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📡 Signal|Super League 株主、メタプラネットの 2,100 BTC 出資を承認

Super League の株主がメタプラネットの出資を承認。2,100 BTC と現金で普通株の約95.7%を取得し、Superplanet に社名を変える。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|Super League 株主、メタプラネットの 2,100 BTC 出資を承認

米ナスダック上場の Super League Enterprise (SLE) は10月19日、16日の年次株主総会で、メタプラネット (東証スタンダード 3350) からの出資に関わる議案がすべて承認されたと発表した。メタプラネットは 2,100 BTC と現金250万ドルを拠出し、Super League の普通株の約95.7%を握る。完了すれば Super League は「Superplanet」に社名を変え、メタプラネットの米国のビットコイン財務拠点になる。

日本の上場企業が、手持ちのビットコインを現物で差し出して米国の上場企業を手に入れる取引だ。東京とナスダックの二つの市場で、一つのビットコインの保有から資金を集める形ができる。初期報は19日の 速報 で伝えた。

承認の票数と、残る手続き

Super League が SEC に出した臨時報告書 (8-K) によると、中心の議案 (ナスダックの上場規則にもとづく株式の発行) の票数は次のとおりだ。

  • 賛成: 105万5,621株
  • 反対: 2万5,314株
  • 棄権: 1万9,343株
  • 証券会社の不行使: 31万6,141株

社名の変更、授権株式数の拡大、取締役会の任期の一本化など、定款の変更に関わる議案もすべて通った。社名変更の議案の賛成は138万1,852株だった。

取引はまだ完了していない。発表は、完了を2026年10〜12月期と見込み、ナスダックへの必要な届け出などの通常の条件がそろうことが前提だとしている。完了と同時に、銘柄コードは SLE から「SUPA」に変わる。

2,100 BTC と引き換えに受け取るもの

8月18日に結んだ契約の条件は、19日の発表と9月25日の委任状説明書に書かれている。

  • 普通株: 1株3.00ドルで4,485万9,400株。株数は8月14日のビットコイン価格で固め、完了までの値動きでは変えない
  • 転換型の永久優先株: 100株。一定の経営上の議決権を伴う
  • ワラント (新株予約権): 10年間、最大3億8,100万株を4回に分けて取得できる。行使価格は3.00ドルから33.50ドルへ段階的に上がる
  • 追加の出資枠: 完了から24か月、1株100ドルの優先株を最大210万株、最大2億1,000万ドル分引き受けられる
  • ロックアップ: 受け取る普通株、ワラントの行使や優先株の転換で得る株は、原則5年間売らない

委任状説明書によると、完了時のメタプラネットの持ち分は発行済み普通株の約95.7%、ワラントをすべて行使した場合は約97.3%になる。

拠出する 2,100 BTC の価値は、契約の基準日である8月14日に約1億3,210万ドル、10月16日には約1億7,000万ドルだった。株数は固まっているので、ビットコインの値上がり分はそのまま Superplanet の資産の厚みになる。1億7,000万ドルを4,485万9,400株で割ると1株約3.79ドルで、発行価格の3.00ドルを3割近く上回る (編集部の計算)。

本体の 4.8% を、米国の器に移す

2,100 BTC は、メタプラネットが新しく買うものではなく、手元の保有から出す。同社の9月30日時点の保有は4万4,000 BTC で (10月6日の記事)、その約4.8%を米国の上場企業に移す計算になる。同社は10月の資本配分の方針で、総資産の10〜15%程度を M&A などに振り向ける枠を設けており、今回の取引は完了すればその最初の大型案件になる。

メタプラネットのサイモン・ゲロヴィッチ CEO は X で、承認を「ビットコインを財務に持つ会社から、ビットコインを軸にした世界的な金融の基盤へ変わる重要な一歩」と書いた。米国の器を持てば、ドル建ての株や優先株で米国の投資家から直接資金を集められる。Strategy が米国で優先株を使ってきた手法を、東京とナスダックの二つの市場で回す設計だ。

一方で、ビットコインを大量に持つ上場企業を見る市場の目は厳しくなっている。指数会社の MSCI は事業の実体が薄い会社を指数から外す新しい基準を決め、メタプラネットを11月の除外候補に挙げた (10月18日の記事)。Superplanet は Super League の広告とメディアの事業を独立した部門として続けると発表しており、ビットコインの保有と事業の実体を一つの会社に同居させる形になる。

完了の知らせと、11月11日

確認先は、Super League が SEC に出す取引完了の 8-K と、メタプラネットが東京証券取引所の適時開示に出す完了の知らせだ。年内に完了するか、完了時点の 2,100 BTC の評価額がいくらになるかを見る。その手前、11月11日の MSCI の定期見直しの発表で、メタプラネット本体が除外の一覧に残るかが決まる。

ことば

  • ワラント (新株予約権) — 決められた価格で将来に株を買える権利。Superplanet の株価が行使価格を上回れば、メタプラネットは安く株を取得でき、持ち分をさらに高められる。
  • ロックアップ — 大株主が一定期間、株を売らないと約束すること。今回は5年で、メタプラネットが長期で保有する意思を示す一方、市場に出回る株は少ないままになる。
  • 委任状説明書 (DEF 14A) — 株主総会の議案と取引の条件、会社の説明を株主に示す SEC への提出書類。今回の95.7%などの持ち分の数字はここに記載されている。

🔗 一次ソース

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