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📡 Signal|Jupiter、Solana の出入口をブリッジ5社で比較 ベータ公開
Jupiter がブリッジ集約のベータ版を公開した。5社の見積もりを受取額で比べ、Solana と50超のネットワークをつなぐ。deBridge と Wormhole は入っていない。

Solana 上のトークン交換サービス Jupiter は11月5日、ブリッジの見積もりを比べて資金を移す「Jupiter Bridge Aggregator」のベータ版を試すよう、公式 X で利用者に呼びかけた。公式文書によると GUM、Mayan、Relay、NEAR Intents、Circle CCTP の5社から見積もりを取り、Solana と50を超えるネットワークの間で資金を動かす。
資金が Solana に出入りする時に、どのブリッジを使うかを、利用者が各社の画面を回らずに決められるようになる。ブリッジの競争の場が、各社の画面から Jupiter の1画面に移る動きだ。公開の時期については、Solana Compass が10月27日の告知を記録し、@jupiter_trade は11月4日に公開を投稿している。
見積もりの比べ方
文書が示す選び方は単純で、受取額が基準になる。
- 送り元のネットワークのガス代を除いた受取額が多い順に並べる
- 約5分を超えると見込まれる経路は、速い経路より下に置く
- 送った価値の約3%以上を失う経路は、すべての経路がそうである場合にだけ既定で選ぶ
- 利用者は署名の前に経路を開いて、別の事業者を選べる
送金は必ず Solana が片方の端になる。トークンは途中で変えられ、文書は Arbitrum 上の ETH を Solana の SOL に変える例を挙げる。文書のトークンの表には58のネットワークが載っている。Solana 以外どうしの送金は、GUM のブリッジを別のタブで開く。
載っている5社と、載っていない名前
Circle CCTP は USDC 専用で、送り元で焼却し送り先で発行するので、受け取るのは Circle が発行した USDC そのものだ。NEAR Intents は、取引ごとの入金先に1回送るだけで承認の手順がない。経路によって仕組みは大きく違うが、利用者の画面では受取額の比較に揃えられる。
Solana Compass は、Solana で長く使われてきた deBridge と Wormhole が5社に入っていない点を指摘している。集約の画面の並びは、ブリッジ各社にとって利用者への入口そのものになる。誰が載り、誰が載らないかは今後の見どころだ。Jupiter は2024年にも比較の機能を持っていたが、各ブリッジの画面へ送る形で、削除を求める提案がフォーラムに出ていた (Solana Compass)。今回は同じ画面の中で資金を動かす。
手数料と、利用者が負うリスク
文書によると、いま Jupiter の手数料はかからず、ネットワークの手数料と各社の手数料を払う。「現時点では」という書き方で、ベータの後も無料が続くかは示されていない。推奨の最小額は Ethereum との間で10ドル、ほかは3ドルだ。
文書の注意書きは読んでおく価値がある。
- 見積もりは見込みで、届くまでに価格が動きうる
- 事業者が返金しても、払ったガス代は戻らない
- 更新がないまま24時間たつと、アプリは送金の追跡をやめる
- 別のネットワークのトークンを Solana のアドレスへ直接送ると、永久に失うことがある
- 各社は自社のコントラクトと監査を持つ。監査はバグのリスクを減らすが、なくしはしない
集約は比較を楽にするが、資金が通るのは各社のコントラクトのままだ。
次に見るもの
確認先は Jupiter の文書の Bridge のページだ。試用を促す抽選の期限の11月19日の後に、ベータの表示が外れるか、Jupiter の手数料の記載が変わるか、事業者が5社から増えるかを見る。
ことば
- ブリッジ — 別のブロックチェーンへ資産を移す仕組み。方式によって資金を預かる相手や速さが違い、過去には大きな流出の舞台にもなった。
- 集約 (アグリゲーター) — 複数の事業者の見積もりを1か所で比べる仕組み。Jupiter は Solana のトークン交換で知られ、同じ発想をブリッジへ広げた。
- NEAR Intents — 利用者が欲しい結果だけを示し、実行の手順は別の参加者が引き受ける方式。承認の手順を省ける代わりに、実行は別の参加者に任せる形になる。
🔗 一次ソース
