SNAPSHOT
BTC/USD$78,273+0.1%
ETH/USD$2,298.96+1.0%
Coinbase(perp)$143.70-2.3%
S&P 500(perp)7,608.20+0.2%
米テック100(perp)28,597.00+0.2%
日経225(perp)63,038+1.2%
EUR/USD(perp)1.1233+0.6%
USD/JPY(perp)157.580+0.1%
Gold(perp)$3,901.20+0.3%
WTI(perp)$99.87-2.9%
米10年金利4.94%-0.8%
BTCボラティリティ(BVIV)40.00-2.5%
審査状態: auto_collectedソース: collected_liveas-of 18:03 JSTパケットID: alt20_2026110218トップの市場価格は Hyperliquid 上の先物(perp)価格です(米10年金利は米財務省)
SNAPSHOT 2026-11-02 18:03 JST

Signal

📡 Signal|Circle、発行体が運営する ERC-20 にも CCTP を開放

Circle が CCTP を他の発行体の ERC-20 にも開放。Arc のテストネットで焼却と発行の接続手順を示し、他社資産は審査も裏付けもしないと明記。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|Circle、発行体が運営する ERC-20 にも CCTP を開放

Circle は、ステーブルコイン USDC を別のチェーンへ移すために作った仕組み CCTP を、ほかの発行体が自ら発行・運営する ERC-20 トークンにも開いた。10月30日の開発者向けブログで、USDC と同じメッセージと証明の基盤が「いまはほかの ERC-20 にも対応する」と書き、自社のブロックチェーン Arc のテストネットで接続の手順を示した。初期報は2日の 速報。

発行体が自分のトークンを複数のチェーンで流通させるには、これまでブリッジや、別のチェーン上で包んだトークンに頼ることが多かった。CCTP は送る側で焼却し、受け取る側で新たに発行するため、同じトークンがチェーンごとに別物になる問題を避けられる。USDC のために作った移転の通り道を、他社のトークンにも貸し出す形になる。

2つの接続の方法

ブログは、発行体のトークンを CCTP に載せる方法を2つ示した。

  • ネイティブ: 最初から CCTP 向けに作る新しいトークン。Arc 上でトークンと、トークンごとの管理用のコントラクトを同時に展開する。移転は焼却と発行で行う
  • カスタム: 発行体がすでに運営している ERC-20。経路上のすべてのチェーンで、焼却と発行の方式を設定する。所有者・運用者・一時停止の権限・移転量の上限は発行体が決め、Circle が管理を引き取ることはできない

移転量の上限を0のままにすると移転が止まるため、展開の時点で設定するよう求めている。小数点以下の桁数は、チェーン間でそろえる必要がある。手数料は送り元のチェーンの基軸の通貨で払い、受取人は全額を受け取る。Arc ではガス代や手数料を USDC で払う。

ブログの手順はテストネットを前提にしており、メインネットに移る前に上限と権限を締めるよう書いている。発行体のトークンの接続がメインネットで使える状態かどうかは、ブログには書かれていない。

9月の多資産化の続き

Arc は9月23日にメインネットと、チェーンをまたぐ機能をまとめた相互運用の仕組みを公開した。その時点で CCTP は USDC に加えて、ユーロ建てのステーブルコイン EURC と cirBTC の移転に対応した。EURC の経路は Arc・Avalanche・Base・Ethereum・World Chain、cirBTC は Arc と Ethereum だ。他社のトークンについては、包む方式と、複数のチェーンで使うためのトークンの規格 (CTS) で扱うとしていた。

10月30日のブログは、そこから一歩進めて、発行体自身のトークンを包まずに焼却と発行で CCTP に載せる手順を示したことになる。USDC・EURC・cirBTC に限られていた焼却と発行の道に、他社の資産が乗れるようになる。

通り道は貸すが、中身は保証しない

ブログは、CCTP は利用者の資産を預からない仕組みだとし、他社の資産を審査も推奨もせず、裏付けもしないと明記した。移転は取り消せず、誤ったアドレスに送った資産は回収できない。発行体は自社のサービスと法令の順守に単独で責任を負う。

この線引きは、通り道の利用料と中身の責任を切り分ける設計だ。トークンの数が増えるほど、どの発行体のトークンが同じ道を通っているかを、利用者が自分で確かめる場面が増える。

次に見るもの

確認先は、Circle の開発者向け文書の CCTP の対応資産とコントラクトのアドレスの一覧だ。発行体のトークンの接続がメインネットで使えるようになるか、最初に接続する発行体の名前が出るかを見る。11月4日には Circle の7〜9月期の決算の発表が予定されており、Arc と CCTP の利用状況に触れるかも確認点になる。

ことば

  • CCTP — Circle の Cross-Chain Transfer Protocol。USDC を別のチェーンへ移す仕組みで、送る側で焼却し、受け取る側で同じ額を新たに発行する。包んだトークンを使わないのが特徴。
  • 焼却と発行 — トークンを送り元のチェーンで消し、送り先のチェーンで同じ量を発行する移転の方式。資産を預けて代わりの証書を出す方式と違い、チェーンごとに別物のトークンが生まれない。
  • ERC-20 — Ethereum で決められたトークンの共通の規格。Ethereum と互換のチェーンでも広く使われ、ステーブルコインや多くのトークンがこの形をとる。

🔗 一次ソース

関連記事