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📡 Signal|SoFi、年4.4%のトークン化預金 SOFIE を個人向けに開始
SoFi が、利息と FDIC の保険が付くトークン化預金 SOFIE を個人の暗号資産会員向けに始めた。年 4.40%。使う時だけステーブルコイン SoFiUSD に 1 対 1 で替える設計だ。

米ネット銀行の SoFi は10月22日、利息が付き、米連邦預金保険公社 (FDIC) の保険の対象にもなるトークン化預金「SoFi Earn」を、暗号資産サービス SoFi Crypto の個人の会員向けに始めたと各社が報じている。預金はトークン「SOFIE」として表され、年利回りは 4.40%。同社は、米国の国法銀行として個人にトークン化預金を提供するのは初めてだとしている。
仕組みの肝は、SOFIE を同社のステーブルコイン「SoFiUSD」へ 1 対 1 で、24 時間いつでも替えられる点にある。替えるまでは預金として利息と保険が付き、替えた瞬間から暗号資産の購入や外部のウォレットへの送金に使えるお金になる。利息を付けられないステーブルコインと、利息の付く預金を、使う直前まで分けておく設計だ。
SOFIE と SoFiUSD の違い
報道によると、2 つの性格は次のように分かれる。
- SOFIE (トークン化預金): 1 SOFIE は SoFi Bank にある 1 ドルの預金。年 4.40% の利息が付き、所定の限度まで FDIC の保険の対象になる
- SoFiUSD (ステーブルコイン): 2025年12月に始まり、2026年5月に一般の銀行アプリでも使えるようになった。FDIC の保険の対象ではなく、利息も付かない
SoFi は、SOFIE を暗号資産の会員全体に行き渡らせる作業を11月に終える見込みだとしている。
SoFi のアンソニー・ノト最高経営責任者 (CEO) は The Block に寄せた声明で、「デジタル資産の世界では多くのお金が眠ったままで、何百万人もの人が大きな収益の機会を逃している」と述べた。お金は「必要になる瞬間まで働き続けるべきだ」とも話している。
ステーブルコインに利息を付けられない理由
この設計の背景には、2025年に成立した米国のステーブルコイン法 (GENIUS 法) がある。同法は、ステーブルコインの発行体が保有者に利息や利回りを払うことを禁じている。一方で、銀行の預金に利息を付けることは従来どおりできる。
SoFi はこの線引きを、商品の形にそのまま写した。暗号資産の会員が取引に備えて置いておくお金は、ステーブルコインのままでは何も生まない。それを預金として持たせ、使う時だけステーブルコインに替える。利回りは預金の側で払い、送金の速さはステーブルコインの側で得る。
この形が広がると、ステーブルコインの発行体と銀行の競争の軸が変わる。保有者に利息を払えないステーブルコインの発行体は、利回りを求めるお金を、預金を持つ銀行に取られやすくなる。発行体が裏付け資産の運用で得る利益を、銀行は預金の利息として利用者に配れるからだ。
次に見るもの
確認先は SoFi のトークン化預金の金利表 (sofi.com の Tokenized Deposit Rate Sheet) で、4.40% がこの先いつ書き換わるかを見る。もう 1 つは11月の全会員への展開の完了と、次の四半期決算で SoFi が SOFIE と SoFiUSD の残高を開示するかどうかだ。預金とステーブルコインのどちらにお金が残るかが、この設計の実測になる。
ことば
- トークン化預金 — 銀行の預金を、ブロックチェーン上のトークンとして表したもの。中身は預金なので、利息や預金保険の扱いは通常の預金と同じになる。
- GENIUS 法 — 2025年に成立した米国のステーブルコイン法。発行体に裏付け資産の保有を求め、保有者に利息や利回りを払うことを禁じている。
🔗 一次ソース
- The Block: SoFi launches interest-bearing, FDIC-insured tokenized deposit for crypto users (10月22日・ノト CEO の声明・11月に展開完了の見込み)theblock.co
- CoinDesk 公式 X の速報 (10月22日・年 4.40%・SoFiUSD へ 1 対 1 で交換)
- The Defiant: SoFi launches SOFIE tokenized deposit with 4.4% APY (10月22日)thedefiant.io
- SoFi: Tokenized Deposit Rate Sheet (金利表)sofi.com