SNAPSHOT
BTC/USD$79,711+0.2%
ETH/USD$2,309.60+0.3%
Coinbase(perp)$159.41-1.0%
S&P 500(perp)7,680.70+0.7%
米テック100(perp)29,270.00+1.2%
日経225(perp)63,221+1.4%
EUR/USD(perp)1.1175-0.5%
USD/JPY(perp)157.650+0.6%
Gold(perp)$4,008.90+0.2%
WTI(perp)$100.73-0.1%
米10年金利5.00%0.0%
BTCボラティリティ(BVIV)40.06-1.1%
Review status: auto_collectedSource: collected_liveas-of 12:03 JSTPacket ID: alt20_2026102712Top-page market prices are Hyperliquid perpetual-futures prices (US 10Y from the U.S. Treasury).
SNAPSHOT 2026-10-27 12:03 JST

Signal

📡 Signal|BlackRock、SBI・Startale と JPYSC 連携の基本合意

SBI と Startale が BlackRock とトークン化 MMF と円建てステーブルコイン JPYSC の連携を検討する基本合意を結んだ。3 領域で検討するが、商品や時期はまだ決まっていない。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|BlackRock、SBI・Startale と JPYSC 連携の基本合意

SBIホールディングスとシンガポールの Startale Group は10月27日、米 BlackRock の 2 社 (BlackRock Financial Management とブラックロック・ジャパン) と基本合意書を結んだと発表した。ブロックチェーン上で発行されるマネー・マーケット・ファンド (トークン化 MMF) と、SBI グループの円建てステーブルコイン「JPYSC」をつなぐ可能性を、3 つの領域で検討する。

米資産運用大手の BlackRock が、日本の円建てステーブルコインとの接続を検討の俎上に載せた。まだ商品や時期の決まった話ではないが、円のオンチェーン金融に「受け皿となる運用商品」が加わる道筋が一つ示された。

第一報は27日の 速報 で伝えた。本稿は SBI ホールディングスの発表文から、何が決まり、何がまだ決まっていないかを拾う。

3 社が持ち寄るもの

発表文によると、各社の役割は次のように分かれる。

  • BlackRock — トークン化 MMF についてのグローバルな知見とネットワーク
  • SBI グループ — SBI グローバルアセットマネジメントをはじめとするグループ各社の金融サービスの顧客基盤と、規制対応のノウハウ
  • Startale — オンチェーン金融の技術基盤

この組み合わせで、「技術・インフラ」「事業・販売」「規制・市場整備」の 3 領域について、トークン化 MMF と JPYSC の連携の可能性を検討する。協業は国内外の金融機関や事業者を含む幅広い市場参加者に開かれたものだとしている。

発表文が明かしているのは検討の枠組みまでだ。どのファンドを、どのブロックチェーンで、いつ扱うかは書かれていない。基本合意は、事業化の約束ではなく検討を始める合意にあたる。

JPYSC と、まだ残る制度の課題

JPYSC は SBI グループが6月に提供を始めた信託型の円建てステーブルコインだ。北尾吉孝会長兼社長は今回の発表で、SBI グループが「国内で初めて信託型円建てステーブルコイン『JPYSC』を発行」したと述べている。The Block の6月の報道によると、発行は SBI 新生信託銀行、流通は暗号資産交換業者の SBI VC トレードが担い、資金移動業者が出す型のステーブルコインにある 1 回 100 万円の上限がかからない。一方で、規制と税の扱いが明確になるまで、利用は SBI VC トレードの口座の中に限られるとされていた。

発表文も課題を隠していない。資金決済法の改正でステーブルコインの法的な枠組みは整ったが、トークン化資産の普及やステーブルコインとの連携には「なお制度・実務面の課題が残されています」と書く。3 領域の一つに「規制・市場整備」を置いたのはそのためだ。

なぜ MMF とステーブルコインなのか

MMF は短期の国債などで運用し、現金に近い安全性で利回りを得る商品だ。ステーブルコインが「支払いに使うお金」なら、トークン化 MMF は「置いておく間に利回りが付くお金」にあたる。両方が同じブロックチェーンの上にあれば、ファンドの購入と解約の代金を、銀行の営業時間を待たずにその場で受け渡せる。

Startale の渡辺創太 CEO は発表で、米国では SEC を中心にトークン化とオンチェーン化の規制改革が急速に進んでいると述べ、JPYSC とトークン化 MMF の接続を「オンチェーン金融の基盤となる重要なピース」と位置づけた。BlackRock の Jonathan Steel マネージングディレクターも、トークン化が市場へのアクセスの拡大や効率の向上にどう貢献できるかを検討すると述べている。米国で進むトークン化の流れを、円の側でどう受け止めるかを探る合意だ。

次に見るもの

確認先は、SBI VC トレードの JPYSC の案内ページだ。利用が口座の中に限られている状態から、外部のブロックチェーン上での移転が認められるかどうかが、トークン化 MMF との接続の前提になる。SBI ホールディングスの次の四半期決算の説明資料で、3 社の検討に具体的なファンド名やチェーン名が出てくるかも見る。

ことば

  • トークン化 MMF — マネー・マーケット・ファンドの持ち分をブロックチェーン上のトークンとして発行したもの。短期の安全資産で運用しつつ、トークンとして 24 時間やり取りできる。
  • JPYSC — SBI 新生信託銀行が発行する信託型の円建てステーブルコイン。裏付け資産を信託銀行が管理する仕組みで、資金移動業者型の 100 万円上限がかからない。
  • 基本合意書 — 本契約の前に、協業の方向性と検討の範囲を確認する文書。具体的な条件は、その後の個別の契約で決まることが多い。

🔗 一次ソース

Related articles