SNAPSHOT
BTC/USD$77,118-1.0%
ETH/USD$2,279.00-0.3%
Coinbase(perp)$139.28-1.2%
S&P 500(perp)7,544.20-1.0%
米テック100(perp)28,156.00-1.6%
日経225(perp)63,123-0.4%
EUR/USD(perp)1.1187-0.3%
USD/JPY(perp)158.100+0.2%
Gold(perp)$3,957.10+0.4%
WTI(perp)$95.19-2.5%
米10年金利4.91%-0.6%
BTCボラティリティ(BVIV)42.72+4.4%
審査状態: auto_collectedソース: collected_liveas-of 23:03 JSTパケットID: alt20_2026110323トップの市場価格は Hyperliquid 上の先物(perp)価格です(米10年金利は米財務省)
SNAPSHOT 2026-11-03 23:03 JST

Signal

📡 Signal|CFTC、個別株の永久先物を米国の登録取引所で解禁

規則40.3で承認とみなし、証券先物としてCFTCとSECの両方が監督。取引所名・銘柄・開始日は声明に無く、各取引所の告知待ち。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|CFTC、個別株の永久先物を米国の登録取引所で解禁

米商品先物取引委員会 (CFTC) のマイケル・セリグ委員長は 11 月 3 日、個別株を対象にした永久先物が、CFTC に登録した米国の取引所で初めて取引できるようになったとする声明を出した。商品は CFTC 規則 40.3 にもとづいて「承認されたものとみなす」扱いとなり、2000 年の商品先物近代化法 (CFMA) が定める証券先物として、CFTC と SEC の両方の規制を受ける。

CFTC プレスリリース 9319-26「CFTC Chairman Selig Releases Statement on Equity Perpetual Futures」(2026年11月3日)cftc.gov

満期のない株の先物は、これまで米国の外の取引所と暗号資産の取引所で育ってきた商品だ。5 月のビットコインに続き、その器が伝統的な株式へ広がった。株価の「値付けの場」が、取引所の立会時間の外へ出ていく入口になる。

第一報は 速報 で伝えた。本稿は、声明が決めたことと、まだ決めていないことを分けて読む。

声明が決めたこと: 証券先物の枠で、二つの規制の下に置く

セリグ委員長の声明の骨格は次のとおりだ。

  • 個別株の永久先物は、CFTC 規則 40.3 にもとづき「承認されたものとみなされた」。規則 40.3 は、取引所が新しい商品の承認を CFTC に求める手続きで、期限内に CFTC が退けなければ承認として扱われる
  • 位置づけは CFMA の「証券先物」。商品取引所法と米国の証券法の両方、CFTC と SEC の両方の枠組みが適用される
  • 声明が言う「CFTC 登録取引所」は、指定契約市場 (DCM) のうち、SEC に届出登録した国法証券取引所として証券先物を扱えるものを指す (声明の脚注)

声明はこの日を一続きの流れの上に置いている。1 月 29 日の就任後の講演で委員長は永久先物の国内回帰を指示し、5 月 29 日には Kalshi のビットコイン永久先物 (BTCPERP) を承認した。3 月 11 日には CFTC と SEC が協調の覚書 (MOU) を結んでいる。声明は、証券先物や株の永久先物が両機関のすき間で宙に浮いてきたことを、SEC のポール・アトキンス委員長の言葉を借りて「規制の無人地帯」と呼び、その時代は終わったと書いた。

声明がまだ書いていないこと

声明には、どの取引所が、どの銘柄を、いつから扱うかが書かれていない。レバレッジの上限、資金調達料 (後述) の計算方法、清算の条件も、声明からは読めない。

手がかりは 9 月の申請にある。Cointelegraph の 9 月 19 日の報道によると、Kalshi と Coinbase は 9 月 18 日に米国の個別株の永久先物について申請し、Kraken の親会社 Payward は Bitnomial を通じて、Tesla・Nvidia・Apple などの 10 銘柄から始める計画を出した。今回の声明が、これらの申請のうちどれを承認とみなしたのかは、各取引所の発表を待つことになる。

何が変わるか: 株価の発見が、立会時間の外へ広がる

株の永久先物は、満期がなく、買い手と売り手が定期的に資金調達料をやり取りすることで、価格を現物の株価に寄せ続ける。暗号資産の取引所では 24 時間動くのが普通だ。

米国の投資家は、これまでこうした商品を使おうとすれば、規制の外の海外の場に出ていくしかなかった。声明の言い方では、規制のある市場の保護の内側で使えるようにすることが今回の目的だ。

影響は投資家の選択肢にとどまらない。LiveMakers は 11 月 2 日、Chainlink が永久先物の気配から閉場中の株価を 24 時間配信し始めたことを伝えた。株の値段が、ニューヨーク証券取引所の閉まっている時間にも、先物の気配として決まり続ける。その気配を出す場が、米国の規制下の取引所に移ってくる。金融市場が「常時稼働」へ組み替わる流れの中で、規制当局の側が先に枠を用意した日として、この声明は読める。

次に見るもの

最初の確認先は、Coinbase Derivatives・Kalshi・Bitnomial など各取引所の上場告知と、CFTC のサイトの業界提出書類 (Industry Filings) に載る商品条件だ。銘柄数、レバレッジ、資金調達料の算式がそこで初めて具体になる。

その次は 12 月 15 日。CFTC はワシントンの本部で、デリバティブ市場の 24 時間 365 日取引をテーマにした業界との円卓会議を開き、CFTC.gov で中継する。夜間取引、トークン化、運用の準備が議題に並ぶ。株の永久先物が実際に夜通し動くかどうかは、この場の議論と地続きにある。

ことば

  • 永久先物 — 満期のない先物。買い手と売り手が一定間隔で資金調達料をやり取りし、価格を現物に近づける。暗号資産の取引で主流になり、株式にも広がりつつある。
  • 証券先物 — 個別株や狭い株価指数を対象にした先物。2000 年の CFMA で CFTC と SEC の共同管轄と定められ、両方の規制を受ける。
  • 資金調達料 — 永久先物で、先物価格が現物より高ければ買い手が売り手に、低ければ売り手が買い手に払うお金。満期の代わりに価格を現物へ引き寄せる仕組み。

🔗 一次ソース

関連記事