SNAPSHOT
BTC/USD$72,753+5.2%
ETH/USD$2,313.74+2.6%
ADA/USD$0.1965+3.8%
NIGHT/USD$0.01953+3.2%
S&P 5007,641.16-0.9%
日経平均先物65,485-0.8%
DXY98.841+0.0%
USD/JPY158.973-0.4%
Gold$4,575.50+1.9%
WTI$86.29+0.5%
米10年金利4.696%+0.9%
VIX16.01+7.5%
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SNAPSHOT 2026-08-21 07:30 JST

Event Risk Radar

7/14週、市場が見る5つの先行指標

今週の結論。

7/14週は、CPIの数字だけを見る週ではない。原油高がインフレ、Fed、金利、AI株、暗号資産へ伝わるかを確認する週だ。

米国の月曜市場では、WTIが78ドル台、Brentが83ドル台へ急伸し、米10年債は4.62%、米2年債は4.26%まで上昇した。S&P 500は0.8%安、Nasdaqは1.6%安。市場はすでに「地政学」ではなく、「エネルギー高が金融条件を再び締めるか」を値付けし始めている。

1|確定イベント

  • 7/14 21:30 JST:BLS Consumer Price Index, June 2026 / Real Earnings。5月CPIは前月比+0.5%、前年比+4.2%、コアは前年比+2.9%だった。
  • 7/14 23:00 JST:Fed議長Kevin Warshの下院金融サービス委員会証言。半期金融政策報告を確認する。
  • 7/15 21:30 JST:BLS Producer Price Index, June 2026。5月PPIは最終需要が前月比+1.1%、前年比+6.5%、エネルギーが前月比+10.7%だった。
  • 7/15 23:00 JST:Warsh議長の上院銀行委員会証言。
  • 7/16 03:00 JST:Fed Beige Book。企業が需要、賃金、価格転嫁をどう報告しているかを見る。
  • 7/16 21:30 JST:Census Advance Retail Sales, June 2026。5月は前月比+0.9%だった。
  • 7/17 05:30 JST目安:Fed H.4.1。前週はTGAが約1,062億ドル減り、準備預金が約1,320億ドル増えた。この流動性改善が続くかを確認する。
  • 7/17 21:30 JST:BLS U.S. Import and Export Price Indexes, June 2026。
  • 7/17 22:15 JST:Fed Industrial Production and Capacity Utilization, June 2026。

Fed公式カレンダーでは、次回FOMCは7/28-29。今週は政策決定週ではなく、CPI・PPIと議会証言が7月FOMCの反応関数を組み替える週として扱う。

2|市場予想・織り込み

7/13の米財務省公式終値では、米2年債は4.26%、米10年債は4.62%。前営業日からそれぞれ4bp、6bp上昇した。短期だけでなく長期にも売りが出ており、原油高がインフレとタームプレミアムの両方へ伝わる形だ。

米月曜終値ではS&P 500が7,515.34で0.8%安、Nasdaq Compositeが25,873.18で1.6%安。VIXは17.15、WTIは78.24ドル、Brentは83.51ドル。DXYは101前後で、株安・金利高・原油高が同時進行した。

7/14 06:42 JST頃のCoinbase公開スポットでは、BTCは61,858.64ドル、ETHは1,752.48ドル、ADAは0.1558ドル。暗号資産は全面崩壊ではないが、BTC 60Kが再びマクロ境界線になっている。

今週の焦点は、CPIが高いか低いかだけではない。CPIとPPIが、月曜に上がった原油・金利を追認するのか、それとも「原油ショックは一時的」と市場を落ち着かせるのかだ。

3|未確認・報道ベース

  • 米国とイランの新たな軍事行動は主要報道で伝えられているが、攻撃範囲、継続期間、停戦状態は変化が速い。公式発表と複数報道が揃うまで断定しない。
  • Hormuzの実通航は、政治声明よりタンカー通航、保険料、運賃、Brent-WTI差で確認する。EIAは6月時点で実質的な閉鎖と通航制限を報告しているが、今週の運用状態は日々更新が必要だ。
  • 原油急騰がCPI・PPIへ出る時期にはラグがある。今週の6月統計が月曜の値動きを直接含むわけではない。
  • AI・半導体株の下落は、地政学そのものより金利上昇と高いバリュエーションへの感応度が大きい可能性がある。決算と金利反応を分けて見る。

4|価格に効く経路

  • Hormuz / 原油 → ガソリン・輸送費 → CPI / PPI → 米2年債・Fed織り込み
  • CPI / Warsh証言 → 政策金利見通し → DXY・Nasdaq・BTC
  • PPI / 輸入物価 → 企業マージン → AI・半導体・景気敏感株
  • 小売売上 / 鉱工業生産 / Beige Book → 需要の粘り → 米10年債・クレジット
  • H.4.1 / TGA / RRP → ドル流動性 → 株式・cryptoの下支え

5|先行指標 Watch

  • WTI 80ドル / Brent 85ドル:上抜けて定着するか
  • 米2年債 4.30%:CPI・証言後に越えるか
  • 米10年債 4.60%:4.6%台が一時的か、新しいレンジか
  • DXY 101:ドル高が金利上昇に追随するか
  • VIX 17:20へ近づくか、月曜の警戒が剥がれるか
  • Nasdaq:月曜1.6%安のあと、金利高でも下げ止まれるか
  • BTC 60K / ETH 1.7K / ADA 0.15:マクロ境界線を維持できるか
  • H.4.1のTGA・準備預金:前週の流動性改善が続くか

【今週の分岐】

Base scenario: CPIとPPIはインフレの粘りを示すが、再加速を決定づけない。原油は高止まり、米10年債は4.6%前後でもみ合い、NasdaqとBTCは荒いが重要ラインを維持する。

Risk scenario: CPI・PPIが強く、原油もWTI 80ドル、Brent 85ドルを越えて定着する。Warsh議長の証言も引き締め方向に受け止められ、米2年債は4.30%超、米10年債は4.6%台を切り上げる。Nasdaqの調整が続き、BTCは60Kを割る。

Alt scenario: CPI・PPIが予想以上に落ち着き、Warsh議長も追加引き締めを急がない。原油の月曜急騰が巻き戻され、金利が低下する。前週の流動性改善も続けば、NasdaqとBTCは早い反発に入る。

今週の見方。

7/14週は、CPI、PPI、Warsh証言、原油、米2年・10年債、そしてBTC 60Kを一本の伝播経路として見る。数字を一つずつ追うのではなく、エネルギー高が金融条件へ変換されるかを確認する週だ。

透明性メモ:

本稿は、日本時間2026年7月14日06:42時点で確認できるBLS、Census、Federal Reserve、U.S. Treasury、EIA、Coinbase公開データと主要市場報道をもとに作成した。市場価格、政策日程、軍事・地政学イベントは公開後に変動する可能性がある。未確認または報道ベースの材料は本文中で区別した。

一次ソース / 関連リンク

https://sition.jp

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