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SNAPSHOT 2026-11-08 07:30 JST

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📡 Signal|ジョージア州下院154区、取り込み漏れのメモリーカードで当落逆転

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|ジョージア州下院154区、取り込み漏れのメモリーカードで当落逆転

米ジョージア州の州務長官室は11月6日、セミノール郡で選挙当日の結果が入ったメモリーカード1枚が、郡の集計システムに取り込まれていなかったと発表した。取り込み後、州下院154区は現職の共和党ジェラルド・グリーン氏が民主党ハリー・ジェームズ氏を逆転し、州の開票結果ページでは 10,193 票対 9,932 票になっている。

X では「消えていたメモリーカードが選挙をひっくり返した」とする投稿が広がり、不正を疑う声も出ている。州の記録で確かめられることと、まだ誰も答えていないことは、はっきり分かれる。郡の認定期限は米国時間11月9日(月)で、数字はまだ確定していない。

州の照合で見つかった「388」の差

見つけたのは郡ではなく州だった。州務長官室は選挙後の定例チェックで、セミノール郡の投票所で受付を済ませた人数が、集計された票数より約388多いことに気づいた。州が郡に知らせ、郡の選挙管理委員会が調べた結果、選挙結果を記録したメモリーカード1枚が集計システムに入っていなかった。

発表によれば、グリーン氏は発見前に100票未満の差で負けていた (報道では58票差)。カードの結果を加えると262票のリードになった。11月8日時点の州の開票結果ページでは差は261票で、発表の数字と1票ずれている。認定前の暫定値なので、このくらいの動きは起こりうる。

388はカードに入っていた票の数ではない。受付の人数と票数の差であり、カードに何票入っていたかは公表されていない。

「不正では」という声と、記録で言えること

疑う声の中身は主に二つある。一つは、選挙の夜に抜けていたカードが数日後に出てきて結果を変えたのは不自然ではないか、というもの。もう一つは、同じことがほかの郡や選挙区でも起きていて、誰も気づいていないのではないか、というものだ。

州の記録から言えることは三つある。

  • 見つけたきっかけは、受付の人数と票数を突き合わせる照合だった。どちらの候補が勝つかとは関係なく、数が合わないことを拾う仕組みだ
  • カードの票が加わった向きは、郡の傾向と合っている。セミノール郡はグリーン氏の地盤で、州のページでは郡内 2,019 票対 858 票 (約7割)
  • 154区は9郡にまたがり、残り8郡の集計は今回の件で動いていない

一方で、まだ答えが出ていないこともある。カードがなぜ見落とされたのか、決められた手順が守られていたのか、カードに何票入っていたのか。州務長官室の調査は、見落としの経緯・手順の順守・再発防止策を調べると発表している。ラフェンスパーガー長官は「この見落としは数字を動かしただけでなく、誰がリードしているかを変えた。容認できない」と述べた。

二つ目の疑問、ほかにもあるのではないかという問いには、今回の件そのものが手がかりになる。受付の人数と票数の照合は選挙後の確認の一部として行われ、同じ規模の取り込み漏れがあれば、同じ方法で数の差として表に出る。照合で数が合っている郡では、カード1枚分の票が丸ごと抜けている可能性は低い。ただし、照合がどこまで細かい単位で行われているかは、州の調査結果で確かめる必要がある。

2020年にも起きていた取り込み漏れ

ジョージア州でメモリーカードの取り込み漏れが見つかるのは初めてではない。州務長官室は2021年2月、2020年の総選挙でメモリーカード1枚・293票を取り込まなかったとして、ダグラス郡の選挙管理委員会の関係者を州司法長官に送致したと発表している。2020年には大統領選の手作業の監査でも、複数の郡で取り込まれていないカードが見つかった。

違いは、今回は当落そのものが入れ替わった点にある。紙の投票用紙と受付記録の照合があるから見つかった。一方で、郡自身の確認をすり抜け、暫定結果が出たあとで州の照合に拾われた。仕組みは働いたが、その一歩手前で止まるはずのものが止まらなかった。

州下院の多数派への波及

この1議席は、来年1月の州下院の構図に直接かかわる。報道によれば、グリーン氏のリードが保たれると民主党は180議席中92議席で、過半数の91を1つ上回るだけになる。民主党が州下院の多数派を握るのは2005年以来になる。12月1日には別の選挙区で共和党現職と民主党候補の決選投票もあり、余裕は1議席か2議席かで動く。

制度への信頼は、結果そのものより、数字がどこで照合され、どこで食い違いが拾われたかで決まる。今回、食い違いを拾ったのは州の照合で、拾えなかったのは郡の手順だった。調査結果で最初に確かめるべきなのはこの一点だ。

次に見るもの

  • 米国時間11月9日(月) — セミノール郡が結果を認定するか。州の開票結果ページの154区の数字が、認定後の確定値になる
  • 州務長官室の発表ページ — カードが見落とされた経緯、手順違反の有無、再発防止策の調査結果
  • 12月1日 — 州下院の別の選挙区の決選投票。民主党の多数派の余裕が1議席か2議席かが決まる

ことば

  • メモリーカード — 投票所のスキャナーが読み取った票の集計結果を記録する媒体。郡の集計システムへ取り込んで、はじめて開票結果に反映される。今回は1枚がこの工程から漏れていた。
  • 認定 (certification) — 郡が暫定の開票結果を正式な結果として確定させる手続き。期限までに郡が行い、その後に州が全体を確定させる。今回は期限の3日前に数字が動いた。
  • 受付と票数の照合 — 投票所で受付を済ませた人数と、集計された票の数を突き合わせる確認。数が合わなければ、取り込み漏れや二重計上を疑う手がかりになる。

🔗 一次ソース

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