上がると、買った日から売った日までの分だけ、ほぼ過不足なく受け取れる。基準日が間遠い銘柄で起きがちな、基準日の直前に買いが集まり権利落ちで値が下がる動きは小さくなる。保有期間の長さで受け取る額が素直に決まる点で、毎日分配金が付くマネー・マーケット・ファンドに近い。

最初に切り替わるのが変動金利の STRC であることも、この狙いと合っている。金利が変わる短期の商品として位置づけた銘柄から、日割り化を始める。

Strategy にとって優先株は、普通株を増やさずにビットコインの買い増し資金を集める手段だ。米国の短期金利は 3.75〜4% にあり (10月の FOMC)、現金の置き場としての比較相手は FRB に一晩預けるだけで 3.75% が付く水準になる。年 8〜10% の配当を毎日の単位に刻むことで、債券や MMF の資金に、ビットコイン財務の企業の信用を選ばせる。配当の原資は最終的に Strategy の資金繰りで、その資金繰りはビットコインの値動きと結びついている。利回りの高さは、その結びつきの対価である。

次に見るもの

確認先は、STRC の切り替え日である11月1日の後、最初の金曜にあたる11月6日の取引と、9日 (月) の支払いだ。週末3日分がまとまって動く初めての週になる。あわせて、Strategy が STRF・STRK・STRD の改定後の定款を提出し、効力が生じた旨を開示するかを EDGAR で見る。

ことば

  • 永久優先株 — 満期がなく、普通株より先に配当を受け取る権利を持つ株式。発行体は元本を返す期限を持たないため、配当の支払い能力が投資判断のすべてになる。
  • 基準日 / 権利落ち日 — 配当を受け取る人を決める日と、その日以降に買っても配当が付かなくなる日。毎日が基準日になると、この区切りが日単位で刻まれる。
  • 8-K — 米国の上場企業が重要な出来事を臨時に届け出る書類。株主総会の結果や定款の変更もここで開示される。

🔗 一次ソース

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