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SNAPSHOT 2026-10-29 07:30 JST

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📡 Signal|SK hynix、四半期売上が初の100兆ウォン超え

SK hynix の 7〜9 月期は売上高 104.6 兆ウォン、営業利益率 80% で過去最高。2027〜2028 年の生産能力の半分超が長期契約で埋まった。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|SK hynix、四半期売上が初の100兆ウォン超え

韓国の SK hynix は10月28日、7〜9 月期の決算 (速報値) を発表し、売上高が 104 兆 6155 億ウォンと初めて 100 兆ウォンを超えた。営業利益は 83 兆 3338 億ウォンで、売上高に対する営業利益の比率は 80% に達した。売上高と営業利益はともに四半期の過去最高だ。

SK hynix「SK hynix Announces 3Q26 Financial Results」(2026-10-28・売上高・営業利益・純利益の表、LTA、HBM4、株主還元を確認)SK hynix Newsroom

同社は、メモリーの需要が供給を上回る状態が 2030 年まで続くと見通した。AI のデータセンター向けのメモリーは、作れば売れる段階から、何年も先の生産枠を先に押さえ合う段階に入っている。

数字で見る 7〜9 月期

同社が公表した表の主な値は次のとおりだ (単位はウォン)。

項目2026 年 7〜9 月期前の四半期比前年同期比
売上高104 兆 6155 億+32%+328%
営業利益83 兆 3338 億+38%+632%
営業利益率80%+3 ポイント+33 ポイント
純利益39 兆 7756 億−58%+216%

純利益だけが前の四半期から半分以下に減った。4〜6 月期の純利益は 93 兆ウォンを超え、営業利益より大きかった。キオクシア株の一部売却による利益が乗っていたためで、同社は今回、その利益をもとに 1 株 1 万ウォンの特別配当を出す。本業の稼ぐ力は、営業利益の 38% 増のほうに表れている。

Decrypt の報道によると、Bloomberg が集計した営業利益の市場予想は 77.5 兆ウォンで、実績はこれを上回った。

2027〜2028 年の生産枠の半分は、もう埋まっている

数字以上に目を引くのは、先の生産枠の売れ方だ。同社によると、長期の供給契約 (LTA) で押さえた量は、2027 年と 2028 年の生産能力全体の 50% を超えた。契約の相手は主要な顧客 14 社で、価格は市況に連動する仕組みを入れている。

Decrypt によると、郭魯正 (クァク・ノジョン) CEO は決算説明会で、顧客が求める量はいま供給できる量の 2 倍を超えると述べた。同社は需要が供給を上回る理由として、最先端の製造工程の難しさと、工場の建設に長い時間がかかることを挙げている。

製品の世代も入れ替わる。AI 向けの積層メモリー HBM の新しい世代 HBM4 の本格的な出荷が始まり、10〜12 月期には出荷量と売上で前の世代の HBM3E を上回る見通しだ。

稼いだ現金の行き先

手元の現金から借入を引いた純現金は 98.7 兆ウォンまで積み上がった。同社は 2026 年度に、配当 30 兆ウォン以上と、自社株の買い入れ・消却 60 兆ウォン以上を合わせて、約 100 兆ウォンを株主に返す計画を示した。

一方で、設備投資は来年、大きく増やす。韓国の龍仁 (ヨンイン) に建設中の半導体の拠点の第 1 期が本格的に稼働するためで、規模と時期は市況に合わせて調整するとした。子会社 Solidigm の上場の検討は、いま進めても狙った成果が得られないとして取りやめた。

同じ日、Alphabet は 7〜9 月期の設備投資を 514 億ドルと開示した。前年同期の 2 倍を超える。データセンターに資金を投じる側の支出が、メモリーを作る側の過去最高の利益として表れている。

次に見るもの

確認先は、2027 年 1 月に出る SK hynix の 10〜12 月期決算だ。HBM4 が予告どおり HBM3E を出荷量と売上で上回ったか、そして来年の設備投資の額がいくらになるかが、ここで数字になる。今回の値は速報で、監査の過程で変わりうると同社は断っている。

ことば

  • HBM — High Bandwidth Memory の略。メモリーの半導体を縦に積み重ね、AI の計算に使う半導体のすぐ横に置いて、大量のデータを高速でやり取りできるようにした部品。AI のデータセンター向けの需要が急増している。
  • LTA (長期供給契約) — 数年にわたって、決まった量の製品を供給する約束をする契約。SK hynix では価格を市況に連動させる仕組みを入れ、買い手は先の生産枠を確保し、売り手は先の売上を見通せる。
  • 営業利益率 — 売上高のうち、本業の利益として残る割合。80% は、売上高 100 ウォンのうち 80 ウォンが本業の利益として残る計算で、製造業としては極めて高い水準だ。

🔗 一次ソース

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