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📡 Signal|Polygon の決済基盤 Open Money Stack、Solana に対応
Polygon の決済基盤 OMS が Solana に対応。銀行振込からステーブルコイン、銀行口座への払い出しまでを 1 つの製品で組める。

Polygon Labs は 10 月 29 日、ステーブルコイン決済の基盤「Open Money Stack(OMS)」を Solana に対応させた。Solana で事業をする会社は、顧客の銀行振込を受けてステーブルコインの残高にし、最後は銀行口座へ払い出すまでを、Polygon の 1 つの製品の中で組めるようになる。
10 月 8 日に発表した TRON への対応から 3 週間での拡張だ。自前のチェーンの利用を増やすことより、他のチェーンの上を流れるお金の入口と出口を引き受けるほうへ、Polygon の事業の重心が移っている。
何が使えるようになったか
Polygon の公式ブログが「いま使える」と挙げたのは次の 6 点だ。
- 銀行振込・カード・現金・暗号資産での入金の受付
- 法定通貨と Solana 上の暗号資産の相互の換金
- Solana 上の資金を、保管型または製品に組み込むウォレットで持つこと
- お金がいつ・どこへ動くかをプログラムで決めること
- Solana・Polygon・主要チェーンの間でのトークンの移動
- 銀行口座・カード・現金・ウォレットへの払い出し
法定通貨の出入りについて、Polygon は米国 48 州の送金業ライセンスに支えられた仕組みだと説明している。チェーンをまたぐ移動では USDC・USDT・PYUSD・SOL・ラップド SOL を扱い、Solana・TRON・EVM 系のチェーンの間を 1 回の取引で動かす。Ethereum のウォレットから USDC で受け取り、Solana の利用者には SOL で着金させる、といった組み方ができる。
製品に組み込むウォレットは、EVM 系のウォレットと同じ API で Solana のアカウントも作れるようにした。利用者からは、ブリッジ(チェーン間の橋渡し)を意識せずに、支払い・残高・払い出しだけが見える設計だ。
なぜ Solana なのか
Polygon は理由として、Solana が四半期ごとに 2 兆ドルを超えるステーブルコインの取引量を動かしていることを挙げた。資産を持つことや交換することと、決済の製品を運営することは別の仕事で、後者には銀行とのつながり、顧客ごとの口座、送金経路、払い出しが要る、というのが Polygon の言い分だ。
ブログは、Solana を決済の土台に選んだ会社が「銀行や送金業者にならずに」実際のお金の流れを扱えるようにする、と対象をはっきり書いている。フィンテック、決済アプリ、マーケットプレイスが想定先だ。すべてを OMS で組んでも、自社のウォレットや本人確認の事業者と組み合わせて一部だけ使ってもよい、としている。
規制のかかる部分をまとめて引き受けるのは、チェーンを持つ会社というより決済代行の事業者に近い。Polygon が自らのチェーンの外で稼ぐ形を広げれば、どのチェーンが勝つかとは別の軸で、決済の入口と出口を押さえる競争が始まる。Stripe 傘下の Bridge や Circle が先に立っている場所でもある。
次に見るもの
Polygon は Solana について「次のチェーンであって、最後ではない」と書き、さらに対象を広げると予告した。確認先は Polygon の公式ブログの Open Money Stack の分類ページだ。次に対応するチェーンの名前と、Solana 上で OMS を使う最初の事業者の名前が出るかどうかで、この拡張が実際の取引につながっているかが分かる。
ことば
- Open Money Stack(OMS) — Polygon Labs が提供する、法定通貨とステーブルコインの出し入れ、口座、チェーン間の送金、払い出しをまとめた決済基盤。銀行振込からステーブルコイン、再び銀行口座までを 1 つの製品で扱う。
- 送金業ライセンス(MTL) — 米国で他人のお金を預かって送る事業に、州ごとに必要な免許。Polygon は 48 州分の免許に支えられた法定通貨の出入りを提供するとしている。
- EVM 系チェーン — Ethereum と同じ仕組みでプログラムを動かすブロックチェーン。Polygon・Base などが該当し、Solana や TRON とは別の系統になる。
🔗 一次ソース

