SNAPSHOT
BTC/USD$79,924+0.3%
ETH/USD$2,316.80+0.6%
Coinbase(perp)$158.35+1.2%
S&P 500(perp)7,679.80+0.4%
米テック100(perp)29,408.00+1.2%
日経225(perp)63,572+1.8%
EUR/USD(perp)1.1148-0.3%
USD/JPY(perp)157.800+0.3%
Gold(perp)$4,030.70+0.9%
WTI(perp)$101.78+0.0%
米10年金利5.00%0.0%
BTCボラティリティ(BVIV)39.98-1.3%
Review status: auto_collectedSource: collected_liveas-of 23:03 JSTPacket ID: alt20_2026102723Top-page market prices are Hyperliquid perpetual-futures prices (US 10Y from the U.S. Treasury).
SNAPSHOT 2026-10-27 23:03 JST

Signal

📡 Signal|Ripple、BNY と Robinhood で RLUSD の受け皿を拡大

Ripple が同じ日に BNY と Robinhood との提携を発表。BNY は XRP と RLUSD の保管に対応し、Robinhood は RLUSD を個人と機関の取引に組み込む。前日の信託銀行承認と合わせ、約 25 億ドルの RLUSD の受け皿が広がった。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|Ripple、BNY と Robinhood で RLUSD の受け皿を拡大

Ripple は10月27日、米大手カストディ銀行 BNY との協業拡大と、米証券アプリ Robinhood との提携を相次いで発表した。BNY は自社の暗号資産カストディで XRP とドル建てステーブルコイン RLUSD の保管に対応し、Robinhood は RLUSD を個人向けと機関向けの両方の取引に組み込む。

Ripple の発表「Ripple Expands Collaboration with BNY Across Custody and Tokenized Trade Finance」(10月27日) — BNY の XRP・RLUSD 保管対応、準備金の主たるカストディアン、発行・償還は承認待ち、C2FO との検討、RLUSD 約 25 億ドルを確認Ripple

前日の26日には、Ripple が米通貨監督庁 (OCC) から信託銀行の最終承認を得ている。準備金を預ける銀行、保管する銀行、個人が触れる証券アプリ。RLUSD の受け皿が 2 日で 3 方向に広がった。

信託銀行の承認は10月27日の記事で伝えた。本稿は同日に出た Ripple の 2 本の発表文から、それぞれが何を始め、何がまだ「予定」なのかを分ける。

BNY は何を預かるのか

発表によると、BNY は Digital Asset Custody (暗号資産の保管サービス) で XRP と RLUSD に対応した。適格な顧客が、BNY の既存の統制と管理の枠組みの中で、両資産を保管・保有・移転できる。

BNY と Ripple の関係はもともと深い。BNY は RLUSD の準備金の主たるカストディアンで、Ripple の機関向け取引サービス Ripple Prime ともカストディの関係を持つ。今回は、準備金を預かる側から、RLUSD そのものと XRP を顧客のために預かる側にも入ったことになる。

予定の段階のものもある。XRP Ledger (XRPL) で発行されるトークン化資産や投資商品への対応の拡大と、BNY の顧客が BNY を通じて RLUSD を直接発行・償還できるようにすること。この 2 つは、BNY の最終判断と規制当局の承認を条件にしている。

貿易金融を XRPL へ

もう 1 本の柱は、貿易金融のトークン化だ。売掛債権のような既存の資産をチェーン上で表す取り組みで、両社は顧客の要件を見ながら XRPL で進める。最初の一歩として、運転資金の取引プラットフォーム C2FO とサプライチェーン・ファイナンスの取り組みを検討しており、この資産クラスへの投資家の入り口を広げることを狙う。

C2FO の Ragui Selwanes 氏 (米州担当の社長兼 COO) は、承認済みの売掛債権を資金化する新しい形が、資本へのアクセスを広げうるとコメントした。いまの段階は「検討」で、取引の開始や規模は示されていない。

Robinhood には、個人と機関の両方の入り口

Robinhood との提携は範囲が広い。発表で確認できる中身は次のとおりだ。

  • RLUSD: Robinhood のデジタル資産の事業全体で主要なステーブルコインの 1 つにする。Robinhood Chain と Bitstamp by Robinhood ではすでに稼働しており、Robinhood のアプリへの導入は年内の見込み
  • 機関の決済: Robinhood は Bitstamp by Robinhood を通じた機関向けの決済に、XRPL 上の RLUSD を使う
  • Ripple Treasury: Robinhood が世界の資金管理 (現金と流動性の管理、資金繰り予測、支払い、リスク管理、グループ内の相殺) に導入する
  • Ripple Prime: Bitstamp by Robinhood に約 20 の暗号資産の貸し付けと証拠金の融資を提供し、Ripple Prime の顧客は Bitstamp の現物取引に入れる。Bitstamp での永久先物の取引も年内に支える

Robinhood の Johann Kerbrat 氏 (暗号資産・国際部門の責任者) は「ステーブルコインを前に進めるのは実用性だ」と述べた。Robinhood の入金済みの顧客は世界で 2,860 万人にのぼる。

ステーブルコインの勢力図のなかで

数字で位置を見ておく。Ripple は同日の 2 本の発表で、RLUSD の時価総額を「約 25 億ドル」「24 億ドル超」と書いた。同じ発表が示すステーブルコイン全体の供給量は 3,000 億ドル超で、RLUSD の比率は 1% に届かない。2024年12月に始まった RLUSD は、ステーブルコインのなかでは後発だ。

後発のステーブルコインが規模を取りにいく道は、取引所での売買より、使われる場所を先に押さえることにある。今回 Ripple が組んだのは、準備金を守る銀行 (OCC の信託銀行)、機関の資産を預かる銀行 (BNY)、個人が日常で使う証券アプリ (Robinhood) だった。ビットコインやイーサリアムが資産として広がったのとは違い、ステーブルコインは「どこで払えるか、どこに預けられるか」で広がる。

次に見るもの

確認先は 3 つある。Robinhood のアプリに RLUSD が実際に並ぶ日 (Ripple は「年内」としている)。Ripple が毎月公表する RLUSD の第三者による証明 (attestation) で、時価総額が 25 億ドルからどれだけ動くか。そして BNY の発表で、RLUSD の直接の発行・償還が規制当局の承認を得て始まるかどうかだ。3 つ目が実現すれば、BNY の顧客は取引所を通さずに銀行の窓口で RLUSD を出し入れできるようになる。

ことば

  • カストディ — 顧客に代わって資産を保管・管理する業務。暗号資産では、秘密鍵の管理と、資産の移転の統制が中心になる。
  • 発行・償還 (mint / redeem) — ステーブルコインを、ドルを払い込んで新たに作り、ドルに戻して消すこと。発行体や認められた窓口を通じて行う。
  • 永久先物 (perps) — 満期のない先物。ファンディングレートと呼ぶ定期的な支払いで、価格が現物から大きく離れないよう調整される。

🔗 一次ソース

Related articles