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📡 Signal|日経平均、10 月最終日に一時 3% 安
日経平均は 10 月 30 日に一時 1,948 円安 (3.01%)、終値は 2.12% 安の 6 万 3,290 円。月間では 5.19% 安で、3 日分の戻りの 55% を 1 日で失った。

日経平均株価は 10 月 30 日、前日の終値より 1,948 円 05 銭安い 6 万 2,711 円 42 銭まで下げ、下落率は一時 3.01% に達した。終値は 1,369 円 36 銭安 (2.12% 安) の 6 万 3,290 円 11 銭で、この日が 10 月の最後の取引日だった。
前の週から 3 日かけて積み上げた戻りの半分以上を、1 日で失った。月間では 5.19% の下げになり、6 月の最高値からの距離は終値で 12.5% に広がった。初期報は 30 日の 速報 で伝えた。
30 日の値動き、前日の終値に一度も届かず
日経の日次データでは、30 日の始値は 6 万 4,344 円 37 銭で、前日の終値 6 万 4,659 円 47 銭を 315 円下回って始まった。高値は 6 万 4,589 円 04 銭で、前日の終値には一度も届いていない。安値の 6 万 2,711 円 42 銭から大引けにかけては 579 円戻した。
東京の取引は、前日の米国市場で Alphabet が決算を受けて大きく下げた後に始まった。AI への投資の大きさが米国のテック株の売りの材料になった週の終わりに、東京も前日の水準を一度も回復できずに下へ振れた。
3 日分の戻りの 55% を失う
10 月の終値を追うと、30 日の下げの位置が見える。
- 9 月 30 日: 6 万 6,753 円 72 銭 (9 月の最終日)
- 10 月 6 日: 7 万 683 円 98 銭 (10 月の最高値の終値)
- 10 月 26 日: 6 万 2,189 円 65 銭 (10 月の最安値の終値)
- 10 月 29 日: 6 万 4,659 円 47 銭 (3 日続けて上昇)
- 10 月 30 日: 6 万 3,290 円 11 銭
26 日から 29 日までの 3 日間で 2,469 円 82 銭 (3.97%) 戻したが、30 日の下げ 1,369 円 36 銭はその 55% にあたる。10 月 6 日の終値からは 10.46% 低く、10 月 19 日の終値で 6 月の最高値から 1 割安 に入った水準を、もう一段下回って月を終えた。6 月 25 日の最高値 7 万 2,366 円 34 銭からは、終値で 12.54%、30 日の安値で 13.34% 低い。
同じ日の日銀、売却を広げる決定
30 日は日銀の金融政策決定会合の結果が出た日でもあった。日銀は政策金利を 1.25% 程度に据え置いた (賛成 8・反対 1)。高田委員は 1.5% 程度への利上げを提案し、否決された。
同じ会合で、日銀は保有する ETF (上場投資信託) の売却ペースを全員一致で広げた。年 3,300 億円程度 (簿価) から 8,600 億円程度 (簿価) に上げ、時価に直すと年 2 兆 4,600 億円程度になる。実施は 2027 年 1 月からで、30 日の売買に日銀の売りは出ていない。詳しくは 10 月 30 日の記事 で伝えた。
利上げを求める票が 1 つ出た会合と、株を市場へ戻す速さを上げる決定が、AI 株安の週の終わりに重なった。株の下支えとして見られてきた日銀の保有が、ゆっくりと売り手の側へ回っていく流れは、年をまたいで続く。
次に見るもの
確認先は日経の日次データの 11 月 2 日 (月) の終値だ。翌 3 日は文化の日で東京は休みになり、同じ 3 日に米国の中間選挙がある。2 日の終値が 10 月の最安の終値 6 万 2,189 円 65 銭を守れるかで、3 日間の戻りが一時の反発だったのか、下げの途中の休みだったのかが分かれる。
ことば
- 日経平均株価 — 東京証券取引所プライム市場の代表的な 225 銘柄から日本経済新聞社が算出する株価指数。値がさの半導体関連株の動きが指数に大きく効く。
- ETF の売却 (日銀) — 日銀が金融緩和で買い入れた株価指数連動の投資信託を、市場へ売り戻すこと。売却額は市場全体の売買代金の 0.1% 程度に抑える方針で、完了までの年数は約 112 年から約 43 年に縮む。
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