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SNAPSHOT 2026-11-03 23:03 JST

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📡 Signal|Apple、7〜9月期の研究開発費が約32%増の117億ドルに

売上1,144.77億ドル・純利益307.11億ドル。研究開発費は117.30億ドルで約32%増え、10-KはAIを含むインフラ費用を理由に挙げた。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|Apple、7〜9月期の研究開発費が約32%増の117億ドルに

Apple は 11 月 2 日、2026 年度第 4 四半期 (7〜9 月) の純利益が 307.11 億ドルと前年同期から 12% 増えたと発表した。売上高は 1,144.77 億ドルで同じく 12% 増、1 株あたり利益は 2.10 ドルで 14% 増。2026 年度通期の売上は 4,788.34 億ドルと過去最高になった。

数字の中で目を引くのは、利益の伸びより費用の伸びだ。研究開発費は 117.30 億ドルで、前年同期の 88.66 億ドルから約 32% 増えた。売上の伸びの 2.5 倍を超える速さで、Apple は開発にお金を積んでいる。もう一つは関税の還付で、粗利益率と 1 株利益の両方を押し上げた。

第一報は 速報 で伝えた。本稿は SEC に出た決算発表と損益計算書から、12% の内訳を読む。

12% 増の中身

決算発表の損益計算書によると、7〜9 月期の主な数字は次のとおりだ。

  • 売上高: 1,144.77 億ドル (前年同期 1,024.66 億ドル・12% 増)
  • 製品: 829.04 億ドル (12% 増) / サービス: 315.73 億ドル (10% 増・過去最高)
  • iPhone: 575.83 億ドル (17% 増・7〜9 月期として過去最高)
  • Mac: 107.92 億ドル (24% 増) / iPad: 62.29 億ドル (10% 減) / ウェアラブル・ホーム・アクセサリー: 83.00 億ドル (8% 減)
  • 純利益: 307.11 億ドル (前年同期 274.66 億ドル・12% 増)

粗利益率は 47.9% で、Apple はこのうち約 1 ポイントが関税の還付によるものだとしている。1 株利益 2.10 ドルのうち 0.05 ドルも還付の寄与だ。還付を除いた粗利益率はおよそ 47% 前後になり、前年同期の 47.2% (粗利益 483.41 億ドル ÷ 売上 1,024.66 億ドル) と大きくは変わらない。

研究開発費 32% 増が示すもの

費用の側では、研究開発費が 117.30 億ドルと前年同期の 88.66 億ドルから約 32% 増えた。販売・一般管理費は 6% 増にとどまる。通期では研究開発費が 457.65 億ドルで、前年度の 345.50 億ドルから 32% 増えた。前年度の伸びは 10% だったので、伸び率は 3 倍になっている。売上に占める比率も 8% から 10% に上がった。

理由は、11 月 3 日に SEC に出た年次報告書 (Form 10-K) に書かれている。研究開発費の増加は主に、AI への投資を含むインフラ関連の費用と、人員関連の費用によるものだという。同じ報告書は、製品の粗利益率が上がった理由に製品構成と関税の還付を挙げ、メモリーなどの費用の上昇がそれを一部打ち消したとしている。

ジョン・ターナス最高経営責任者は決算発表で、新しい iPhone Duo や iPhone 18 Pro に加えて「まったく新しい Siri AI」を年末商戦に向けた製品群の柱に挙げた。売上の伸びを上回る速さで開発費を積む決算は、AI に向けた投資の重さを、Apple 自身の損益で示している。

地域: 中華圏 21% 増、日本は減少

地域別では、中華圏が 175.39 億ドルで前年同期から 21% 増えた。米州は 10% 増、欧州は 12% 増。日本は 65.40 億ドルで、前年同期の 66.36 億ドルから約 1% 減った。主要 5 地域のうち、前年を下回ったのは日本だけだ。

次に見るもの

次の確認先は、例年 1 月末に出る 2027 年度第 1 四半期 (10〜12 月) の決算だ。新しい Siri を載せた年末商戦の iPhone の売上と、研究開発費の 30% 台の伸びが続くかが、そこで見える。もう一つは、10-K がリスク要因として書いた関税の行方で、関税が撤回された場合に還付を請求・回収できない可能性があると Apple 自身が記している。還付が今期の粗利益率の約 1 ポイントを支えている以上、この一文は次の四半期の利益率に直結する。

ことば

  • 粗利益率 — 売上から製品やサービスの原価を引いた粗利益の、売上に対する比率。Apple の今期は 47.9% で、うち約 1 ポイントが関税の還付による。
  • 関税の還付 — 支払った輸入関税の一部が後から戻ってくること。今期の Apple では、粗利益率を約 1 ポイント、1 株利益を 0.05 ドル押し上げた。
  • 研究開発費 — 新しい製品や技術を開発するための費用。Apple の 7〜9 月期は 117.30 億ドルで、売上の約 10% にあたる。

🔗 一次ソース

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