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SNAPSHOT 2026-10-21 23:03 JST

Signal

📡 Signal|コミックシーモアの流出、ログ経由で最大約420万件

コミックシーモアの第4報。会員データベースの流出は319件、ログファイルからは最大約420万件の利用者情報が流出した。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|コミックシーモアの流出、ログ経由で最大約420万件

電子書籍ストア「コミックシーモア」を運営する NTT ソルマーレは10月21日、不正アクセスの第 4 報を出し、流出した情報の件数を初めて示した。会員データベースから流出したのは 319 件だったが、閲覧・取得されたシステムのログファイルには最大約 420 万件の利用者の情報が含まれていた。

見出しに立つ 420 万件の大半は、会員の台帳ではなくログから出た。パスワードを含む台帳の流出は 319 件にとどまり、ログの側にはパスワードは含まれていない。10月15日に止まったサービスは、22日の時点でまだ再開していない。

319 件と最大約 420 万件、二つの流出の中身

第 4 報によると、流出が確認された情報は 2 種類ある。

  • 会員データベースの登録情報: 319 件。メールアドレス、ハッシュ化されたパスワード、ニックネーム、生年月日、性別
  • システムのログファイル上の情報: 最大約 420 万件。メールアドレス、ニックネーム、生年月日、性別。パスワードは含まれない

ログの件数には、同じ利用者の情報が重複して数えられている可能性がある。利用者ごとに含まれる項目は異なり、すべての項目が流出したわけではないという。クレジットカードの情報は対象のシステムに保有しておらず流出していない。購入履歴の流出と、購入した本を管理する「MY本棚」の流出・消失・欠損も確認されていない。該当する利用者には、メールで連絡するとしている。

台帳の外に、個人情報が積もっていた

経緯をたどると、件数の見え方は報を追うごとに変わってきた。15日11時35分、同社は外部からの不正アクセスの可能性が高いと判断してサービスを止めた。16日の第 2 報で会員情報の流出を確認し、18日の第 3 報で、会員情報に加えて一部のシステムのログファイルも閲覧・取得されていたと明らかにした。件数は「精査中」のままだった。21日の第 4 報で、ログの精査の結果が 420 万件という数字になった。

システムのログは、障害の調査や動作の記録のために残すもので、会員の台帳ほどには守りの対象として意識されにくい。そこにメールアドレスや生年月日が書き出され、溜まっていた。台帳を固く守っても、同じ情報が別の場所に写っていれば、守るべき面はその分だけ広がる。今回の数字は、その差を示している。

再開は閲覧から、パスワードは全員に再設定

同社によると、侵入の経路と攻撃の手法の特定と遮断は完了し、安全性の確保と再開の準備を進めている。再開の時期は関係機関と調整中で、決まり次第知らせるとした。購入済みの作品のウェブでの閲覧と読み放題の閲覧を最優先で戻し、作品の購入や各種の決済は安全が確認できたものから順に再開する。

再開の際には、すべての利用者にパスワードの再設定を求める。止まっていた期間の読み放題や月額の料金は、基本的には自動で引き落とされず、一部の決済手段で引き落とされた場合は個別に対応する。期間中に有効期限が切れたポイントは再付与などを検討している。

同社は利用者に、同じメールアドレスとパスワードの組み合わせを他のサービスで使っている場合は、そちらのパスワードも変えるよう求めた。流出した情報を使い、同社を装った不審なメールが届く恐れがあるとも注意を呼びかけている。

次に見るもの

確認先は、NTT ソルマーレのニュースリリースの欄だ。次の報で、サービスの再開日と、停止の期間に対するおわびの中身が示される。319 件と最大約 420 万件の該当者へのメールの連絡が始まったかどうかも、同じ欄の告知で確かめられる。

ことば

  • ハッシュ化 — パスワードを、元の文字列に戻せない形に変換して保存すること。漏れてもそのままでは読めないが、短く単純なパスワードは総当たりで推測される恐れがある。
  • システムログ — サーバーやアプリが、動作や障害の記録として書き出す記録のファイル。調査に欠かせない一方、書き出す項目を絞らないと個人情報が溜まる場所にもなる。

🔗 一次ソース

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