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📡 Signal|CME、Uniswap の UNI 先物の取引を開始
CME グループが10月19日に UNI 先物を開始。1万 UNI とマイクロ1,000 UNI の2種類。Uniswap は DeFi のプロトコルのトークンで初の CME 先物と強調。CME の暗号資産先物は11銘柄に。

米国の先物取引所を運営する CME グループは 10 月 19 日、分散型取引所 Uniswap のトークン UNI の先物の取引を始めた。CME の公式 X は同日、「今日から Uniswap の先物を取引できる」と告知し、契約の大きさは 2 種類、取引は 24 時間 7 日いつでもできると書いた。
Uniswap の公式 X は、UNI が「CME で先物を持つ最初の DeFi のプロトコルのトークン」になったと書いた。ブロックチェーンの上で売買の仕組みそのものを動かすプロトコルのトークンが、米国の規制された先物市場の銘柄表に加わった。
契約は 1 万 UNI と 1,000 UNI
CME が 9 月 22 日に出した発表によると、新しい先物の条件は次のとおりだ。
- Uniswap 先物: 1 枚 = 10,000 UNI
- マイクロ Uniswap 先物: 1 枚 = 1,000 UNI
- 同時に始めるビットコインキャッシュ (BCH) の先物: 1 枚 = 250 BCH、マイクロは 25 BCH
- 取引の場と規則: CME に上場し、CME の規則に従う
発表の時点では、開始日は 10 月 19 日で「規制当局の審査を経て」という条件が付いていた。19 日の CME の告知で、予定どおり取引が始まったことが確かめられる。
マイクロの契約は、1 枚の金額を小さくして、個人や小口の運用者でも使いやすくする設計だ。CME の暗号資産の責任者ジョバンニ・ビシオソ氏は発表で、新しい契約を、より柔軟で資本の効率がよい形に設計したと述べている。
先物の銘柄表は 11 に
CME の発表は、既存の暗号資産の単一銘柄の先物として 9 つを挙げている。ビットコイン、イーサリアム、XRP、ソラナ、カルダノ、チェーンリンク、ステラ、アバランチ、スイだ。BCH と UNI が加わり、銘柄は 11 になった。
CME の暗号資産の先物は、2017 年 12 月のビットコイン、2021 年 2 月のイーサリアムから始まった。2026 年にはカルダノ、チェーンリンク、ステラ、アバランチ、スイを相次いで加え、発表によると、この 5 銘柄の取引は年初からの累計で想定元本 10 億ドルを超えた。暗号資産の先物とオプション全体では、2026 年 1〜6 月の 1 日平均の取引が 27 万 9,800 枚 (想定元本 83 億ドル)、建玉の平均が 26 万 4,600 枚 (同 154 億ドル) だった。
ビットコインとイーサリアムの先物に比べれば、新しい銘柄の取引はまだ小さい。それでも CME が銘柄を足し続けているのは、ビットコインとイーサリアム以外の値動きも、規制された市場で売り買いや保険の対象にしたいという運用者の求めがあるからだと、発表は説明している。
売買の仕組みのトークンが、先物の対象に
これまで CME に並んだ銘柄の多くは、チェーンそのものの基軸のトークンだった。ビットコインやイーサリアム、ソラナは、それぞれのチェーンで手数料を払うのに使われる。チェーンリンクはデータを外から届ける仕組みのトークンだ。
UNI は性格が違う。Uniswap はイーサリアムなどの上で動く分散型取引所で、UNI はその運営の方針を決める投票に使うトークンだ。売買の仕組みそのものを動かすプロトコルの価値を、規制された先物で取引できるようになった点が、Uniswap が「最初」と強調した理由にあたる。
Uniswap には伝統的な金融の側からの関心も向いている。LiveMakers は 10 月 3 日、SMBC日興証券が Uniswap v4 の上で規制に対応した流動性プールを開発していることを伝えた。仕組みを使う動きと、トークンの値動きを先物で扱う動きが、同じ月に並んだ。
先物ができると、UNI を実際に持たずに値下がりに備えたり、値動きに賭けたりできる。ビットコインとイーサリアムでは、CME の先物の市場が育ったあとに、米国の現物の ETF が続いた。UNI の先物がそうした厚みを持てるかどうかは、どれだけの取引と建玉が集まるかで決まる。
次に見るもの
確認先は CME グループの日次の取引量と建玉のデータ (Daily Exchange Volume and Open Interest) だ。取引開始から最初の数週間で、Uniswap 先物とマイクロ Uniswap 先物にどれだけの枚数が積み上がるかを見る。2026 年に加わった 5 銘柄と並べれば、UNI の先物が規制された市場でどの程度の厚みを持つかが分かる。
ことば
- 先物 — 将来の決まった日に、決まった値段で売り買いすることを今約束する取引。実物を持たずに値下がりへの備えや値動きへの賭けができ、取引所が決済を保証する。
- Uniswap — イーサリアムなどの上で動く分散型取引所。利用者が預けた資産のプールを相手に、仲介者なしでトークンを交換できる。UNI はその運営の方針を決める投票に使うトークン。
🔗 一次ソース