SNAPSHOT
BTC/USD$75,680-5.0%
ETH/USD$2,227.00-6.7%
Coinbase(perp)$137.33-7.7%
S&P 500(perp)7,367.50-4.2%
米テック100(perp)26,999.00-4.2%
日経225(perp)58,190-4.6%
EUR/USD(perp)1.1152-0.6%
USD/JPY(perp)158.320-0.0%
Gold(perp)$4,047.60-1.9%
WTI(perp)$90.47+1.3%
米10年金利4.84%-1.2%
BTCボラティリティ(BVIV)43.47+11.8%
審査状態: auto_collectedソース: collected_liveas-of 23:03 JSTパケットID: alt20_2026110623トップの市場価格は Hyperliquid 上の先物(perp)価格です(米10年金利は米財務省)
SNAPSHOT 2026-11-06 23:03 JST

Signal

📡 Signal|SBI と SC Ventures、暗号資産保険の Soter に出資

資金調達

暗号資産の保険を扱う Soter Insure が Series B の2回目のクローズを発表し、SBI と Standard Chartered 系の SC Ventures が加わった。銀行が足りないとみる引受の能力に資金が入る。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|SBI と SC Ventures、暗号資産保険の Soter に出資

暗号資産の保険を扱う Soter Insure は11月5日、Series B の2回目のクローズを発表した。Standard Chartered のイノベーション部門 SC Ventures と日本の SBI グループが戦略投資家として加わり、主導は Galaxy だ。Series A からの投資家 Token Bay Capital も追加で出資した。

Soter Insure プレスリリース (2026年11月5日) — 2回目のクローズ、Galaxy の主導、新規の投資家、商品と資金の使い道を確認prnewswire.com

暗号資産の損失を引き受ける保護は今も少ないと、Soter の創業者は CoinDesk に語る。銀行系の2社が加わったことで、銀行が暗号資産を扱ううえで欠けている部品のひとつに、資金が入る形になった。

額はリリースになく、報道は BTC と ETH を含む

リリースは調達額を明かしていない。CoinDesk によると、現金が約2,300万ドル (見出しでは2,350万ドル) で、これに500 BTC超と2,000 ETH が加わる。暗号資産の分は当時の価格で約4,300万ドルにあたり、Series B は合わせて約6,600万ドルになるという。

出資の一部が BTC と ETH で入る点は、商品の形と結びつく。Soter の保険は法定通貨だけでなく暗号資産建てでも組める。CoinDesk によると、自己の資産で引き受けるのは500万ドル、200 BTC、2,000 ETH までで、それを超える契約は他の保険会社と分け合う。契約の資金は規制下の保管業者のコールドストレージに分けて置く。

7月の1回目のクローズには、Galaxy のほか Coinbase Ventures、Franklin Templeton、Brevan Howard Digital が入っていた。暗号資産の取引所系、伝統的な運用会社、そして今回の銀行系と、出し手の顔ぶれが広がっている。

何を売っている会社か

商品は金融機関向けで、リリースによると次のものを扱う。

  • 役員賠償責任 (D&O) と専門職業賠償責任 (PI)
  • 犯罪 (Crime) と保管中の資産 (Specie) の補償
  • ステーキングの罰則 (Slashing) とスマートコントラクトの不具合の補償

本社はアブダビで、バミューダを拠点に事業を行い、ロンドン、ニューヨーク、ドバイに事務所を持つ。CoinDesk によると、バミューダの保険の免許を持ち、ドバイ金融サービス機構 (DFSA) の承認も得た。資金は引受の能力の拡大、引受と技術の強化、そして香港の拠点を含むアジア太平洋、欧州、米国への展開に使う。

創業者の Henson Orser 最高経営責任者は、銀行は他の分野で頼っているリスクの保護がなければ、デジタル資産の事業を広げられないと述べた。CoinDesk によると、同氏は盗難の補償の保険料が最近のハッキングを受けてやや上がっているとも語った。SC Ventures の Herve Francois 氏は、保険はデジタル資産の中で重要なのに見落とされがちな部分だと説明する。

銀行の暗号資産の事業にとっての意味

Standard Chartered は11月2日に香港で企業向けのトークン化預金を始めたばかりで、SBI も暗号資産の事業を国内外で持つ。銀行が保管や決済を手がけるなら、顧客と監督当局に損失時の手当てを説明する必要が出てくる。その説明に使える保険が足りるかどうかが、事業の広がりの上限になる。

もっとも、引受の能力は資金を入れればすぐ増えるものではない。保険料の算定に使える損失の統計はまだ短く、1件の大きな流出で全体の採算が崩れうる。保険料が上がっている局面は引き受ける側に有利だが、補償の上限と免責の条件が買い手の期待に合うかは別の問題になる。

次に見るもの

確認先は Soter の発表で、香港の拠点での引受の開始と、SBI や Standard Chartered との提携の具体化を見る。次の決算シーズンで銀行系の暗号資産の事業がリスクの管理として保険に触れるかも、需要の確かさを測る材料になる。

ことば

  • Series B のクローズ — 資金調達の段階の一つで、投資の受け入れを締める区切り。同じラウンドを複数回に分けて閉じることがあり、今回はその2回目にあたる。
  • 引受の能力 — 保険会社が1件あたり、また全体で引き受けられるリスクの大きさ。資本の量で上限が決まる。
  • コールドストレージ — 秘密鍵をインターネットから切り離して保管する方法。外部からの侵入の経路を減らせるが、出し入れには時間がかかる。

🔗 一次ソース

関連記事