SNAPSHOT
BTC/USD$76,857-1.0%
ETH/USD$2,253.20-0.1%
Coinbase(perp)$137.36-5.6%
S&P 500(perp)7,548.40-0.6%
米テック100(perp)28,046.00-1.5%
日経225(perp)62,759+0.3%
EUR/USD(perp)1.1192+0.3%
USD/JPY(perp)157.810+0.3%
Gold(perp)$3,949.50+1.6%
WTI(perp)$96.45-6.0%
米10年金利4.91%-0.6%
BTCボラティリティ(BVIV)41.20-2.5%
Review status: auto_collectedSource: collected_liveas-of 07:30 JSTPacket ID: alt20_2026110307Top-page market prices are Hyperliquid perpetual-futures prices (US 10Y from the U.S. Treasury).
SNAPSHOT 2026-11-03 07:30 JST

Signal

📡 Signal|ニュージャージー州、Coinbase のステーキング停止命令を撤回へ

ニュージャージー州が Coinbase のステーキングへの2023年の停止命令と500万ドルの制裁金を取り消す。手を引いた州は10州中6州目。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|ニュージャージー州、Coinbase のステーキング停止命令を撤回へ

米ニュージャージー州の証券規制当局は、暗号資産交換業者の Coinbase のステーキング (保有する暗号資産をネットワークに預けて報酬を得る仕組み) に出していた2023年の停止命令と 500 万ドルの制裁金を取り消す。Coinbase は10月29日に同局から取り消しの意向を伝えられたと、四半期報告書 (10-Q) に記した。

州の住民は2023年7月から、Coinbase で新しくステーキングを始められなくなっていた。3 年あまり続いた州の締め付けが、またひとつ外れる。第一報は 速報 で伝えた。本稿は、Coinbase の開示と2023年の命令から、何が終わり、何が残るのかを読む。

2023年の命令は「未登録の証券」の販売

発端は2023年6月6日だ。ニュージャージー州の司法長官室と証券局は、Coinbase のステーキングが州の証券法上の未登録の証券にあたるとして、略式の停止命令を出し、500 万ドルの制裁金を科した。当時の発表は、2023年3月29日時点で州内に約 14 万 5,270 人、全米で 350 万人を超える利用者がいたと書いている。

Coinbase の 10-Q によると、同じ2023年6月には、アラバマ、カリフォルニア、イリノイ、ケンタッキー、メリーランド、ニュージャージー、サウスカロライナ、バーモント、ワシントン、ウィスコンシンの 10 州が、ステーキングをめぐって一斉に通知や停止命令を出した。Coinbase は7月、カリフォルニア、ニュージャージー、サウスカロライナ、ウィスコンシンの 4 州と、決着がつくまで住民が新しい資金をステーキングに回せないようにする合意を結んだ。10月にはメリーランドとも同様の合意を結んでいる。

10 州のうち 6 州が手を引いた

その後の流れは、州ごとに分かれた。2025年3月から4月にかけて、アラバマ、ケンタッキー、イリノイ、サウスカロライナ、バーモントの 5 州が、訴えの却下や命令の取り消しなどで手を引いた。
ニュージャージーは 6 州目になる。10-Q の記載は「10月29日、州の証券規制当局が略式の制裁金と停止命令を取り消す意向を Coinbase に伝えた」というものだ。11月2日には、Coinbase の幹部の Molly Abraham 氏が、州が訴えを正式に取り下げて停止命令を解き、州の利用者は過去 3 年あまりで数百万ドル規模の報酬を逃したと X に書いた。CEO の Brian Armstrong 氏はその投稿を引用し、州の利用者が「まもなく」ステーキングに参加できるようになると書いた。再開の日付は示していない。

残るのはカリフォルニア、メリーランド、ウィスコンシン、ワシントンの 4 州だ。このうち新規のステーキングを止める合意を結んだのはカリフォルニア、メリーランド、ウィスコンシンで、ワシントンはその合意の対象に入っていない。Coinbase は 10-Q で、州の当局の主張を争う姿勢を変えておらず、不利な結論になれば業績に重大な影響がありうると書いている。

取り消しは「勝訴」ではない

今回の動きは、裁判所の判断で Coinbase の主張が認められたものではない。規制当局が自ら命令を引いた形で、ステーキングが州の証券法上どう扱われるかの答えは出ていない。州の当局が将来あらためて手続きを取る余地は、論理の上では残る。

それでも、意味は小さくない。ステーキングは、イーサリアムをはじめ、預けた暗号資産でネットワークの取引の検証を支える「プルーフ・オブ・ステーク」のブロックチェーンで、保有者が報酬を得る基本の仕組みだ。米国では、州の命令が住民ごとの利用の可否を分けてきた。住む州によって同じ取引所の同じ機能が使えたり使えなかったりする状態が、ひとつ減る。

次に見るもの

確認先は、Coinbase のヘルプセンターのステーキングの利用可能地域の案内だ。ニュージャージー州が対象外の一覧から外れる日が、実際の再開の日になる。残る 4 州の扱いは、Coinbase の次の定期報告 (例年 2 月に出る年次報告書 10-K) の訴訟の欄で、州ごとの記載がどう変わるかで追える。

ことば

  • ステーキング — 保有する暗号資産をブロックチェーンのネットワークに預け、取引の検証に参加する代わりに報酬を受け取る仕組み。取引所が利用者の代わりに預ける形が、証券にあたるかどうかで争われてきた。
  • 略式の停止命令 — 証券規制当局が、聞き取りの手続きを経る前に出せる停止の命令。相手は後から争うことができる。2023年のニュージャージー州の命令はこの形だった。
  • 10-Q — 米国の上場企業が四半期ごとに SEC へ出す報告書。業績のほか、係争中の訴訟や規制当局とのやりとりも書く。

🔗 一次ソース

Related articles