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SNAPSHOT 2026-10-19 12:03 JST

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📡 Signal|JPYC EX の臨時メンテナンス、発行と償還が11時間20分停止

JPYC EX が10月17日夜から18日朝まで臨時メンテナンスで停止し、発行と償還が11時間20分止まった。理由は未公表。市場の値は1円前後を保った。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|JPYC EX の臨時メンテナンス、発行と償還が11時間20分停止

日本円ステーブルコイン JPYC の発行・償還基盤「JPYC EX」が、10 月 17 日 (土) 21 時 40 分から 18 日 (日) 9 時まで、臨時メンテナンスで止まった。発行体の JPYC 株式会社は公式 X で開始と完了を告知したが、どちらの告知にもメンテナンスの理由は書かれていない。

止まっていたのは 11 時間 20 分で、その間は発行も償還も受け付けなかった。開始の告知では終了時刻を「未定」としていた。1JPYC=1 円での償還が JPYC の信用の土台である以上、その窓口が予告なく閉じた時間は、短くても記録に残しておく価値がある。

2 本の告知に書かれたこと

JPYC の公式 X の告知は、次の 2 本だ。

  • 10 月 17 日 21 時台の告知: システムの臨時メンテナンスを実施する。日時は「2026年10月17日 (土) 21:40 ~ 未定」。期間中は「発行償還を含むJPYC EXの各種サービス」が使えない
  • 10 月 18 日 9 時台の告知: 臨時メンテナンスは「2026年10月18日 (日) 9:00」に完了し、通常どおり利用できる

告知の対象は JPYC EX のサービスで、ブロックチェーンの上での JPYC の送金には触れていない。JPYC はイーサリアムなどのチェーン上で発行されたトークンで、保有者どうしの送金は JPYC EX を通らない。止まったのは、円と JPYC を行き来する入口と出口だった。

窓口が閉じた 11 時間の値段

償還の窓口が閉じても、市場での値段は動かなかった。韓国の取引所 Upbit のウォン建て市場の公開データでは、メンテナンスの時間帯 (日本時間 17 日 21 時台〜18 日 9 時) の JPYC の値は 8.48〜8.51 ウォンの幅に収まっている。メンテナンスの前の 17 日昼も 8.48〜8.50 ウォンで、ほぼ同じ水準だ。

欧州中央銀行 (ECB) の 10 月 16 日 (金) の参照レート (1 円=約 8.43 ウォン) で換算すると、この幅は約 1.006〜1.010 円にあたる。週末で為替の参照レートが更新されない時間帯の換算なので目安にとどまるが、少なくとも 1 円を割り込む動きは見られなかった。

この落ち着きは、9 月とは違う。JPYC が Upbit に上場した直後の 9 月 19 日には、値が 8.41 ウォンまで下がり、1 円を下回る取引が続いた。LiveMakers は当時、償還窓口に手が届かない買い手がつける値段として、その構造を伝えている。

理由の説明がないことの意味

JPYC の償還をめぐっては、9 月の連休にも、償還したのに円が口座に届かないという声が相次ぎ、発行体の代表が銀行側で止められている事例があると説明した。そのときは、発行体から銀行口座への振込という最後の一区間が、発行体の手の外にあることが表に出た。

今回は、発行体自身のシステムが入口と出口を閉じた。11 時間余りで再開し、市場の値段も揺れなかった以上、実害は小さい。ただ、ステーブルコインにとって償還の窓口は、預金にとっての払い戻しと同じ重みを持つ。告知に理由がないままでは、利用者は今回の停止が定期的な保守の延長なのか、想定外の不具合への対応なのかを区別できない。

円建てのステーブルコインが決済や送金に広がるほど、窓口が止まった時に何が起きたかを説明する慣行が、信用の一部になっていく。

次に見るもの

確認先は JPYC 株式会社の公式 X と、JPYC EX のお知らせ欄だ。今回の臨時メンテナンスの原因や、再発を防ぐ手だてについて追加の説明が出るかを見る。あわせて、週明けの 19 日以降も、Upbit のウォン建て市場で JPYC の値が 1 円前後を保つかを確かめたい。

ことば

  • JPYC EX — JPYC 株式会社が運営する、日本円と JPYC を交換する公式の窓口。日本円を振り込むと JPYC が発行され、JPYC を送ると日本円が銀行口座に戻る。マイナウォレットなどのアプリからも連携して使える。
  • 償還 — ステーブルコインを発行体に戻し、裏付けの法定通貨を受け取ること。1JPYC=1 円で償還できることが値段を 1 円に保つ支えで、窓口が閉じている間は市場の売買だけが値段を決める。

🔗 一次ソース

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